いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

私の心が聞こえる? 第14話

2015年01月22日 | 私の心が聞こえる?
ドンジュとジュナ。
ふたりの低音ボイスが耳に心地よい。
ほんとにいい声だな、ふたりとも。
実は、そんな必要ないときでもヘッドホンして視聴しています。
あなたの声は、とっても素敵な声だよ、ドンジュや。

〈あらすじ〉

母の裏切り行為を許せないドンジュ。
ジュナも同様に、ヒョンスクの仕打ちを許容できない。
なんとかドンジュに会おうとするが、弟の行方はしれなかった。

傷心のドンジュは、夜中にウリの家を訪ね、彼女を連れだした。
車で音楽をかけ、鼻歌を歌う様子を見て、ウリはどこか心配そうだ。
ドンジュたちがやってきたのは、夜の動物園。
「子どものころの俺はどんな奴だった?」
「偉そうにしてたけど、しゃべり方は赤ちゃんみたいだった。
マル兄さんを、お兄ちゃ~んって慕ってたわ。ちょっとかわいかった」
「今は?今も赤ちゃんみたい?俺の声」
ウリは返事ができなかった。

飲み物を買いに行ったドンジュをベンチで待っていた時、電話がなった。
ジュナからだ。
ウリがドンジュと一緒にいると知ったジュナは、彼を引き留めておくよう、ウリに頼んだ。

ジュナは動物園についたが、ドンジュは怒って帰ってしまう。
仕方なく、ジュナはウリを送って行った。
「お手玉を返そうと思っていたのに……」
「それを渡せば怒りがおさまったかもしれないのになぁ」
「ふたりの喧嘩が原因でしょ!」
「ははっ冗談ですよ」
「もう!こんな時に!ふたりともそっくりなんだから……」
つぶやくウリを可笑しそうに見るジュナ。

ドンジュは、ヨンギュと会って、世間話のように自分の窮状を相談してみる。
「皆僕の話を聞いてくれないんです。ちゃんと耳があるのに」
「みんなじゃないです、みんなじゃない。僕がいる」
ドンジュは笑顔になる。
「そうだね。じゃ、僕の話を聞かず、嘘をつく悪い人はどうしたらいい?」
「悪い人とは遊ばなければいい。僕が遊んであげる」
「あは!そうですね、遊ばなければいいんだ。ありがとう、ヨンギュさん」

ドンジュは父に助けを求めた。
しかし、ジンチョルは息子を厳しく突き放す。アメリカに帰れ、と。
「状況を見て支援するつもりだったが。理事会が黙っていないだろう」

ジュナは、母にドンジュを救うように進言するが、ヒョンスクは受け入れない。
彼もまたため息をつくばかり。
いったいどう事態を収拾すればいいのか……。
ジンチョルはジュナに接触し、システム半導体買収に資金を出すよう提案。
あくまで彼を自分の陣営に引き込むつもりだ。
そこに、ドンジュの記者会見の情報が飛び込んできた。

ドンジュは単独で、会社のロビーにおいて記者会見を開いたのだ。
自分が次期ウギョンの後継者だとマスコミに匂わせる。
そして、化粧品事業に父の支援があると嘘を言い切った。
集まっていた理事たちは、その様子を見てジンチョルに反発する。
ドンジュの戦略とは?

牛乳の配達に行ったウリは、ドンジュにお手玉を返そうとしていたのだが、
彼に会うことはできなかった。
家へ帰ると、ハルモニが家を出る準備をしている。
シネの家へ行くと言い張るのだ。
仕方なく、祖母を連れて行ったウリだったが、本当はそんなことしたくない。
家に帰ってみんなで一緒に暮らしたい。

しかし、祖母は帰ろうとしない。
死ぬ前に、贅沢したい。マルを見つけて、この家で娘と暮らす。
意地悪されても、実の娘がいい。
「本心じゃないでしょ。私とパパにはおばあちゃんが必要なの」
ウリは泣き、祖母も泣いている。
「帰りな、わたしが娘を改心させる。そうじゃないとマルはあんたたちと暮らせない。
わたしはヨンギュがまた傷つかないか心配なんだよ……。
必ずマルを見つけて連れていくから……」
ウリには、なんのことかさっぱりわからないけれど、
祖母の決心を変えることはできなかった。

