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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

晩秋の海でーオシドリ

2023-10-13 07:12:31 | 日記
 散歩道では夏には刺がすごく触ることすらできなかった、牧野博士が命名したと言われるワルナスビの刺が少なくなり、ナスの仲間と思われる実をつけた。

             ワルナスビの実

 酔芙蓉も咲き、ジュウカラの姿も目に付くようになった。

                酔芙蓉

              シジュウカラ

 涼しくなったので海には何か変化があるかと思い、志賀の海に様子を見に行った。岩礁ではアオサギやクロサギが目に付き、イソヒヨドリやイソシギが見られたがカモの類はヒドリガモが少数見られただけであった。




                クロサギ


            イソヒヨドリ、メス


               イソシギ

 邑知潟に寄ってみると、コハクチョウの渡来(10月10日)に加え、カンムリカイツブリやマガモも到着していた。

             カンムリカイツブリ

                マガモ

 潟の上ではチュウヒ?が旋回見張りをしていた。

               チュウヒ?

 河北潟に回ると、水路で黒い嘴に黄色っぽい斑紋のある鳥が見つかった。鳥友さんにも意見を求めたがまた、確信は持てないが、キンクロハジロ?であろうと思われる。(コメント歓迎)スズガモかもしれない?


             キンクロハジロ?

 七塚の海岸に寄ってみたが特に何もいないのでしばらく海を眺めた後帰ろうとした時、かなり沖合の海面に黒っぽい鳥影の群れが見えた。ウミウかな?と思ったが望遠で覗いてみると赤い色が見え、あ!オシドリだと気づいた。


            海上のオシドリの群れ

 20羽以上おり、いくつかの家族の集合であると思われた。


           海で泳ぐオシドリの群れ

 オシドリが海で泳ぐのを見たことは無かったが、暑かった夏の名残の海水浴をしているのかもしれないと思い何回もシャッターを切った。残念ながら距離がかなりあるので写真の鮮明度が足りないのをお許しいただきたい。ただその分、群れの全体像を撮ることができた。
 何か新発見でもしたかのような幸せな気持ちで家路についた。

冬の使者-コハクチョウ

2023-10-10 07:02:17 | 日記
 10月に入って急に涼しくなり、ここ4,5日は朝の気温が15℃を割る日も出てき、加えて北風が吹き寒さを感じるようなってきた。白山も初冠雪した。

              初冠雪の白山

 散歩道の民家の軒先には早くも干し柿が吊るされ、田では籾殻の焼却が始まった。

    焼却が始まった籾殻:雨にも負けず2週間ほどくすぶり続ける

 こうなると冬の使者コハクチョウがやって来るタイミングである。邑知潟のある場所には県内で一番早くコハクチョウが訪れることを思い出し、6日には早速出かけてみたところ、近くの橋の上から白い鳥影が見えた。
 急いで車を脇道に止めカメラを持って現場に急いだ。伸びた草の間からのぞくとコブハクチョウが見えた。

              コブハクチョウ

 ?う!コブかと思ったがゆっくり見ると、3羽のコハクチョウが来ているのが確認できた。



         今シーズン初めてのコハクチョウ

 3羽は思い思いに長旅の疲れを癒していた。



          思い思いに過ごすコハクチョウ

 周りではダイサギとコブハクチョウが長旅ご苦労さんとでも言っているようであった。



    長旅をコブハクチョウやダイサギに労われるコハクチョウ達

 成果に満足して帰路についた。2日遅れて新聞に邑知潟本体にコハクチョウが13羽飛来したことが報じられた。
 帰り道、ふと田んぼを見ると、動くトラクターの後ろをついて歩くコウノトリが目に入った。時間がなかったが直ぐに飛び降りて写真を撮った。

       トラクターの後ろをついて歩くコウノトリ

            若い3羽のコウノトリ

 コウノトリは3羽の若いグループであった。コウノトリの郷公園に問い合わせたところ、志賀町2023年生まれメス、綾部市2022年生まれのメス、京丹後市2023年生まれのオスであることが分かった。まだ幼く繁殖活動はできないが餌を探しに石川まで来たのかといとおしくなるとともに、その飛翔力の強さに改めて感心した。コウノトリはそれほど敏感ではないが人が近づくと警戒する。この若鳥達は人間の作業の傍まで近づいて獲物のミミズなどが出て来るのを待って捕まえている。この周辺ではトキの放鳥も計画されていて、どう餌場、安全を確保するかが議論されている最中であるが、鳥達が逞しく人間の行動に適応できそうで一安心したことであった。
 時間が迫って来たので帰ろうとしたが、今度は刈り取りの終わった田で動く別の鳥影が見えた。えい!ついでだ!と思い又写真を撮った。



