蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

消えた海水浴客に疑問を呈する疑問

2024-08-10 18:29:45 | 徒然
もしも南海トラフで起きた地震に海水浴客が巻き込まれたら、行政の不手際を指摘され、下手をすれば訴訟沙汰になりかねないから警備員を配しているのに、それを疑問視するメディアは無責任との誹りを受けてもいいでしょう。
報道機関とは思えないこの記事に、蟷螂は疑問を呈します。
そうでなくても台風が近いて、土用波という言葉があるくらい波が高くなっています。
水遊びが危険なシーズンなのです。

昨夜、永井隆氏の書いた『長崎の鐘』を読み終えました。
長崎へ原爆投下された直後を綴っていて読ませます。
被爆者の治療に当たった場面は読むに堪えられない表現もあり、この書を各国の指導者、特にいま紛争している当事国のトップは読むべきでしょう。
氏は放射線科の医博であり、戦前から放射線を浴びていて白血病と診断されていた上の長崎での被爆。
にもかかわらず原爆投下後には頭側部からの夥しい出血があったにもかかわらず、負傷者の手当てに奔走しました。
被爆者の、放射線による影響の経過が詳しく述べられていて、福一の被曝が現実味を帯びて本作から伝わってきます。
また、放射線科のドクターらしく、原爆には造詣が深かったようで、作中で詳しく解説しています。
1951年没。

もちろん東電の経営者や社員は読んでいるでしょうね。
核は安易に扱う代物ではありませんし、とりあえず現状のような状況(南海トラフ注意下)では、日本各地の原発は緊急停止した方が無難だと思いますがいかがなものでしょうか。
今日も熊本で揺れました。
もしも南海トラフが動けば、それは地殻変動レベルになるのではないでしょうか。
先日も記しましたが、日本列島自体が断層で成り立っているということを忘れてはならないのです。

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