マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

学生街の喫茶店

2006-11-14 00:14:10 | Weblog
 このタイトルの『学生街の喫茶店』は、『ガロ』の楽曲名である。『ガロ』と言えば、若くない方(!)ならご存じかとは思うが、往年のフォークグループ、『ガロ』のことである。今日、私と同世代のプロデューサーと、昔の話で盛り上がった。テーマは、『子供の頃、一番最初に買ったレコードは何?』というものだ。

 そのプロデューサーは『ビートルズ』と答えた。私は「ウッソデ~ッ、英語の“いろは”もわかんねぇ~ガキが、『ビートルズ』から入るなんてことはないでしょう?」と言うと、そのプロデューサーは、「本当だって!中学生の姉に散々聴かされ好きになってしまい、その姉の持っていないビートルズを、レコード屋で探しまくって買ったのが最初」と、まるで子供が駄々をこねるように言うので、私は無理矢理納得させられてしまった。それにしても、ませたガキだ。

 今度は私の答える番だ。私は『ガロ』の『学生街の喫茶店』と答えたら、そのプロデューサーは何故か大笑いだ。『このガキが!』と言わんばかりにだ。お返しをしたつもりなんだろう。「小学生の頃なんて、そんなもんでしょう?」と私は些かふて腐れ気味だ。…で、私が、「じゃあ、日本のアーティストでは誰だったんですか?」と言うと、そのプロデューサー、『アグネス・チャン』の『草原の輝き』 と言うので、私は更に2倍返しの大笑いだ。大笑いしている時に、プロデューサーが、「あっ、彼女は香港人だった」と言うので、いきなり笑いから覚めてしまった。そんな子供みたいなやりとりをして帰って来たのだが、帰りながら『“香港人”というのも何か変な感じだな?』と思ったりなんかして…。

 自宅に着いて、あらためて『ガロ』が懐かしくなってしまった。早速、『You Tube』で検索である。『学生街の喫茶店』で入力した。出てきた、出てきた、『学生街の喫茶店』だ。2つ出てきた。感慨深げにクリックである。…が、画面はカラオケボックス内のモニターに写された『ガロ』である。『何なんだ、コレは?』と思っていたら、字幕に合わせて歌い始めたのは、おばさんである。

 『こら~~~っ、自分の歌っている歌なんか、投稿するな~~~っ』と心の中で、目一杯の悲痛な叫びである。あぶなく通しで聴いてしまうところだった。それにしても、『やるな~おばさん』だ。見事に、『ガロ』のイメージを壊してくれている。まっ、おばさんだからな、やるんだろうな、こういう事って。もう片方の『学生街の喫茶店』を、恐る恐るクリックしたのだが、こちらは本物(!)だった。懐かしく聴き入ってしまった。それにしても、この本物の映像が無かったら、むかついたまんまだっただろうな~っ、どこぞの誰だかわからんおばさんに…。

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