Always Autumn

Letter from Perth

終わりよければ…

2009-06-25 18:19:20 | Weblog
先週あたりから「どうも、お腹にこりっとしたものがある」と言いだした娘っ子(“A美”)。

大学が休み中なので、かかりつけの医者(ファミリー・ドクター)に診てもらうことにしました

それがたまたま天気の良かった日(22日月曜日)

私も郵便局に用があったので、久々にA美とおデートも良いかとのんきな考えで一緒に行くことに


実はA美は前も「胃が変な感じ」と言っては2回ほど診てもらいましたが、どこも異常なしとわかりました。

でもさすがに今回は“こりっ”としたものがある、という証拠を携えているので
絶対に何かある、と先に2回診てもらったお医者さんではなく別のお医者さんを指名したのでした。

母としては、この前のはA美が最近まで続けていたアルバイトや
大学の試験のプレッシャー
から来ているのではないかとみていたのですが…

本人はどーーしても納得いかないと言いはりまして。


その日は月曜日だったので、クリニックの待合室はたくさんの患者さん。

ここで待っていると他の病気をもらいかねないと思い、受付の人に断って、二人で外で待つことにしました。

のんびりとクリニック前庭の花壇の石段に腰をおろし、日向ぼっこ状態

隣りの高校の元気そうな生徒さん一団が、通り過ぎて行くのをぼけっと見ながら

娘っ子とおしゃべりを続けていたら、先ほどの高校生が渡って行った交差点で

キキキーーーッ!!!という急ブレーキの音と

どっちん!!!って言う音

見ると、道を渡ろうとした生徒さんの一人が、左折して来た車にぶつかったところじゃありませんか

えぇっ うそでしょー

びっくり仰天の私たち

その子は、すぐに他の友人に支えられながら立ち上がり、歩いて歩道に出でその場で横になりました。

手足を動かしているし、話をしている様子でしたが車のフロントガラスにはひびが入ってて…。

だ、だいじょうぶかなー…と道を隔てて見守る私たち。


幸いそのクリニックが近いのですぐに3人のお医者さんが駆けつけ、診察をしていました。

通りかかった生徒さんの一人に聞けば、本人は意識もはっきりしていて大丈夫とのこと。

車がスピードを出していなかったので、事故は最小限に済んだようです。

良かったぁー

お医者さんは間もなくクリニックに戻り、やがて救急車が来て(到着まで20分もかかってた)けが人が運ばれて行きました

大事には至らなかったようで、何よりでした



さて、ドキドキはそれぐらいにして娘っ子と二人で待合室に戻り、待つこと更に30分。

1時間近く待っているのでイライラ~~なA美です。

ま、ここまで一緒にいてやって暇つぶしになったろうから、A美とは

後で待ち合わせすることにして、とりあえず先に郵便局へ行くことにしました

郵便局は、クリニック前の道路を渡ってすぐのショッピングセンター内にあります。

ささっと用事を済ませてショッピングセンター内の散歩を始めたら、A美から携帯に電話が


トコトコこちらに向かって歩いてくるA美を見つけて、話を聞けば…


「どこも異常なしって言われたー」。

「あら、良かったね~。

じゃあ、あのお腹のこりっとしたやつは?――」



と聞くと、A美はちょっと言いにくそうに…



「あれね……腸なんだって」。

「ち……?



あ、ちょうなんですか~



…って言ってる場合じゃないんですけどー

途端にわーわー言いだすA美。

「もーーやだやだやだやだ!!!

二人の先生に診てもらって全然何ともなくて

絶対アホだと思われてるよーーぎゃーー恥ずかしいぃぃーー!!!

腸だよ、腸!!!」


…と、ぷんぷんぷりぷりしている娘っ子。

「いーんだよ、そんなこと気にしないで~。

誰だって自分のお腹のどこに腸があるかわかんないんだからさー」と

慰めてあげる母親ですが…内心爆笑


「まーまー、良いじゃないの良いじゃないの、どこも悪くないんだからさ」と必死に慰めながら

隣りで、あーあー唸っているA美と一緒にSubwayでランチを食べ、ぶらぶらお買い物をして

楽しい可笑しい気分になったところで帰りのバスに乗りました。


さてここで一見落着かと思いきや…チョットマッタ


バス停4つほど行った過ぎた所で


「~~~とA美のがなりました。

先ほどのクリニックの受付さんから

「診療代、お支払いいただいていませんが」

…と言われたらしいA美、バスを降りるピンポンを押して

A美「引き返すから

「ええっ

A美「ママ、このまま帰って良いよ

「いやそんなこと言っても、こんなわけわかんない場所に
 お前一人で置いとくわけには~~


…って二人でわーわーアタフタとバスをおり

そこからクリニック近くのバス停まで約1,5キロの道のりを

だーーーーっと早歩きで引き返し始めました  

早歩きのA美ってば早い早い。

競歩の選手にでもすれば良かったかな~。

私(息も絶え絶え)「な、なんでお金払って来なかったのさ?」

A美「だって受付の人、電話しっぱなしでこっち向いてくれなかったんだもん

私(ほとんど脱力)「駄目だよーちゃんと待ってないとー

それにしても受付のおばさん、なんでもっと早く電話してくれなかったのかなーと二人で半ばギャグ切れ


クリニックまであと300mぐらいのバス停に来た時、A美は私をそこに残し自分は全速力で走ってそちらへ。

やれやれと私はベンチで座って待っていたら、支払いを済ませたA美はものの10分で引き返して来ました。

次のバスはタイミング良くすぐ来てくれて…

「あーまったくドジな一日だったな~ ママ、ブログのネタにしても良いよ

「ネタにしないって~ 仕方ないよ、たまにはこんなこともあるさ

気にしない、気にしない


「でもこれもエクササイズになったよね、良かったじゃん、ママ

などなどおしゃべりしながら、ようやっとお家へ辿り着きましたー。



  帰ったら家の玄関、ドアの横にこのようなものが…


          

        ドアマットで隠された小包

      さてこれはどなたからのお荷物でしょかー

      この続きはまた今度… 


      ヒントは…  かな?




    
     その夜からA美は風邪でのどの痛みを訴え、2日ほど家でじっとする羽目に


     A美さん、お腹の調子悪かったのって風邪だったんじゃ…
     
     
     普段から運動不足の私はあちこちギクギク

     なんだか奇妙な一日でした



     で、人騒がせなA美は現在ほぼ復活

     めでたしめでたしです
    
    
     
     
     
     
         すみません、こんなオチの無い話でー





Comments (12)
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