マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

2007年参院選

2007-07-30 04:46:42 | Weblog
 ずっとテレビで選挙報道を見ていて、些か疲れ気味である。民主党の大躍進、自民党の大敗、結果与党の過半数割れ。中川幹事長は「すべて私の責任」として辞表を出した。自民党にとっては逆風選挙と言われ、事前の世論調査でも民主党の圧勝が予想されていた。まっ、民主党が勝ったというより、自民党が負けた選挙と言う感じだ。それで、中川幹事長の責任だけでかたづけられても、かえって軽い気がしてならない。自民党が敗れるだけの理由は、もう有権者の知るところなのだから。

 選挙で私が思い出すのは、高校時代のクラス委員の選挙だ。何故か高校時代は、ずっと私がクラスの委員長をしていたのだが、私はと言えばその特権を利用し、席替えがあれば自分は窓際の一番後ろの席を確保し、後は残りの席を売ったりしていた。結構、好き勝手にできたので居心地が良かったのだが、ある時そんな私の横暴に堪りかねてか、委員長に立候補する者が現れた。クラスには42名いるのだが、結果は21対21になった。それで担任が「じゃあ私の一票で決めよう」と言う事になったのだが、結果は私の敗北である。選挙と言うより、これでは露骨な任命だ。よほど私は担任にウケが悪かったんだろうな。

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1 コメント

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一抹の不安 (Uですが…)
2007-07-30 16:30:36
貴殿は面がワレてるし、広告媒体の選挙番組などもあるだろうし…とかくイデオロギーにまつわることは書きづらいかと、お察し申し上げます。
私の家では、娘の女祝い(?)と民主圧勝という出来事が重なり、女房はお祭り騒ぎでしたよ。

実は、私は有権者になってからというもの自民党には投票したことがない。が、今回の選挙は何かやりきれないもどかしさを感じている。
多分、自民の自滅という主因に輪をかけて、民主の「生活が第一」という大衆に媚びたスローガンが妙に鼻についたからだと思う。

現在の内閣には父権がない。
自民党は、けしからん。と言われたらまず誤る。出処進退の潔さを尊ぶ。そんな政治家の父なる尊厳に欠けるから落っこちたのだ。
そこで大衆に問う。やれ年金問題だ、弱者切捨てだと失政こそ敗因だと報道するマスコミも困ったものだが、政治家の選挙とは、大衆や民意の代弁者を求めるものではないのだ。
日本国家を代表する、良識と父権を備えたリーダーを選出するものなのだ。

戦後60年を経てもなお、日本は父権をアメリカに委ねている。権力の中枢にあるのは武力といっても過言ではない。しかしながら武力と暴力を同列に考えるような稚拙な民意に踊される政治家がいては困る。
私は、基本的には護憲派だが、自衛における交戦権をも持たないという非現実的な憲法には疑問を持っている。
多極化が進む世界情勢において、今こそ日本は独立国の父権が必要なのだ。父権なき国家においては、いかに対処療法を駆使しようとも、現存する社会問題のほとんどは野放しとなる。改革などどこ吹く風か。。

民主党は政権を担えるか?「生活第一」とは選挙のためのリップサービスであって欲しい。大衆とは永遠に成長しないのだから。
自由とか個性とか民主主義だとか、未成年に媚を売って楽をする。面倒だからと見て見ぬ振りする。それが大人の世界だと経済一辺倒にしがみつく輩が闊歩する世の中、本気でやり直せるのか??
おい、どこの党でもいいから、親父出てこいや!

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