             ムナグロの若鳥達

 群れは10数羽でありムナグロの若鳥達であった。

 約束の時間が迫ったので電話して約束を伸ばしてもらい、帰りに河北潟に寄ることにした。なぜかコウノトリがいるような気がしたからである。
 河北潟につくと、直ぐに電柱に2羽のコウノトリが見え急いで撮影した。


              河北潟のコウノトリ

 今年巣塔で子育をした2羽であった。

 この日は悪乗りがすべてうまくいき、大満足の一日であった。
 朝晩は冬近しの感を抱かせるが、ハス田にはまだシギが来ている。季節が混在する今日此頃である。


谷地田の秋-ノビタキ

2023-10-06 07:49:29 | 日記
 団地の調整池は浅い谷合の一番奥の少し高い所にあり下に向かって谷地田が連なっている。
 例年だと稲刈りが終わる頃、調整池周辺ではギンヤンマやオニヤンマが周回し、繫みではオオアオイトトンボやオオカマキリも見られ、熟れた栗の実が落ちているのを見ることもできる。

             周回するオニヤンマ

             オオアオイトトンボ

             顔を出すオオカマキリ

              落ちたクリのいが

 谷地田には刈り取った稲を天日干しする稲架があり懐かしい光景である。

              稲架に干された稲

 ノビタキが訪れ、多くのアキアカネに加えショウジョウトンボ、ノシメトンボ、ネキトンボやアキアカネを捕食するシオカラトンボなどが見られる。

              電線のノビタキ

             連結したアキアカネ

             ショウジョウトンボ





               ノシメトンボ

               アキアカネ

        アキアカネを捕食するシオカラトンボ


               ネキトンボ

 ネキトンボは一見ショウジョウトンボに似ているが、少し小さく、ショウジョウトンボの腹が幅広いのに対し、腹が細く胸に2本の黒い条があることが特徴である。

             ネキトンボの胸

 残念ながらミヤマアカネは最近見かけることが少なくなってしまった。

               ミヤマアカネ

 今年はノビタキの到着が遅れていたが、やっと見られるようになった。




         やっと到着し電線に止まるノビタキ

 ただ、例年のように刈り取りの終わった田の草や杭に止まっている姿ではなく、電線に止まる姿であった。


やっと秋らしくーハマシギ

2023-10-03 07:02:55 | 日記
 朝の涼しさが増しやっと秋らしくなって来、今朝は今秋初めて長袖シャツを着た。散歩道ではクロアゲハが木陰の溝で水を求めヒガンバナやコルチカムの花が見られるようになった。

          団栗の落ちた溝で休むクロアゲハ

              満開のヒガンバナ

          草むらから出てきたコルチカム

 両者の共通点は有毒のアルカロイドを含むことである。民家の庭先では柿も大分色づき、栗も弾けそうである。

              色づき始めた柿

              弾けそうな栗

 用水近くではよくハクセキレイを見かける。

             電線のハクセキレイ

 モズも来たかと思ったが、よく見るとホオジロのようである。

            朝日を浴びるホオジロ

 クサシギも見かけるが未だ撮れていない。

 七塚の海岸では纏まって渡来しているのはミユビシギだけである。今回もまたミユビシギの群しかいなかった。



               ミユビシギ

 じっくりと見ると、幸いにも1羽だけ異なる鳥を見つけることができた。

         ミユビシギに混ざる一羽のハマシギ

 ハマシギである。例年だとミユビシギの群れが来る頃にはハマシギの群も来るのであるが、今年はなぜかハマシギの群れにはまだ遭っていない。



              1羽のハマシギ

 一羽だけであるが慌てるようすもなくミユビシギの群れの中で堂々としていた。


             堂々としたハマシギ




      ミユビシギの頭であるかのようなハマシギ

 まだ夏羽から冬羽への換羽の途中のようである。

 大分秋らしくなったとはいえ、今年は暑い夏の名残が続くのではないかとちょっと心配になった。