一般に淡水に算する小形のハゼ類。多くは食用にならないところからの蔑称だが、佃煮の材料には使われる。
「ハゼ科のチチブ・ヨシノボリなどの俗称。ゴリ」なのだそうだ。
「雑魚(ざこ)」にも通じるものがある。
蔑称というけれども、佃煮の材料になるのだから立派だ。カルシウムたっぷりでからだによさそうだし。
ぼくは「ブヨブヨと太って、身の締まってない、だらしないハゼみたいな男」のことだと思っていた。「だぼ」の語感から、「(衣類の)だぼだぼ」を連想したのである。ところが小さすぎて食べられないハゼだったとは。
こうなると気になるのは「だぼ」の意味である。『広辞苑』では「木材や石材を継ぐとき、両方の材にまたがってはめこみ、ずれを防ぐ小片」とある。棚板を受ける部分につける木や金属のポッチも「だぼ」という。「棚板を受ける金具みたいに小さなハゼ」? なんだかわかりにくいなあ。
関西の一部では悪口として「ダボ!」が使われる。『広辞苑』には載っていない。「アホ」の最上級、「ドアホ」が訛ったものともいわれるけれど、「すごくアホなハゼ」というんじゃあんまりだ。
このブログが本にまとまりました!
「ハゼ科のチチブ・ヨシノボリなどの俗称。ゴリ」なのだそうだ。
「雑魚(ざこ)」にも通じるものがある。
蔑称というけれども、佃煮の材料になるのだから立派だ。カルシウムたっぷりでからだによさそうだし。
ぼくは「ブヨブヨと太って、身の締まってない、だらしないハゼみたいな男」のことだと思っていた。「だぼ」の語感から、「(衣類の)だぼだぼ」を連想したのである。ところが小さすぎて食べられないハゼだったとは。
こうなると気になるのは「だぼ」の意味である。『広辞苑』では「木材や石材を継ぐとき、両方の材にまたがってはめこみ、ずれを防ぐ小片」とある。棚板を受ける部分につける木や金属のポッチも「だぼ」という。「棚板を受ける金具みたいに小さなハゼ」? なんだかわかりにくいなあ。
関西の一部では悪口として「ダボ!」が使われる。『広辞苑』には載っていない。「アホ」の最上級、「ドアホ」が訛ったものともいわれるけれど、「すごくアホなハゼ」というんじゃあんまりだ。
