ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

今回の旅で買ってきた物②

2006年11月10日 | 奄美・沖縄ツアー2006
石敢當。「いしがんとう」と読む。猿岩石とは関係ない。

沖縄や奄美では、市中を徘徊する魔物「マジムン」はまっすぐ直進する性質を持つため、T字路や三叉路にぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられている。そのためそれを避けるために、あらかじめ魔物が入ってきてしまいそうなところに、表面に「石敢當」と漢字で書かれた石碑を建てたり、石版を壁面に貼り付けることで魔よけとする。喜界島でもよく見かける。
これは中国伝来の風習で、似たような魔よけは中国の一部の地域にも見ることができるが、「石敢當」の名前そのものの由来は古代の武将の名前とも名力士の名前ともされ、諸説あり定かではない。

私の場合、実家(東京)の目の前がT字路なので以前から気になっており、「沖縄に行ったら石敢當を買ってこよう」とずっと思っていた。それが今回成就したのだ。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
きゃー (和弥)
2006-11-10 12:54:19
今年の喜界滞在で川嶺はじめ、あちこちで石敢當の
写真撮ってきたんですよー
いろんなのあって面白いから
シーサーもとってきたけど
とあるごま農家のおじさんと話してて
「ほんとはここにないといけないけど、この地域では
あんまり見かけないんだよねー」って言ってた
嘉鈍じゃなくて、、、ケラジ、阿伝の先、中なんとかって地域で
返信する
Unknown (管理人)
2006-11-11 07:49:39
そうですか....。
川嶺にはたくさんあったんですけど....。
返信する

コメントを投稿