モールスキン

2004-05-06 16:48:41 | 凹みます
「モールスキン」という舶来の高級ノートがあります。ノートというよりは手帳ですか。おしゃれでかっこよく、国内にも熱烈なファンの方がたくさんいらっしゃいます。映画やテレビドラマにも小道具としてときどき登場します。ご興味をもたれた方は例によってGoogle閣下にお尋ねください。ヤツは何でも知ってます。

私も「これでなきゃ!」というほどではないにせよ好きなのですが、たかがノートが一冊1,500円~1,800円もするんですから、買うときはまさに真剣勝負です。選びに選んで陳列棚から良品を見つけ出します。熱烈なファンの方は「それがいい味なんですよ」で片づけちゃうところでしょうが、このモールスキン、日本製品と同じ感覚で捉えていると、とてもじゃないが買う気になれないほど仕上げにばらつきがあるのです。サイズは1個1個微妙に違うし、紙の裁断もズレてるし、書くのに困るほど全体が反ってるのもあるし、糊付けに失敗したけどごまかしちゃえみたいなのもあるし。シュリンクパッケージの上から良品を見抜くには、心の目を要求されます。

モールスキンシリーズの中に、厚手の紙を使ったポケットに入るスケッチブックとして売られているタイプがあって、出会った方々にメッセージを書いていただくサイン帳として使っています。先日それが満杯になったので新しいのを買いに行ったのです。いつものようにさんざん選びまくって「コレだ!」と思われるのを求めました。帰宅してさっそく開いてみると、なんだかスカスカした違和感が。以前に使っていたモノとしばらく比べていたのですが、終わり近くの紙が4ページ分、ごっそりと破り取られていることに気づきました。シュリンクパッケージでしっかり包装されていたので、店頭でいたずらされたわけでもないようです。

これまでもいくつか「う~んこれは日本じゃ出荷検査でアウトだろうなぁ」と思われるモールスキンに当たってきましたが、今回のは最大級でした。まぁ結局モールスキンとはこういうものなんでしょう。日本人が強迫観念的に美品良品を追求しすぎているのかも知れません。とは言ってもやっぱりお店に持って行って返品しました。わざわざ輸入元に問い合わせてくれたみたいで、そういった事故は初耳だと言ってたそうです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