59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

放射線治療

2006-07-21 22:53:58 | Weblog

7月21日(金曜日)

今日から放射線治療開始、10時半に病院へ入り照射位置の確認等の後、1回目の照射を行う。

骨転移(癌が骨に転移すること)について少し調べた。

全骨転移例の80%以上は乳がん、肺がん、前立腺がんからの転移で占められるそうだ。胃がんからの骨転移は珍しいということか?

前立腺がんが遠隔転移しても5年生存率は30%あるが、肺がんが骨転移した場合の5年生存率は0%だそうで、同じ骨転移でも何処の癌か、進行性かどうかで生存率は異なる。
胃がんの場合は資料が無いので分からない。

癌が骨に発生するメカニズムはやはり細胞の新陳代謝異常と同じだ。

骨も細胞と同じく古い骨が死に(破骨細胞)新しい骨(骨芽細胞)と置き換わる。

この新陳代謝の過程でがん細胞の刺激を受けた破骨細胞が骨を壊しそこにがん細胞が住み着く。骨はもろくなり痛みや骨折を起こしたり、神経を圧迫して麻痺を引き起こす。

直接命にかかわることは無いが日常生活に支障をきたす。

治療方法としては全身の癌を抗がん剤などでたたく。あるいは症状(痛み)を軽減するために鎮痛剤の投与や放射線治療、手術を行う。

最近の新しい治療方法として骨の癌の進行を抑えるビスホスホネート製剤の投与がある。

これは破骨細胞の中に入り込みがん細胞が住み着くのを予防する。

ざっとこんなところだ。

リンパに転移していたので他への癌の転移を一番恐れていたが、現実に骨転移を知らされると、やはりショックだ。気功の先生は悲観しないで頑張れば絶対に良くなると言ってくれた。

<o:p> </o:p>

放射線治療を終えたその足で新宿まで行き、気功学院へ行く。

腰が痛くて駅から院までの遠いこと。

不思議なことに立って気を入れてもらっている間に少しずつ腰がまっすぐに伸びて、痛さも和らいできた。

気功の施術中は一旦痛みが取れたが、帰るときには又痛くなった。

駅までやっとの思いで歩いた。普通は7,8分の道のりに30分くらいかかった。