流石にお家芸

（写真は世界陸上INベルリン公式ホームページ選手プロフィールより）

　『世界陸上ＩＮベルリン』女子マラソンで尾崎好美選手がやってくれた。マラソンはゴールデンタイムでの生放送だ。凄い視聴率だろうな。何せ日本人選手がメダル争いをしていたんだから。しかも日曜日の放送だ。裏は強いが、絶対に３０％は越しているだろうな？

　それにしても、緊張したレースだった。わ、私はだが、緊張して見ていた。３０キロ過ぎで４人に絞られ、その中に尾崎選手も含まれている。４人の中からこぼれないでくれと思って見ていたので、３５キロ過ぎにメダル圏内の３人に絞られるまではドキドキものだった。

　後は出来るだけ値段の高そうな色のメダルをと思って見ていたのだが、４０キロ過ぎに中国の白雪選手と一騎打ちになった。テレビを見ながら思っていたのは、ドリンク置き場の白雪選手のドリンクを、白雪だけに毒入りのリンゴジュースに変えたい気分だったが…。

　最後の最後で力尽きた尾崎選手、結果は銀だが銀と言うのはもちろん嬉しいのだが、少し残念な気持ちも…。『悲喜こもごも』と言う言葉があるが、悲２喜８くらいの割合で複雑さも感じてしまう。北京五輪の、体操個人総合銀の内村選手の時と同じ様な感じかな！？

　でも、大手を振って喜べる金ではないが、明日へのステップも感じることのできる銀でもいいなと、レースが終わってからはそう思ってしまった。それに尾崎選手の銀は、コーチの山下佐知子監督もこの世界陸上で取った同じ色のメダルだ。お揃いでいいんじゃない？

　山下監督と言えば、解説の増田明美さんが、レース後に、「山下さんは、私と同じで晩婚なんですよね！？」と言っている。誰も聞いていないと思ったのだが、晩婚って結婚の事だ。け、結婚って、増田さん結婚していたの？それは、それは…尾崎選手共々おめでとう。