ササゴイは,狩りの名手とされている。
この日は,運良く,そのササゴイの狩りを観察することができた。
しかし,成功確率は,今季の東北楽天ゴールデンイーグルスの勝率までも届かない感じ。
平たく言うと,5割以下,ということ。
最初は,なかなか型の良い獲物をゲット。

ほう,さすがだな。なかなかやるな。



と,思って,次も...,と,狩りの名手ぶりを期待し,固唾を飲んで,見ていたが,



失敗。

すごすごと岸辺に引き返す後ろ姿。

気を取り直して,再度,狩りのポジションに付くが、

また,同じように,失敗。



失敗すると,盛大に飛び散らかした水飛沫が,なんとも悲しい。
水飛沫と共に,魚まで飛んでいるし。

これって,このササゴイが,不器用,というより,魚の方の生き残り戦略に,素直にはまっていたのかもしれない。
数匹だったら,狙いも付けやすいが,群れが大きく,密になると,狙いが絞りにくくなる。
このササゴイの名誉のためにも,今回に限っては,魚の方が一枚上だった,としておこう。
それでも,何回目かのチャレンジは成功。



すぐ近くにいたアオアシシギも,魚を捕ろうとしていた。


アオアシシギは,少し上に反ったくちばしを水に入れ,直線的に走る狩りをすることがあるが,この日は,まさに,そんな狩りをしていた。



魚がたくさんいるのが,水上からもわかる状況の中,2羽のアオアシシギが,魚を捕えようとしていたが,少なくとも,私が見ていた間は,成果なし。

ササゴイの待ち伏せ型狩りに比べると,走るエネルギーを相当使っていたので,『労多くして功少なし』そのもの。

ササゴイは,何匹か捕まえていたようだが,アオアシシギの方は,この後,どうだったのだろう。
さらに南に渡っていくのに,たっぷりと栄誉を取らなくてはいけないのだが ...。
(2024/08/03 ササゴイ,アオアシシギ)
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