59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

体温と癌になりやすい身体について

2006-01-14 09:03:16 | Weblog
がん細胞は健康な人でも身体の中で常に出来ては消え、又出来て消えと繰り返しているそうです。免疫力がある身体ではなかなか癌は成長できないが、免疫が落ち遺伝子細胞に傷がつくとたちまち異常な成長をはじめます。
そんな癌は熱に弱いそうです。身体の中でも比較的温度の低い臓器に癌はできやすく、心臓などには出来ないそうです。ですから体温は高い人の方が癌になりにくく、低体温の人は要注意です。体温は36度Cが一応の目安です。36度に満たない人は筋肉を使う運動などをして体温を上昇させる努力をする事を勧めます。
私は低血圧(H100、L60)のせいか手足の先が夏でも冷たく、まったくの冷血動物でした。この手足の冷えは自律神経ともかかわりが深く副交感神経が活発な朝や休日ののんびりした時間はさほど冷たくないのですが、仕事やその他で神経を使い緊張状態の時は特に冷たくなります。いまは平均体温36.5度位です。
私は体温上昇の手段としてびわの葉温灸の先生の所で使っていた「遠赤外線マット」を使っています。
夜の就寝時は電気毛布のように使い、昼間でもびわの葉温灸を施術する時などこのマットで身体を温めながらやっています。

「気功」

2006-01-13 21:23:50 | Weblog
「気功」
1月13日
町田の気功教室に行く。

がん治療に関する本を読んでいると中国から来た気功も免疫を高める効果があるとのことで代替療法として有効だと色々な本に出てくる。
太極拳やヨガも気功の一種と考えていい。気功の重要な点は形ではなく瞑想と呼吸法だそうです。また気功には内気功と外気功があり内気功は自分で気功の鍛錬を積んで健康を保つ方法で、外気功は気功師が患者に気を送り治療していく方法です。
外気功は現代の科学では説明がつかないかもしれないが、実際に病気が良くなった人が沢山いる。気は一瞬のうちに地球の裏側にも届くそうです。実際にイギリスに居る気功師が日本の患者に気を送り治療したことも五木寛之の本(気功師との対談集)にも記載されている。
私も気功を体験してみたくて近くの教室を探した。近くでは町田に教室があることが分かり入院前に2度ばかり体験入学した。
姿勢を正し呼吸を整え瞑想をめぐらせれば(と言っても初めての私には先生の言われる瞑想などできないがそれでも必死で気持ちを集中させた)何となく身体がリフレッシュされてくるから不思議です。
身体の中の気の伝わる道を経絡というそうですが、話を聞いているうちに指圧や鍼灸のツボにつながる神経系統やリンパの流れに共通するものを感じた。専門的には少し違うのかもしれませんが・・
教室では座禅のように静かに座り、瞑想をめぐらせて呼吸を深くすることを教えてもらいましたが、その前に足の裏や周りを手でマッサージして解きほぐすことをやります。これなどはまさに指圧のツボ、リンパの流れを良くするマッサージそのものです。

入院中はしばらくお休みしていましたが、これからも週に一度はこの教室に通いたいと考えている。

びわの葉温灸

2006-01-12 10:59:58 | Weblog

帯津良三先生の本を読んでいるとびわの葉温灸ががん治療にも有効だと出てくる。
実際に帯津三敬病院ではがん患者の治療に取り入れているそうです。
 そこで私もびわの葉温灸も試してみることにした。
びわの葉温灸とはお灸に似た治療法で昔はびわの葉を患部に当てその上からお灸をすえていたが、今はびわの葉のエキス(液体)をしみこませたヒータを患部に当ててお灸と同じ効果を出させる方法が取られている。
インターネットで調べると色々出てきたが比較的近くて行ける所は越谷にあった。
早速治療の申し込みをし試してみた。遠赤外線のマットの上でやってもらうとなかなか気持ちがよく3回ほど通った。電車で行くと半日がかりです。
この治療院でもやはり癌治療には免疫力を高めることが大事で、そのためには日々の生活をゆとりを持って楽しく過ごすこと、怒らないこと、自分をほめること、あまり高い目標を持たないこと、将来に向けて楽しい計画を持つことなどをアドバイスされた。
3回ほど治療に通ったところで効果の期待できるものと思い器具を購入することにした。
今は自宅で毎日夫婦でお互いに施術しあっている。


