マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

分室

2008-04-24 17:03:53 | Weblog
 昨年10月改変期あたりから、社内の人口密度が増えて来ているのは感じていたのだが、今年になってからはそれが感じではなく実際に手狭になって来たのを実感した。会社の引っ越しも考えないわけではなかったが、ここ六本木となると理想的なオフィス物件などそうそうにあるものでもない。

 今月4月になってからは、出社すると私の席がアルバイトスタッフで埋められているほどだ。仕方なくソファーで仕事をしていたり、近所にある制作会社のA社やS社、J社に遊び(営業!)に行ったりしていた。それがかえって有意義な時間でもあったので良かったのだが、だからと言ってこのままではどうしようもない。

 それで分室を借りる事になった。借りる事に決まったのは遊びに行っていたJ社と同じビルだ。もちろんフロア階は違う。来週28日が契約で、借りるのは5月1日からだ。今日は、その契約に必要な謄本やら印鑑証明書を取るために、区役所やら港区にある法務局へと足を運んでいたのである。

 港区の法務局は地下一階に申請するところがあるのだが、入り口を入ってから右側の階段に行く途中に無意味な柱が立っている。構造上必要な柱なのだろうが、はっきり言って邪魔だ。会社謄本と印鑑証明書を取得し、地下一階から一階フロアに上がって来たところで、入り口から入ってきた初老の男性がその柱にぶつかった。

 「痛ってぇ~っ」と言って頭を押さえているので、可笑しくなって笑いを堪えていたら、その男性2~3歩進んでいきなり倒れ込んでしまったのだ。すれ違い様だったので、私は腕を支えて、「大丈夫ですか?」と言ったのだが、「大丈夫、大丈夫です!」と言って、私の腕を振り払い立ち上がって歩き出したのである。

 本当に大丈夫なのかな~と思いながら、私はその場で立ち止まりその人の事を視線で追っていたのだが、階段を下りるところでまたふらつき壁にもたれかかっている。私は駆け寄って再び、「本当に大丈夫ですか?」と言ったら、「大丈夫だと言っているだろう!」と…怒鳴られた。もう知らない。今度倒れたら誰かが助けるだろう。無責任?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