マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

三つ子のたましい『ボクの最初の夢』

2014-02-06 00:01:07 | Weblog
タイトルの夢は寝ている時に見る夢の話で、ボクが三才の頃に将来の夢を持ったと言う話ではない。
某出版者の編集者からブログで、「50年前の日記を書いてみて下さい」と頼まれたので書き始めたのが、『三つ子のたましい』シリーズだ。
現在ボクは54歳だから4才前後の話と言う事になる。
今日で4話目だ。

ボクは今でこそ激睡(爆睡)タイプの人間だが、子供の頃は普通の子供に比べ絶対的に寝ていなかったはずだ。
ボクの通った幼稚園では、1日に2度お昼寝の時間があったのだがボクはそのお昼寝の時間にも寝た事はなかった。
まず昼食後に机の上で腕を組みそこに顔を乗せて眠るお昼寝があった。
そんなお昼寝では、とてもじゃないが眠れないのに爆睡している園児も多かった。
2度目のお昼寝は3時のおやつを食べた後にある。
これはバス通園をしている園児だけで、布団をしいて毛布を被って寝る本格的なお昼寝だ。
バスの時間が夕方の5時くらいなので2時間弱眠る事になる。
その時間はみんな見事に寝ているのだが、ボクと信夫くんと言うお友達だけは眠る事が出来ず、いつも毛布をちぎってはそれを、「せ~の」で上に吹いて飛ばし遅く落ちて来た方が勝ちと言うゲームをしていたので、そのお昼寝の時間も眠った事は1度もなかった。
「夜は8時には寝なさい」と言う幼稚園からの指示があったので、家でも無理矢理眠らされるのだが、8時なんてボクにとっては宵の口で布団の中に入っても眠る事など全然出来なかった。
だからボクはいつも絵本を隠し持って布団に入ってから読んで(見て)いたものだ。
ある日、起きたら突然前日の事を思い出した。
当時はスクールバスなどはなく、ボク達が通園に使っていたのは路線バス。
その帰りのバスに乗ったら、バスの上の部分が無く空が見えている。
驚いたボクはバスの座席に座り、『こんなバスもあるんだ』と思いながら上に見える空ばかり見ていたのである。
この珍しいバスに乗った事を母に話すと、母は笑いながら、「それは夢を見たのよ?」と教えてくれた。
夢を知らないボクは、「夢って何?」と母に聞くのだが、母は、「夢は眠っている時に見るもの」としか答えてくれないのだが、ボクは納得していないのに頷いていた。
今のボクが園児に同じように聞かれても、母と同じようにしか答える事はできないからそれはそれで仕方がないのだが、このオープンバスに乗った夢がボクの初めて見た夢と言う事になる。
実際には覚えている初めて見た夢と言うのが正しいのだが、それはどうでもいい事だ。
…と言うか、それ以前にこんな夢の話すらどうでもいい事なのだが!?


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