「天仙液」

2006-01-11 21:11:28 | Weblog
「天仙液」
西洋医学で言う癌の治療法は
1.癌を外科手術にて取り除く
2.抗がん剤による化学療法
3.放射線治療
の3つである。
最近は「免疫療法」なるものも出てきた。
白血球の中のリンパ球を一旦取り出し、改造したものを再度患者の身体に戻し、免疫力を高めて癌を治療する方法です。日本ではまだ認可されていない治療法で一部の病院で試験的に行われている程度ですが、末期の癌にも治療が可能で副作用も少ないので治療を希望する患者が多く、自費治療で治療を行う民間の病院もある。

私も自分が癌だと分かった時世間一般に考えるように一刻も早く手術をして癌を取り除いてもらいたいと思った。
しかし外科的治療は癌が初期の段階ではとても有効であるが私のようにステージ3まで進んでいると手術をしても100%治癒するとは限らなくなる。特にリンパ節に転移している場合はまず手術だけでは癌のすべてを取り除くことは出来ずに、どうしても抗がん剤との併用になる。ご存知のように抗がん剤は副作用が強く患者を苦しめる。
放射線治療も癌の部位によっては有効であるが胃の場合はあまり行われない。

入院までの間に本やインターネットでがん治療に関する情報をどんどん集めた。
分かったことはがんの治療には前述の西洋医学の3大治療法のほかに東洋医学から生まれた漢方薬や食事療法などの代替療法があることが分かった。
今までの実績やデータ、評価などを聞いて漢方薬の「天仙液」を飲んでみることにした。
天仙液は中国政府が癌の特効薬として10年以上前に認定し、中国をはじめ日本やアメリカで実績を上げている漢方薬です。抗がん剤との併用でも効果を発揮し、抗がん剤の副作用を抑える効果もある。
癌に効く漢方薬やサプリメントの類は「天仙液」の他にもアガリスク、丸山ワクチン、AHCCなどそれこそ星の数ほどあります。それらの中からなぜ「天仙液」を試す気持ちになったかと言うと、まずは古くから実績があること、中国政府やアメリカで認められていること、癌闘病体験記に良く出てきて、今まで多くの患者に支持されてきた薬であることが理由です。他の漢方薬も同様ですが保険が効かない薬で個人輸入に頼ることとなり費用がかさむのが欠点ですが命には代えられないと、使用を決断した。

このようにがん治療に効果がありそうなものはとにかく何でもやってみることにした。

入院生活

2006-01-06 21:16:12 | Weblog
1月6日
7日の入院を前にもう一度内科治療に関して詳しく話を聞きたい旨外科の先生にお願いした。それでは入院は延期しましょうということになって12日に内科の先生との面談をスケジュールに組み入れてもらった。

1月10日
埼玉県越谷市まで行き「びわの葉温灸」を体験する。


1月12日
担当の内科医はアメリカに視察出張準備のため時間が取れないとの事で、17日に別の先生<田辺先生>と面談することになった。
病院がキャンセルとなったため2回目の「びわの葉温灸」に行く。

1月13日
町田の気功教室へ行く。

1月16日
びわの葉温灸へ行く

1月17日
北里大学病院胃腸内科 田辺先生と面談
外科医 二渡先生からの連絡が私の気持ちと少しずれており、田辺先生は内科治療で進めることに決めてきたと勘違いされていた。私は抗がん剤使用時の副作用など詳しく聞き、内科治療のメリット、デメリットを確認したうえで手術にするか内科治療で行くかを決めたいと思っていたと伝えた。田辺先生は私の気持ちを理解してくれたが、どちらにしても早く治療を開始したほうがいいので入院手続きをとりましょうと言うことになり、結局内科治療で進めることにし1月25日に入院することにした。