落ち込んでいるウリに、スンチョルから動画メールが届いた。
優しい心遣いに感謝して、ウリも返事をかえす。
やっぱりスンチョルはいい友達だ。

会社でミーティング中のドンジュをやっとつかまえたジュナ。
「お母さんの話は抜きだ。対策は?」
「あるよ。兄さんが工場を買収してくれるだろ?」
「計画がかわった」
「母さんの話は抜きだといったろう。言えよ。どんな計画?誰の?話せないのか?」
ジュナは言葉に詰まってしまう。

「16年準備した。兄さんには何千回も話した。
何を言ってるんだ?俺の話をきいてない?
わかったろ、聞こえないのは兄さんだ。母さんに耳をふさがれてる。
二度と勝手なことをいうな。耳で聞く言葉は聞き流せても、
目で見る言葉は心に刻まれる。守れない約束はするな。
母さんの息子か、俺の兄貴か。
母さんの息子であるチャン・ジュナとは、もう遊ばない」
ジュナは黙って、ドンジュを見つめた。

ドンジュが車で家に戻ると、階段のところにウリが座って待っているのが見えた。
微笑むドンジュ。
「チャ・ドンジュが好きだった人!なぜ来た?牛乳の時間?」
「父と帰ろうと思って。ほんとよ!それから、これ」
ウリはお手玉を差し出した。
本当は自分があげたものだから、受け取ってほしいと。
「嘘をついてたの」
ウリは、ピアノのことも、自分を好きだったといったことも、
嘘をついていたことを全部話した。
「子どものころ、少しの間わたしに優しくしてくれて、誰も遊んでくれなかったのに
お父さんとも遊んでくれて、嬉しかったから、
私に名前ができたら最初に教えようと……
私の名前は、ポン・ウリ。
チャ・ドンジュ、ごめんね」

ドンジュはそれを静かにきいていて、そっと彼女に口づけした。

(つづく)


ちょっと……いろいろわかりづらくて……
モヤモヤと観ていたんですが……

最後でぶっ飛んだよね!

いんじゃないすかね、かわいいキッス。
少年と少女だったあの頃に戻ったようで、いいと思います!
断然支持!


キスシーンのキャプチャあまりしないんだけど、これはかわいかった

スンチョルとキスした話、ドンジュはものすっごい気にしてるみたいなので、
これですっきりするんじゃないでしょうか。
「おーい、スンチョルとキスした人!」じゃなくて、
これからは、「おーい!僕とキスした人!」って呼べるね!

それ聞いた時のジュナの顔が見たい。
固まって真っ青になるであろう兄さんの顔が見たいよ!

この間から、ウリとドンジュ、ウリとジュナ、の組み合わせでシーンがありますが、
どちらもウリをからかったり冗談言ったり優しくしたり、
たまに本気で心情を吐露したり、と、似たようなアプローチ。
長年一緒に暮らすと、コマしかたも似てくるんでしょうか。

でもジュナ(マル)はやっぱりウリのお兄ちゃんスタンスだと思う。
自分の正体はけして明かせないのだから、会うのはよくないと思うけどね。
情が移ると別れるのつらいじゃん。
それでも会わずにいられないのは、お兄ちゃんだからかなー。
置き去りにしてしまった自責の念、
自分の家族をウリに任せて自分は逃げていく罪悪感もあるのね、きっと。

モヤモヤしていたのは、ジンチョルを追い落とす作戦がよく呑み込めなかったせい。
ちょっと整理してみましょうね。

ジンチョルにお父さんを殺されたヒョンスクは、復讐を誓った。
これは、ドンジュにあの夜どんじゅnの真相をきいたのでわかったことですね。
結婚誓約書に、会社の跡継ぎは血筋のドンジュとする旨を書かされたようなので、
黙っていても一応はドンジュが会社の跡継ぎとなる予定。
しかし、あんな悪いことをしたジンチョルが素直に会社を渡すとは思えませんし、
そんな日をのほほんと待ってはいられないので、
ジンチョルを追い落とす計画なんですね。

ドンジュは、時間をかけて健聴者の振りができるよう訓練し、
祖父の起こした化粧品分野で成功するため、準備をしてきた。
あくまで正攻法で行くつもりであり、ジュナもそれをサポートするつもりだった。

