花火鑑賞士

　『花火師』ではないのだ。『花火鑑賞士』なのである。凄い資格だと思う。そして今年は凄い人気らしい。これは、秋田県大仙市大曲のＮＰＯ法人が創設した認定資格で、花火の歴史や製造、打ち上げに関する知識があり、楽しみ方や玉名の判別法にも詳しいことが合格の条件だとか？合格率は平均約９割と高く、過去３回の試験で計２００人の花火鑑賞士が誕生したという。

　以上、河北新報の記事からなのだが、落ちてしまった１割の方は、今後純粋に花火を楽しむ事が出来るのだろうか？花火を見るだけなのに卑屈になってしまわない（笑）？逆に合格した『花火鑑賞士』とは、一緒に花火は見たくはないな。静かに楽しみたい花火なのに、隣で花火のうんちく語られてもという気はするし…。

　それにしても、これは今までにない、正に真逆の発想だ。私は、スポーツ観戦が大好きだから、どこかの団体が『スポーツ鑑賞士』なる認定資格を作ってくんないかな？あと、『映画鑑賞士』とか『芝居鑑賞士』なんてのもあってもいいな。それに、私の会社の近くには、犬のペットショップがあるのだが、そこで、よく見かけるお嬢さん。あなたには『ペット鑑賞士』をあげてもいいし、私の先輩はストリップが大好きだから、『ストリップ鑑賞士』をあげてもいい。それに…やめた、キリがない。

　あっ、でも、これだけは、某元教授に差し上げたい。『女子高生鑑賞士』だ。あるいは、そのお方、セーラー服もお好きなようなので、『女子高生制服鑑賞士』でもいいかな？そのかわり、これは女子高生のスカートの中を覗くのもダメだし、さわるのも、もちろん絶対にダメ。だったらいらないって？

　でも、これって、これからのお仕事のヒントには…ならない？だって、こんな看板でも自ら背負って、アダルトな世界にでも入っていかない限り、流石に次のお仕事はないんじゃないの？２度あることは３度あるっていうけど、その３度目までやってしまったわけだしね。世間の人達は、もうみんな呆れ返っているのだから…。