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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

春めく水辺や田-タゲリ

2025-03-19 07:50:25 | 日記
 今朝は昨日とうって変わって雪混じりの霙、あるいは雨混じりの雪であるが、冬の最後の抵抗であろう。 前回、カモ達の北帰行の具合、浜辺のミユビシギ、ハマシギの活動の活発化も報告した。1週間経つと、寒の戻りもあったが、浜ではミユビシギ、ハマシギの群れも大きくなり、クロサギやセグロカモメなど、またカラス(嘴の大きさが分かりにくいが多分ハシブトガラス)やイソヒヨドリなども活動を活発化させている。






     春の陽射しを浴びてゆったりと餌を探したり寛いだりする
        ハマシギ(上3枚)やミユビシギ(下3枚)

              クロサギ

              セグロカモメ?

            ハシブトガラス?

            イソヒヨドリ、メス

 庭のトサミズキも満開になり、散歩道への小さな坂の雪も解け、野ではフキノトウ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなどの花も見られるようになった。

           満開になったトサミズキ

         雪の解けた団地から散歩道への登り口

              オオイヌノフグリ

             ヒメオドリコソウ

 田では、畔も整えられ田起こしの準備も着々と進んでいる。

        畔が整えられ田起こしの準備が済んだ田

 よく見てみると、去年は稲が植えられていたのに、今年は既に耕されてネギ(?)が植えられているところもある。

             ネギが植えられた田

 コメ不足騒ぎをよそに、減反を守っている田もあり、何かちぐはぐさを感じる風景である。そんな人間の活動をよそに、ヒバリの活動も活発化して来、高い梢には、今冬、あまり見なかったアトリが移動のために集まり始めた。

          田や野に現れ囀り始めたヒバリ
 

         北へ帰るために集まり始めたアトリ

 河北潟周辺の田の水たまりではタゲリが移動の準備のため餌を摂るのに忙しい。





           移動前に栄養を摂るタゲリ

 体の白と、日の光を浴びるとタマムシ色に光る黒っぽい色のコントラストが美しく、ピンと伸びた冠羽もユニークである。
 すっきり晴れた空高く、コウノトリが舞い、電信柱ではチョウゲンボウなどが周囲の監視を強めているが、ノスリはカラスにモビングされて困っている。


             空高く舞うコウノトリ

          周囲を監視するチョウゲンボウ

    カラスにモビングされて電柱のてっぺんに追いやられたノスリ

 手取川周辺では、コガモやホシハジロ、ホオジロガモなどが移動の最後の準備をしている。

             コガモとホシハジロ

            ホオジロガモとカルガモ

              未だ真っ白な白山

 白山は未だ真っ白であるが、里には本格的な春が足早に近づいている。

旅立ちの準備―カモ達

2025-03-12 11:33:28 | 日記
 2月末から暖かくなり、陽気に誘われ、田や潟で越冬していたカモ達は、3月上旬には、北に帰る準備を始めた。
 木場潟ではカモ達が空高く速く飛び、羽を動かし続ける準備運動、編隊飛行の訓練をし始めていた。



            空高く飛び始めたカモ達

 未だ雪の残る日陰ではコガモが陸上での餌探しをしていた。

             陸で餌を探すコガモ

 コガモの旅立ちはほかのカモ達より遅い。
 邑知潟の田では、コハクチョウの数が減り始め、小さな群れに分散し始めた。



        小さな群れになり始めたコハクチョウ

 よく見ると、コハクチョウにマガンが混ざった群れもある。




          コハクチョウに混ざるマガン

 マガンの群れには、少数のヒシクイも混ざっていることもある。

            マガンに混ざるヒシクイ

 マガン達も離陸、着陸を繰り返し、旅立ちの準備をしているようであった。



         離着陸の回数が増えたマガンの群れ

 10日朝の冷え込みは厳しかったが、上天気であった。庭では雪の下から出てきたクリスマスローズ、トサミズキの花が咲き、ウグイスが鳴き、散歩道でも示し合わせたように複数のウグイスがホーホケキョと鳴いていた。

        雪の下から花芽が現れたクリスマスローズ

             咲き始めたトサミズキ

 ウグイスも春を感じたのであろうか?田周辺には冬の間にはあまり見かけなかったツグミが多数現れるようになり、こちらも北へ帰るグループの結集に努めているようである。



             結集し始めたツグミ

 河北潟周辺ではコハクチョウが見えなくなり、もう北に飛び立ってしまったのかもしれない。
 一方ハス田にいるヘラサギは未だ悠々と餌を探し、直ぐに移動する気配は見えない。




          悠々と暖かさを楽しむヘラサギ

 海岸では、ウミネコが群れを成し始め、ミユビシギやハマシギの活動も活発化してきた。

               ウミネコ


               ミユビシギ

               ハマシギ

ウも早春の陽光を楽しんでいる。

           早春の陽光で羽を乾かすウ

 11、12日も暖かい日が続いている。


早春の一コマーキジ

2025-03-05 09:29:28 | 日記
 今朝は冷たい雨が降っているが、雪は2月いっぱいで止み、3月とともに暖かくなった。除雪した雪の山が未だ残っている所があるが、庭ではトサミズキの芽が膨らみ、散歩道もウオーキングシューズで歩けるようになった。

