すっかり秋らしくなった庭の片隅に隠れていたアケビの実を幸運にも見つけることができた。

庭の片隅になっていたアケビの実
近くではコスモスが満開となり、少し数が少なくなったアキアカネが寛ぎ、散歩道ではヤマガラやスズメが頻繁に現れるようになった。

コスモスで寛ぐアキアカネ

ヤマガラ

スズメ
獅子吼に行ってみると、サラシナショウマが咲き、居残ったアサギマダラが花の蜜を求めていた。

サラシナショウマ

まだ残って蜜を吸うアサギマダラ
大聖寺の田に出かけてみると、ノビタキが杭の上に止まる姿が多く見られた。




杭や枯れ枝に止まるノビタキ
タシギのジェッという鳴き声だけで姿は撮れず、遠くの白い鳥影を求めて歩き始めたところ、いきなり黒い鳥影の群れが飛び立った。

飛び立った黒い鳥影
油断していたが正しくマガンであった。

上空を旋回するマガン
加賀ではコハクチョウと並ぶ冬の使者である。群れは百羽近く、後で知ったことであるが1羽のカリガネが混ざっていたようである。


旋回するマガンの群れ
写真の中でやや小ぶりで胸から腹に横縞がなく、嘴が赤く見える個体がカリガネだったかもしれない。もう少し情報をきちんと把握しておけばよかったと悔やまれた。

頭上のマガン
群れは頭上を旋回し、そのうち鴨池の方に飛び去って行った。
このような状況でも白い鳥影は慌てず、田に座ったままであった。コハクチョウはさすがに堂々としている。若鳥も含め全部で7羽の群であったが、まだ到着したばかりであろうか、居眠りをしたり座り込んだりして体を休めていた。



田で休むコハクチョウ
加賀の平野にも冬の使者が到着した。これからはマガンに加えてヒシクイ、コハクチョウ、タシギなどの季節である。