【海馬(竜の落とし子)のように】

【海馬(竜の落とし子)のように】

まったりとした土曜日の朝に
扇風機がおっとりとした風を
運んでくる

ベッドには　我が家の女子会が
三人並んで川の字に同じ格好、
同じ方向に海馬(竜の落とし子)の
ように足を丸めて眠っている

そして真ん中の海馬が　
ガガガガガ　グゥ〜　グゥ〜　と
大きいイビキをかくと・・・
それが号令のように
三匹の海馬は揃って反対側に寝返りを
うった
シンクロナイズドスイミングみたいで
凄いぃぃぃ

光に空気が温もりを佩びて(おびて)ゆき
次第に部屋に暑さをおぼえる

そして何時しか一人が起きて
「ご飯ですょ〜〜」
「みなさんご飯〜〜」と
叫ぶのである

もうモーニングというより昼食かな！
そしてバタバタと時(とき)に拍車(はくしゃ)が
かかり　早回りの時間が流れて行く
海馬は　レース場に立たされた競馬馬のように
走るのである


ダンは道のかたわらのへび、道のほとりのまむし。
馬のかかとをかんで、乗る者をうしろに落すであろう。
主よ、わたしはあなたの救を待ち望む。
(創世記49章17-18)
［ボイスプログ］筑波福音基督教会（中国語/日本語　礼拝）更新
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