              除雪された雪のШ

           芽が膨らんだトサミズキ


    ウオーキングシューズで歩けるようになった用水沿いの散歩道

 殆ど雪の解けた田では麦の芽が起き上がろうとしている。

             雪から顔を出した麦

 少し前になるが、河北潟から志賀の海に行ってみたところ、チョウゲンボウやノスリが辺りを監視し、水を張った田ではコサギが餌を探していた。


      辺りを監視するチョウゲンボウ(上)、ノスリ(下)


              餌を探すコサギ

 志賀の海ではトビがのんびりと辺りを見回し、沖の岩礁にはマガモやカルガモが寛いでいた。

           砂浜で辺りを監視するトビ


 
         岩礁のマガモ(上)、カルガモ(下)

 話を戻して、畦道のオオイヌノフグリの可憐な花を愛でながら、用水沿いを歩いていると、突然ヒバリの囀りが聞こえた。

             オオイヌノフグリ

 慌てて撮ったので十分ではないが、よく晴れた空にその姿を微かに捉えることができた。


             青空に登るヒバリ

 シジュウカラは団地内でも、モズは野原で活動し、切り株の残った田ではキジ・オスが鮮やかな羽の色を見せている。



        いろいろな環境下で活動するシジュウカラ

              野原や森のモズ

           綺麗な体を見せるキジ(オス)

 いい天気と暖かさに誘われ手取川にヒバリの様子を見に行ったが、まだ早いようであった。

         白山を背景に手取川を渡る北陸新幹線

 霞む白山を背景に鉄橋を渡る新幹線、木々の枝に止まるスズメやホオジロなどの小鳥を見たのち川面に視線を移すと、カイツブリやカンムリカイツブリに加えてホオジロガモ・メスが目に入った。



        川原の木々の枝のスズメ(上)、ホオジロ(下)



 手取川のカイツブリ(上)、カンムリカイツブリ(中)、ホオジロガモ(下)

 木場潟の様子も気になったのでさらに出かけてみると、枝垂れ柳(?)も芽吹き始め、ヨシ原にはオオジュリンが忙しく活動していた。

            芽吹き始めた枝垂れ柳

           枯れたヨシ原のオオジュリン

 かなり春めいてきた。

残り雪と野鳥-エナガ

2025-02-26 08:57:35 | 日記
 2月は、初旬の雪以来、時々晴れ間もあるが雪模様の日が続いた。庭のバラの中にはこの雪の中でも花をつけているものもある。

            雪に耐えて咲くバラ

 24日朝には予報では"今冬最後”の淡雪の積雪があった。

             24日朝の降雪

 昨日は朝から晴れ上がって暖かさが戻って来、春の到来を確信した。今日早朝には強い雨が降ったが、道端にはまだ雪が残っている。雪原の林にはアオジ、カシラダカに加え、オスの写真は撮れなかったが、ペアのキジも現れ春を思わせた。



     雪原のアオジ(上)、カシラダカ(中)、キジ・メス(下)

 エナガは群れを成し、木々の枝を忙しく飛び回って移動しながら餌を探していた。



           木々を飛び回るエナガ

 エナガの群れにはメジロやヤマガラも混ざっていた。



                メジロ


                ヤマガラ

 コゲラもいるなと思っていたら少し高い木の幹でキツツキが木を叩く音が聞こえた。

               コゲラ

 耳を澄ませながら木々を注意深く探すとアカゲラがいた。


                アカゲラ

 キョッキョという鳴き声とともに木を叩くのはアオゲラである。


 アオゲラは木を登りながら幹を叩き虫を探している。時には木の又で休みながら、また探す。


             一時休憩のアオゲラ

 時には飛んで移動し、枝先にも止まる。

             小枝に止まるアオゲラ

 鉄塔では、1月13日に報告して以来、頻繁にオオタカが見られる日が続いている。



              鉄塔のオオタカ

 近くに営巣しているのかもしれない。本格的な春も近いものと思われる。

 予報によっても雪はもう終りだそうである。

              
          24日朝の雪 庭(上)近くの森(下)

 今回の雪はすぐに融けるだろう。近くの森の淡雪も美しく印象に残った。


春の兆し-ルリビタキ

2025-02-19 08:29:34 | 日記
 年が明けても気温は高めであったが、1月9~11日にかけてと2月4日から1週間断続的に雪が続き、今月10日朝には積雪は53㎝に達した。今週も大雪が懸念されているが、今朝の積雪は数センチメートルで、今のところその気配は薄い。
 1月13日には偶然撮れたルリビタキ・オスを報告した。


             ルリビタキ・オス

 その後気になって雪模様の度に数回出かけてみたが、雪の野原にはシロハラ、ヒヨドリ、アオジがいるくらいで、ルリビタキを見つけることはできなかった。




               シロハラ





                アオジ

 そんな散歩道で電線に小鳥が群れていたので何気なく撮影してみると、アトリであった。


                アトリ

 今年はあまり見なかったのでその姿に少し安堵した。
 森では、残雪近くにジョウビタキ・メスが見え、丸い目で人懐こそうにこちらを見ていた。





           雪原のジョウビタキ・メス

 湿地に差し掛かると枯れ枝に小鳥が飛んできた。ジョウビタキかな?と思ってよく見るとちょっと違う。ルリビタキ・メスであった。





            雪原のルリビタキ・メス

 1か月近く追い求めてきたオスを見ることは叶わなかったが、メスに出会うことができた。
 ルリビタキも今年は少ないように感じる。散歩道で見かけたオスとメスのルリビタキはそのうちに出会って、パートナーになって欲しい。そんな春の兆しを感じさせるその姿に少し安堵した散歩であった。