モーニングカット

昨日はパンツを買った。
パンツと言ってもズボンの事だ。
店員さんがパンツと言っているので、私もパンツと言ってはいるがずっと違和感があった。
肌着のパンツもパンツだからだ。
たぶんこのパンツとパンツの、使い分け出来ない表現で困った事があるのは…私だけではないはず（笑）。
女性はいいよね？
パンツはパンティーで、パンツはパンツなんだから。
それだけの事だが（苦笑）。
でもここ２年ほど私は、肌着の方のパンツはクロスウォーカーしか買わないので、ズボンの方はすんなりパンツと言う表現が出来るようになった。
例えばパンツは、「あのクロスウォーカーは洗ったっけ？」と言う様な表現をしているからだ。

ところで昨日は、赤坂で広告代理店の人と打ち合わせがあった。
向かっている途中に先方から、「打ち合わせ時間を１時間遅らせてもらえないですか？」と言う連絡が入った。
「わかりました」と答えている内に、着いてしまった。
１時間半ほど時間ができた。
それでブラついていたら、衣料品が安く売っているお店を見つけた。
私は衣料品を買うお店は、だいたい３店舗で決まっている。
でもこのお店の品物は、安い割に質もデザインも悪くなさそうなのでパンツを一枚買う事にした。
「裾を詰めるのにどのくらいかかります？」と訊いたら、「だいたい４０分程頂ければ」と言っている。
それだと、打ち合わせが始まる時間にも十分に間に合う。

私はパンツの裾詰めは、靴を脱いで後ろ側の裾がちょうど床に付くくらいで合わせる。
その時は、ちゃんとベルトもする。　
前は手で押さえていたが、これだと必ず長めに仕上がってしまい２度手間になるからだ。
そして私の裾詰めは、モーニングカットにしている。
いわゆる前の方が１センチ短く詰めてもらうやり方だ。
ジーンズだと、１．５センチ前を短くしている。
足元が綺麗に見えるので、数年前からずっとこの詰め方だ。
店員さんにピンで留めてもらっている時に、「前が１センチ短いモーニングカットにして下さい」と言ったら、「それでしたら、５０分ほどお時間かかりますがよろしいですか？」と言うので、「いいですよ」と言ってカードで支払いを済ませお店を出た。
待っている間は、コンビニで雑誌を買い喫茶店に入って時間をつぶしていた。

時間が来たので、お店まで行くと仕上がったパンツが既にレジのところに置かれてあった。
店員さんから、「履いてお試しになりますか？」と言われたのだが、時計を見たら打ち合わせの時間２０分前になっていたので、「結構です」と言って包まれたパンツを持ってお店を出た。
…で、先ほど家に着いて履いてみたのだが何か変だ。
前に異様な弛みが出来ている。
写真ではわかりづらいと思うが、写真下の部分がパンツの前の部分だ。
前の方が１センチ長くなっている。
逆モーニングカットだ。
どうしようと思ったが、どうもこうもない。
また明日…もう今日か？
赤坂までこのパンツを持って行って直してもらうしかない。
面倒くさいな～もう（涙）。