昨日の朝は雷が鳴り待望の雨が少し降った。しかし、9月も20日近いというのに暑い日が続いており散歩も早朝しか行けない。台風通過後にはそれまでうるさいほど鳴いていたアブラゼミやヒグラシの声が少なくなりツクツクボウシの声が目立っていた。コオロギの鳴き声が目立ってきたと思ったら、アオマツムシの鳴き声が取って代わった。その声も弱ってきた。虫達の世界では確実に季節が変わりつつある。
朝の散歩では、普段見られない風景を見ることができた。
まず日の出である。白山には晴れた日にはあまり雲がかからないので美しい朝焼けを背景とする白山を撮るのは難しいが、真っ赤な空に聳える白山を初めて撮ることができた。

朝焼けの白山
見出しのように、昇ったばかりの太陽を背景にカルガモ達が餌場に急ぎ、群れは旋回して田に降り立った。

餌場上空を旋回するカルガモ
何も植えていないが背の低い草が生えている。カルガモ達はここで餌を探したり、用水で泳いだりしていた。


早朝より活動するカルガモ
水田の傍らに何か機器があるのを見つけた。田への水の導入を制御しているようである。

田へ水を導入する電磁ポンプ
田への水入れは農家の人の経験と勘に寄っているものと思っていたが、それなりに機器による省力化も行われているらしい。
狭い用水路にはクモが巣を張っていた


用水路のクモの巣
糸の幾何学模様が朝日に輝き美しく、一瞬見とれてしまった。
カルガモの居た田に目を返すと、白いサギが近づいていた。ダイサギのようである。

カルガモに近づくダイサギ
カルガモとダイサギは仲良く餌を探していた。

仲良く餌を探すカルガモ
そこにコサギとアオサギが加わった。

ダイサギに近づいたコサギとアオサギ
最初はダイサギとコサギが一方、アオサギが他方という配置であったが、そのうちにダイサギがアオサギに近づきコサギ対ダイサギ、アオサギの構図となった。

対峙するコサギとアオサギ
ダイサギは戦意喪失コサギとアオサギの対決となったが、実際には戦うことなく両者が離れて行った。
民家の朝顔や畔のワルナスビを見ながら農道を歩いて帰宅した。


民家の朝顔と畔のワルナスビ
先日訪れた、耕しが終わって水が張られた河北潟のハス田にはダイサギとアオサギが群れを作っていた。

水が張られたハス田のサギ達
小さく見える白いサギはダイサギの若鳥であろうが、その大きさ目の周りに黄色みが少ないことなどを考えるとアマサギである可能性もある。ただ、アマサギはあまり水に入らないので、小さく見えるのは距離の違いのせいかもしれない。アオサギの群にも小さめのものがいた。若鳥であろう。

ダイサギのグループ

アオサギのグループ
そのうち、白いサギもアオサギも仲良く飛んで行った。

飛び去るサギ達
早朝の電線では、普段はモビングをするカラスとトビが仲良く休んでいた。

電線で休むトビとカラス
やはり、トビ同士で休んでいる姿もあった。

電線で休むトビ
昨日の雨の後は蒸し暑さがひどかったが、今朝は22℃くらいまで気温が下がった。昼間暑くならないことを願っている。野生だけでなく人間も涼しさの到来を待っている。