ところが、ヒョンスクはそうじゃなかった。

ドンジュががんばっているエナジーセルがうまくいこうがどうしようが知らん、と。
それどころか、エナジーセルをスケープゴートにして会社の評判を落とし、
株価が下落したところでジュナの投資会社を使って大量の株を取得。
自分は表に出ないまま、大株主となり、会社を乗っ取る計画。

そこでドンジュがとっても怒ったわけです。
「僕がやるといっているのにお母さんは僕を信用していない」と。

確かに、16年も準備してきた割に、やってることは甘っちょろい。

しかし、正攻法でいくつもりだったからこそ、16年の月日が必要だったともいえる。

ジュナはあくまでドンジュの味方ですので、ヒョンスクに怒った、と。

ただねぇ、ドンジュの耳が聴こえないことを知り、彼をサポートできるのはジュナだけでしょ。
あなたがアメリカに行っちゃうことで、この計画は非常に困難が予想されるんじゃないですか。
自分がいなくて、本当にドンジュがやり遂げられると思うんですか?

甘い!甘すぎる!

ドンジュはウリに心惹かれ、ヨンギュの素朴さに癒しを求め、とっても不安定。(野望的な意味で)
ヒョンスクの裏工作も仕方がないことだと思うのです。
仲間割れしている場合じゃないんですけどね~。

怒ったドンジュは単独記者会見を開いてはったりをかましておりますが、
はたして計画はうまくいくのでしょうか?

ジュナ≒マルは、母さんか弟か、選択を迫られてしまいます。
マルはね、自分でもいってるけど、
家族を一度捨てた人だから、今度は自分が捨てられるかもしれないと思うと怖いの。
だからヒョンスクをなかなか切れないの。
もちろんドンジュは自分を慕ってくれてるとわかっているけど、
彼はやっぱり弟で、自分が庇護すべき人物なの。
自分を守ってくれ、助けてくれ、与えてくれた人はヒョンスクで、
絶対的な優位者だから、見放されるのが怖いのね。

マルが真の意味で自立するとき、その呪縛は解き放たれると思うの。
愛されたい、愛してもらいたい、と願う子どもではなくて、
彼が心から愛し、守りたい人ができたとき、彼は大人になり、
ひとりで立てる人になると思うのだわ。
それはやっぱり、ヨンギュであり、ウリであり、ハルモニであり、彼の「家族」であってほしいと
切に願います。

ドラマ的には、

・会社経営サクセスにまつわるあれこれ
・主人公たちの恋に関するあれこれ
・出生の秘密というか家族関係に関するあれこれ

これらが入り組んで進行していく感じで、盛りだくさんですね。

ハルモニが秘密を抱えたまま、藤山寛美的に家族の元を去る……。
うう、泣ける。
ここが泣かせどころだとわかっていても泣けるのよ~。
「やっぱり血がつながった娘のほうがいいんだ!」って、
嘘に決まってるじゃないの~。
ばあちゃん無理やりシネ宅へ乗り込みましたけど、どうなるんでしょうか。
ジンチョルだって愛人宅へ通ってくるのに……。
はぁ~、なんかつらい仕打ちばっかりになりそうでカナシス。
でも確かに、実の母娘だと思うとちょっと辛さが軽減される気がする。

ヨンギュはいわゆる中途失聴者なわけで、かつては音をきいたことがあるでしょ。
だから、「お手玉の落ちる音ってどんな音なのかな?」みたいなのには
ちょっと違和感があったのだけれど、
心臓の音を確かめるように口にするシーンはには心打たれるの。
音楽を感じるようにスピーカーに手を当てる。
これはドラマだし、実際に聞こえない人からしたら、
「何あれ?」みたいなことがあるかもしれない。
そんな簡単にわかったような気にならないで!って言われることもあると思う。
でもちょっとだけ、感動することを許してほしいと思います。

嘘をついていたと告白するウリは、申し訳ないし、いたたまれなくて
どうしても下を向きがち。
でもそうするとドンジュには伝わらない、ってわかってるから、
必死で顔を上げる。
ふたりは、じっと相手を見つめあいながらでないと会話できない。
その状況がなんだか眩しい。
きらきらしてるんだよなぁ。

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