1月25日
北里大学東病院 胃腸内科に入院

1月26日
治療法に関して内科医、外科医両者立会いで再度話し合い。
胃の周り大動脈の近くのリンパがどんどん腫れてきており外科治療よりも内科治療のほうがいいでしょう。
CT検査の結果を見て、大動脈の近くのリンパが腫れており外科治療では完全にとりきれないし、手術後も抗がん剤治療は必要でそれなら元気なうちに抗がん剤治療を行ったほうが効果的だ、一刻も早く治療を開始しましょうと言われた。抗がん剤の治療効果や副作用なども詳しく聞き、私も手術に多少の不安があったため内科治療を進めることで了解した。
抗がん剤は「TS-1」(頓服薬)と「タキソテール」(点滴)の組み合わせで、この組み合わせによる治癒率は50%近い数値で抗がん剤としては飛びぬけた治癒率です。
副作用も吐き気や白血球減少など抗がん剤の一般的副作用は予想されるが対応薬は準備されているから心配ないとの話でした。
明日から抗がん剤投与を開始することにした。

1月27日 抗がん剤投与開始
1月29日 副作用で少し便が柔らかくなる。4人部屋から個室に移動。
1月30日 血液検査  異常なし
2月1日 副作用で下痢
2月2日 血液検査でGOT,GPTの数値が高くなる。これは肝機能障害をチェックする数値でこのまま高くなり続ければ肝不全に至り死亡率70%と危険な状態となるため抗がん剤の投与を見合わせざるを得ない。
次の日からこの副作用を抑える「ウルソ」という薬を飲むこととした。
土曜日(4日)にでも退院OKかなと言われていたが、この時点で退院延期。

2月3日 念のため肝臓やその周りの臓器をチェックするためエコー検査を行う。
2月5日 胃のつまりが少なくなり、入院当初より身体の調子は少し良くなる。
2月6日 血液検査でGOT,GPTの数値が標準値に戻っている。薬の効果とはいえあまりに早く標準値に戻ったのに今まであまり前例が無いと医者もびっくり。

2月7日 退院
この間、「天仙液」の服用、「びわの葉温灸」の施術、「霊波の光」のお祈りは続けていました。

「アルカンシェル・食養生」

2006-01-04 20:44:10 | Weblog
「アルカンシェル・食養生」
1月4日
人とのめぐり合いは本当に面白い。
正月休みに増富温泉で療養していた時のこと、温泉宿の従業員のごお姉さんが手作りお洒落着の展示会兼ファッションショーを開催された。と言っても内輪のこじんまりした学芸会のようなものですが。そのお姉さまが河口湖の近くにお店を開いておられる。
私の妻が私の胃がんの話をしたところ河口湖のお店の近くに食養生の普及に尽力されている先生が居る。その先生のところでは玄米を主食とした食事療法で病気を治して居るとのこと。玄米が身体にいいことは妻も以前から知っていて実行していたのでその話にはとても興味を持ったみたいで早速場所を聞いて帰りに寄ってみることになった。
アルカンシェル これが食養生を行うホテル、レストラン、エクササイズルーム、料理教室、断食道場なる建物の名前です。淡いピンクの壁はまさにリゾートホテルです。
ここの先生は食養生の大御所久世先生とも懇意な先生です。
基本的な考え方は日本古来からの食事をしていれば現代病や癌にはならない。これらの病気は全て食事から来る血液の汚れ、異常が原因で、これらの原因を取り除けば病気にはならない、また病気になっても食養生を行えば良くなる、といったもの。
具体的には玄米を主食とし野菜を副食としたとても質素なものです。肉や乳製品が血液を汚し、南方から来た果物や野菜が身体を冷やして免疫力を失わせるとの考えです。
食べ物には陽と陰があり身体にいいのは陽の食物だとのことです。
妻はすっかりこの考えに感化され早速帰りには自然食品を買い込んできて食養生を実施した。
お世辞にも美味しいとはいえない食事ですが、身体にいいことは事実で、まず下痢気味だったお腹がすっかり良くなります。妻は原因も分からず血小板が減少する難病を抱えていますが、玄米食にしてから血小板が増えてきました。
そんな訳でその後ずーと食養生を続けています。