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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

冬が始まった志賀-イソヒヨドリ

2024-12-24 07:16:18 | 野鳥
 今夕はクリスマスイブ、今年も末近くになり、まだ紅葉の残る白山周辺の1,000mクラスの山々も白い雪とのコントラストを見せ、やっと時雨の時季は終わって時々晴れの日や雪の日が現れるようになった。

             石川福井県境大日山

               富士写ヶ岳

             名も分からない低山

 そういう日の朝の冷え込みは厳しく、草の葉の上にも粉雪が残るようになった。

             草の葉に残る粉雪

 一昨晩から昨日の朝にかけても雪が降り、自宅周りや散歩道にも3㎝ほどの積雪があった。

              タイヤ跡が残る道路

             散歩道のヨシへの着雪

 寒くなったが南に行かずに留まる相変わらず元気なヒヨドリを見ていると、尾の長い鳥がひらひらと飛んできた。

            元気に活動するヒヨドリ

         民家の車庫の屋根の上を飛ぶオナガ

 オナガである。民家の車庫の屋根に止まって独特の鳴き声を出している。


              車庫の上のオナガ

 先日、冬鳥の様子を見に志賀に出かけた。まだ多くは渡来していないようだが、いつものイソヒヨドリが愛嬌を振りまいてくれた。



            イソヒヨドリ(オス)


             イソヒヨドリ(メス)

 今はオス、メス別々に生活しているようであるが、年明けあたりから子育ての準備へと進むのであろう。イソシギも元気であった。

                イソシギ

 志賀の街に近い田にコハクチョウの群れが飛んできた。

           移動するコハクチョウの群れ

 コハクチョウも元気に越冬している。


          元気に越冬しているコハクチョウ

 あまり考えずに写真を撮ったが、丁寧に見ると、ヒシクイかマガンが混ざっていることが分かる。

コハクチョウの群れに混ざるヒシクイかマガン((写真手前に2,3羽見える)

 早く、トモエガモ、シノリガモ、ウミアイサなどに渡来してほしいと願っている。


里にやっと雪が来た―ミコアイサ

2024-12-20 08:05:05 | 日記
 今朝はいい天気であるが冷え込みは厳しく氷点下になった。車の屋根にも霰が積もりフロントガラスも凍り前が見えなそうである。

       屋根が、フロントガラスが凍り前が見えない車

 昨日の朝もそれなりに冷え込んでわが家の庭にも霰が積もった。

           庭にうっすらと積った雪

 民家の庭では雪囲いをした植物の周りに雪が積もっていた。

                民家の庭

 白山麓の田には雪に驚いたのかサルの群れが出て来て元気に餌を探していた。

             田に出てきた猿

 中には群れから離れて2匹でちゃっかり恋を楽しむカップルもいた。

          群れから離れた仲の良い2匹

 さて、河北潟干拓地はハス田の他に広大な牧草地があり数軒が酪農を営んでいるようである。3日ほど前、特別の目的もなく訪れてみた。



               河北潟の乳牛 

 牛舎近くにはネズミも多いとみえ、ノスリが辺りを見張っていた。

              辺りを見張るノスリ

 ムクドリの群れにはホシムクドリが混ざっているのを時々見ることができる。

        ホシムクドリも混ざったムクドリの群れ

 用水路にはヒドリガモが多く、変わったものはいないと思っていたら、草影から1羽のミコアイサが出て来て水路の中央部まで移動した。



     草むらから出て来て用水路の中央部に移動したミコアイサ

 しばらく見ていると行ったり来たりを繰り返していたが特別のポーズもないので木場潟に移動した。



         水路を行ったり来たりするミコアイサ

 木場潟ではスズメが枯枝に鈴なりになって忙しく鳴き声を立てていた。


         葉の落ちた枝で鈴なりになるスズメ

 これも冬の風景である。潟を観察しようとした時、時雨が落ちてきた。取り合えず近くにいたカンムリカイツブリの写真を撮り、水面を見ると少数ながらコガモが渡来していた。


     時雨が降り出した木場潟のカンムリカイツブリとコガモ

 家に帰って近くを散策すると、獅子吼には積もった雪が見え、近くの森ではメジロやジョウビタキ、コゲラが雨の止み間に餌を探していた。

           積もった雪が増えた獅子吼



      冬枯れの林で餌を摂るメジロ、ジョウビタキ、コゲラ
 
 やっと時雨の季節が終わり、雪の季節になろうとしている。

今冬初めての積雪―オカヨシガモ

2024-12-17 08:00:55 | 日記
 このところ時雨が続いていたが、今朝はついに積雪となった。

           庭にうっすらと積もった雪

 天気は悪いが高松の波打ち際ではハマシギやミユビシギが元気に越冬準備をしている。



           越冬に備えるハマシギたち

 偶に日が射すと海上に虹が見えることがある。

             荒れる海に掛かる虹

 虹は薄くなかなか色が出ないのであきらめて河北潟の用水路に行った。多くはヒドリガモ、カルガモであるが、カルガモの群れに混ざるオカヨシガモを見つけることができた。



             用水路のオカヨシガモ

 悠々と泳いでいたが、カルガモなどが飛ぶとやや遅れて一緒に飛び立ち、また水路に降りた。水路の水は濁っているがあまり気にしていないようである。




         水路の濁った水の中を泳ぐオカヨシガモ

 小雨が降りだしたが水面を見ていると、スズガモと思われる個体を見つけた。


             スズガモ?と思われるカモ

 スズガモは主に海辺にいるものと思っていたが、こんなに水の濁った用水路にもいたので少し驚いた。
 干拓地にはコサギやコハクチョウもいた。



                コサギ

               コハクチョウ

 コハクチョウは水溜りのある田に集まっていた。

          水を張った田に集まるコハクチョウ

 そうこうしていると時雨が降り、虹がかかった。


         虹を背景とする田のコハクチョウ

 なかなかきれいな写真が撮れなかったが。虹を背景としたコハクチョウの群れが撮れたので撤収した。今年は異常に長く時雨の時季が続いたがこれからは雪の季節に変わるかもしれない。

