蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

ワクチン戦

2020-07-04 22:13:58 | 徒然

アメリカの新型コロナウイルスの感染は、西海岸で発生したものが東海岸へ飛び、いま、徐々に西海岸へカムバックしています。

いずれ西海岸から日本にも渡ってくるでしょう。
先日、BS TBSにオプジーボの本庶先生が出ていて、『防疫が大事である』、『オートマチックの検査機器を開発して空港に置くべきである』とおっしゃっていました。
日常生活の手洗いうがいは当たり前ですが、大切なことは『検査』、『防疫』であると仰いました。
義弟は東南アジアの去る国から5月に帰国しましたが、成田空港では『あなたの出国した国は感染者が出ていないから』と、検査の『け』の字も出なかったそうです。
『絶対おかしい!』
と同居人は息巻いていましたが、帰国してかれこれひと月になるので、大丈夫でしょう。
先だってP国から帰国した高校の後輩は、成田でしっかりPCR検査をされたそうです。
結果は陰性だったのですが、義弟とのギャップに違和感を感じます。
 
日本は島国、アイランド国家です。
外国で感染症が発生したら空港検疫はイロハのイ、金に目が眩んだ政府や都のトップは、襟を正して本庶先生の意見を拝聴するべきでしょう。
その本庶先生が治療薬として挙げたのが抗体医薬品の『アクテムラ』。
関節リウマチのクスリです。
ただし、免疫の抑制作用があるため、別の感染症にかかりやすくなります。
蟷螂のガラス屋の友人の妹が関節リウマチで亡くなったのは5年ほど前、死因は肺炎でした。
この双刃の剣のような薬を使わざるを得ないほど、今回の新型コロナウイルスは質が悪いのです。
アクテムラはサイトカインストームを抑制するには格好の薬ではありますが、新型コロナウイルスでは重症以外では使いにくい。
軽症で、免疫が暴走していない感染者はアビガンで良いのではと思いますが、シンゾーが富士フィルムのトップとゴルフをしていたと報道されたら、現場は使いにくいですよね。
重症者へのアクテムラとレムデシビルの併用の治験も始まっているそうです。
免疫の暴走をアクテムラで抑え、ウイルスをレムデシビルで叩く。
理論的にはアリでしょう。
 
今日の都の感染者も131人。
20~30代が98人。
感染経路不明は46人だそうです。
不要不急の他県への移動は控えてといわれても、通勤はどうなるんでしょう。
神奈川千葉埼玉は東京への通勤者がほとんどです。
そこを止めるというのは合理的とは言えません。
 
ならばいっそ、鉄道や橋を封鎖したらどうでしょう。
自粛やお願いレベルで若者の行動は制御できません。
 
今、第二波のとば口に立っているということを、国は認識するべきです。
『また緊急事態宣言なんて、したくないでしょう』
西村大臣はそう言っていました。
やはり『夏になればなんとかなる』的な考え方なんでしょうね。
厚労大臣は同じ考え方なんでしょうか。
厚労省の官僚の意見を是非聞きたいものです。
 
とりあえず夜のその手の店は風営法を盾に取り、締まりを厳重にするべきだと思います。
緊急に風営法を改正するべきでしょう。
あれだけ屋形船を叩いていたのに、風俗系は全く叩かない。
 
矛盾です。
 

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