「一期一会」車に乗って教会へ
2019年6月16日
カーウインドーの隙間から吹き込む春風は
顔を打ち 青空の目覚めは田んぼに流れる
水のせせらぎを香らせる
そして こう呟いた
「この車も7年目かぁ」と・・・
小さな車の修理工場の社長さんと知り合って
この車は7年前に新車で購入した
家族の多い我が家は当時から ハイエース、
ノアへと8人乗りの車を渡り歩いてきた そして
トヨタ車から初めて離れて 日産セレナ・・・
遠出の多い我が家に向く車を探していて
当時 ハイフリット車のこの車へと決めたので
ある
とっても熱心に我が家に通って車を進めて
くれた社長の心意気に打たれて 我が家は
ディーラーでは無く この修理工場で車を
購入することを決めた
そして
購入から3年 車検の時期が来て その工場に
車を持って行ったのだった
ちょくちょく顔を出していたが1年ぐらい
ご無沙汰で 久しぶりに社長の顔に元気を頂こうかと
そうも 思って!
すると社長はいなかった
そして 社長の母親が事務をやっているのだが
母親に「社長は?」っと声を掛けると
母親は こう呟いたのだ
「あのバカは・・・!」
「息子でも 社長でも無いょ」
その呟きは 他人は言葉を挟むことも出来ない
重苦しい雰囲気を醸し出していた
だから何も聞けずに帰って来た
そして母親は この子が社長だからと
次男を私に紹介したのである
それから 更に2年がたって 再び車検のお願いで
その工場に伺った
そして3年前の母親の意味が分かった気がした
彼は急性の癌で当初 亡くなっていたのである
その1ヶ月か2ヶ月前に我が家に電話があったのを
覚えている
それは 社長からだった
「預かっているスノータイヤを取りに来て」
「工場の〇〇にあるからさぁー」
「社員には解るように言ってあるから」
「俺、腰が痛くて しばらく病院から出られない
みたいだからぁ」
それは 何時ものカツレツと軽調(けいちょう)
なしゃべりだった
彼は最後まで真面目で誠実な人だった
病院に行くのも惜しんで仕事をしていたと次男は
言う
そんなことを妻と想い出し
車中で話していると 妻が言った
「一期一会」其の時 其の時の出会いを
もっと大切にしないとネ って
その言葉に 死人の内から生き返る
ラザロを感じ 涙が混み上げ滲むのを
おぼえた・・・
教会へと向かったのである
恵み多い一日に
ハレルヤ エーメン
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