大日川-ヤマセミ

2024-12-13 07:50:39 | 日記
 今月8日には標高650mの獅子吼高原のハングライダーの助走路が白くなるほどの雪が降り、麓の鳥越村でも屋根がうっすらと白くなり、黒い瓦にできた雪の白との対比が作る幾何学模様が美しかった。

         雪で白くなったハングライダー助走路

   黒い屋根瓦に積もった雪が幾何学模様に白く残る麓の地場産売り場

 ただ、大日川は増水しマガモくらいしか見当たらなかった。

       水量が増した大日川で岸縁近くを泳ぐマガモ

 もう冬眠したかもしれないが、クマよけのため早く収穫するように勧められているカキの実もまだ残っており、スズメの群れが集まっていた。


           未だたわわに残るカキの実

           カキの梢に集まるスズメ

 散歩道ではキセキレイやダイサギが水路の中で餌を探し、ジョウビタキやヤマガラは電線や木の枝でつかの間の日射しを楽しみ、チョウゲンボウが辺りを監視していた。


          冷たい水路の中で餌を探す鳥達

         丸くなって日向ぼっこするジョウビタキ

        丸くなりながらも枝を活発に移動するヤマガラ


        電柱の上から辺りを監視するチョウゲンボウ

 団地の調整池ではカルガモが目覚めて鳴き交わしながら朝の活動を開始していた。

            調整池で目覚めたカルガモ

何かいないかなと大日川に行って堰を眺めていると、聞き覚えのある鳴き声がした。ヤマセミ?と思い対岸の木の枝を見ると白っぽい鳥が見えた。

            対岸に見えた白っぽい鳥

 やっぱりヤマセミだ!そこへもう一羽飛んできた。

            2羽になったヤマセミ

 2羽は互いに近づいたり離れたりしていたが、そのうち一羽が川面めがけて飛んだ。

          1羽が飛び残ったもう1羽

 後で分かったことであるが、最初から居たのがオス、後から飛んできたのがメス、川面に飛び込んだのがオスであった。オスはなにも捕まえられずにまた枝に戻った。


           また2羽になったヤマセミ

 2羽は何事も無かったかのように仲良く午後の日射しを楽しんでいた。

          仲良く日射しを楽しむヤマセミ

 暖かい日差しとともに、こちらもほんわりとした気分になった午後であった。

冬の始まり、木場潟ー白山

2024-12-10 12:03:56 | 日記
 今年は12月に入っても気象台が騒ぐほど寒くならない。時雨は多いが強風が吹かないので家の周辺でも未だモミジが残っている。





           色とりどりに残るモミジ

 中には色が抜けても未だ枝についている葉もあり、咲き終ったアジサイの花もまだ色を保っている。

            色がまだ残るアジサイ

 ハクモクレンはもう春の準備を完了している。

          蕾をつけているハクモクレン

 家の庭ではクリスマスホーリーが色づき、ビオラも植えられクリスマスを待っている。ビオラはなぜかあまり生き生きとしてこない。

           色づいたクリスマスホーリー

           あまり勢いを増さないビオラ

 気象台からは8日に初雪が宣言されたが、積もるような雪が降る気配は一向にない。
 今朝は久しぶりに雨が上がり、略、快晴となった。冷え込みはそれなりに強く、散歩道では用水路から水蒸気が霧のようになって立ち昇り、道端の草の葉には霜が降り、花が咲いたように見えた。


            水蒸気が立ち上がる水路

            草の葉についた霜

 田の水たまりには薄氷が張り、冬の訪れを感じさせている。


              田に張った薄氷

 道路には、このところの寒さで力尽きたのか、アキアカネが横たわっていた。野生の生き物も冬を迎えている。

           散歩道で力尽きたアキアカネ

 暖かさでよく伸びた麦の上に私の長い?足が影を落とし、急に背が高くなったと自己満足した。


     麦畑に伸びる私の足陰(右側の上から下への二つの黒い影)

 昼前には暖かくなり、この小春日和に木場潟に行ってみたが、山茶花がまだ咲き、水面に見えるのはマガモ、カルガモ、オナガガモが主でホオジロガモやミコアイサなどの姿は見当たらなかった。

山茶花


                マガモ

               オナガガモ

 その代わり、やっと冠雪した白山が木場潟越しに美しく見えた。



           木場潟と後方に聳える白山

 金沢市の南に位置する笈ヶ岳(鳥友さんから教えていただきました)も冠雪しているところを見ることができる。

              冠雪した笈ヶ岳

 時雨が続くのは日本海の海水温、気温が高いからであり、気温が下がると、大雪になる可能性も高く、注意して気象予報を見ている今日此頃である。