59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

第8クルー開始

2006-07-19 10:16:51 | Weblog

7月18日(火曜日)
今日からまた抗癌剤投与が始まる。第8回目だ。
いつものように8時半に病院へ入り血液検査後、点滴開始。
血液検査の結果は白血球の数値などは異常ないが蛋白の数値が低い。栄養失調とまでは行かないが近い状態だとの事、肉などを食べていないせいかなと、ふと食事療法の事が気になった。

今日の点滴針を射ち込むインターンは今までで一番上手だった。
まず、自分自身への自信が感じられる、今までのインターンは何となく自信なさ気でこちらが心配になったが、今日の人は私の腕を取るなりほとんど同時に針をさす位置を決定した。今までは何度も腕をなでながらここが良いかな、あそこがいいかなと、独り言を言ったりしながら決断できない人が多かった。
針の射し込み方も瞬時でそれでいて痛さは少ない。針を射しこんだ後もまったく違和感がなかった。
なかなかの美人女医さんさんだった。
あとで看護師に「今日のインターンは今までで一番上手だった」と言ったらあ「そうですね、口数少なく愛嬌のない先生ですけど、腕はいいです」とのこと。やっぱり看護師さんも見ているんだな。

点滴の後の診察で、今日は先日のMRI検査の結果を聞いた。
やはり癌が転移しているそうだ。治療方法としては転移部位が限られている場合は放射線を局所的に当てて癌を消滅させる方法が一般的との事。
腰の痛さも放射線照射で痛みが少なくなるでしょうとの事で、この治療法で了解した。
20日に早速治療開始だ。幸いに主治医の患者が一人キャンセルになって、その所に入れてもらえた。
MRIはCTと同じように断層写真を撮るが、立体的で上下の方向の断層写真だけではなく、横からの写真も断層で見られる。おそらく任意の角度と位置で見ることが可能なのだろう。
胸椎、腰椎の後ろを走る神経が骨に接触して痛みが出ているとの事だが、素人が見てもよく分からない。ただ普通のX線レントゲン写真に比べると骨だけではなく血管や神経が写っているのが違うなと分かる程度だ。

病院を1時40分に出て新宿の気功学院まで今日も行った。
気功をいけた後の問診でMRIの結果を聞かれた。気功の先生も心配してくれている。「やはり癌が転移しています。と言うと
「そうですか、でも心配ない、自分を強くすれば癌に勝てます」と真剣な面持ちで私にあきらめないようにと諭してくれた。
何か質問は?と聞かれたので、血液検査の結果で蛋白が不足している、肉や乳製品を食べないように食事を制限しているが、その事に関して先生の考えは?と聞いてみた。
先生の考えは、食べたいもの、美味しいものをいっぱい食べて栄養を取って、体力を付けることが一番大事、身体の中を浄化するには気功の入った水をどんどん飲んで体の悪いものを出すのがいい、とのことだ。
帰宅後、食養生も少し見直したほうが良いかもと、妻と話し合った。