今日で10月も終わりであるというのに昨日はぽかぽか陽気であった。放射冷却の影響か今朝はかなり温度が低く、散歩道では色づいた草に止まった5匹のアキアカネが翅についた露を乾かすために朝日を浴びてじっとしていた。

畔の色づいた植物に止まり翅についた露を乾かすアキアカネ
以前にも述べたように今年は夏の終わりから秋にかけて浜辺でシギ類に遭うことは少なかった。キアシシギ(8月15日)、ソリハシシギ(8月18日)、ミユビシギ(8月22,25日)、オバシギ(8月29日)、トウネン(9月8日)、キョウジョシギ(9月12日)、ハマシギ(10月3日)などしか見ることができなかった。その分、今年はハス田を頻繁に訪れてみた。
河北潟のハス田では訪れた10月一杯迄にいくつかのシギに出会った。タカブシギ(10月20日)、コアオアシシギ(10月24日)、偶々であるがツルシギ、エリマキシギ(10月27日)を撮影できた。26日に今年のハス田最後と思い出かけたところ、以前から撮影できているコアオアシシギ、タカブシギ、ツルシギに加え、アオアシシギ、クサシギ、ハマシギを見つけることができた。



コアオアシシギ



タカブシギ

ツルシギ





アオアシシギ
アオアシシギは嘴が少し反っていて体もやや大きいのが特徴である。コアオアシシギと比べ足が水に浸かっている深さが違うのが見て取れる。
自宅近くの田で夏の終わり頃から見かけながら撮影できていなかったクサシギを撮影することもできた。


クサシギ
クサシギはタカブシギに似るが、白いアイリングがあり眉斑がないので区別できる。
ハス田にはハマシギの小さな群れもいた。


ハマシギ
七塚の浜に行ってみるとミユビシギに混ざるハマシギの数が増えていて少し安心した。





砂浜のハマシギ


ミユビシギ
浜もやっと秋らしくなって来たと思うが、冬が近いのかもしれない。