11月に入り朝はすっかり涼しくなり、初冠雪以降雪の解けていた白山にまた雪が降り、朝の空は時雨の襲来を予期させる場合も多くなった。

雪に覆われ始めた白山

荒天を予想させる朝の雲
大聖寺の2番穂の田周辺ではアキアカネが朝露にも負けず頑張り、ノビタキに代わって

まだ頑張るアキアカネ

加賀平野に渡来したコハクチョウ
若鳥も含まれているコハクチョウの群は100羽程に達し、思い思いに休む群れはある程度近づいても逃げようとしない。



2番穂の田で悠々と過ごすコハクチョウ
マガンも200羽以上の群れとなったが、こちらは警戒心が強く、不用意に近づくと直ぐに飛んでしまうので驚かさないようにあまり近づかないよう気を付けている。



警戒しながら餌を探すマガン

マガンの傍ではしゃぐオオバン

飛び去るマガン
河北潟の水を張ったハス田でもシギに代わってカモの群れが多くなり、コガモやハシビロガモなどが見られる。

コガモ、メス

雨の中のハシビロガモ
上空ではカモの群れが飛翔することも多くなった。先日の時雨の日、黒いカモの一団が降り立ったところを撮影してみると、カルガモに混ざってコガモも一緒に飛んでいたことが観測された。

霧雨の中を飛ぶカモの群れ

田に降り立ったカモ達
夏場は水辺にいたカルガモもこの時期には渡来したものが加わり数も増え、大きな群れで行動している。
ハス田の通路の電柱にはペアを組んでいる2羽のコウノトリが寛いでいた。今年も巣作りをする準備を始めるようである。

電柱のコウノトリ
野鳥観察舎周辺には未だカモ達の姿は多くないが、マガモ、ホシハジロ、ヒドリガモなどが確認できた。

マガモ

ホシハジロとヒドリガモ

顔の色合いが発達していないマガモ
交雑種のマガモかもしれない。
これからがカモの季節であり、間近に楽しむことができるのが楽しみである。