蓬莱のこと。初春の祝儀にもちいる。一説に、ニシはタニシあるいはニシン。
「蓬莱」の項を見ると、正月の飾りのことらしい。三方の上に白米を盛って、さらに山海のものをいろいろと飾る。飾ったのは、たとえば熨斗鮑(のしあわび)、伊勢海老、勝栗、昆布、野老(ところ)、馬尾藻(ほんだわら)、串柿、裏白(うらじろ)、譲葉(ゆずりは)、橙、橘などとある。野老も、馬尾藻も、裏白も、譲葉もわからないので、それぞれの項目を読んでみる。野老というのはヤマノイモ科の蔓性多年草だそうだ。イラストも載っている。馬尾藻は「海産の褐藻」だそうだ。「古来、新年の飾物、食用、肥料として用い、また焼いて加里を採る」とも書いてある。裏白はシダ。譲葉は常緑の木で、「新しい葉が成長してから古い葉が譲って落ちるので、この名がある」のだそうだ。
『広辞苑』の「譲葉」のページを読んでいて「おや?」と思った。ぼくの家の庭にある木、これは譲葉ではないか? ネットで画像を探すと、まさしくこれ。何という木だろうと思っていたのだけれども、これで疑問が解決した。その葉の落ちかたから、世代交代、子孫繁栄、家名永続のシンボルらしい。おめでたい木だったのですね。
「蓬莱」の項を見ると、正月の飾りのことらしい。三方の上に白米を盛って、さらに山海のものをいろいろと飾る。飾ったのは、たとえば熨斗鮑(のしあわび)、伊勢海老、勝栗、昆布、野老(ところ)、馬尾藻(ほんだわら)、串柿、裏白(うらじろ)、譲葉(ゆずりは)、橙、橘などとある。野老も、馬尾藻も、裏白も、譲葉もわからないので、それぞれの項目を読んでみる。野老というのはヤマノイモ科の蔓性多年草だそうだ。イラストも載っている。馬尾藻は「海産の褐藻」だそうだ。「古来、新年の飾物、食用、肥料として用い、また焼いて加里を採る」とも書いてある。裏白はシダ。譲葉は常緑の木で、「新しい葉が成長してから古い葉が譲って落ちるので、この名がある」のだそうだ。
『広辞苑』の「譲葉」のページを読んでいて「おや?」と思った。ぼくの家の庭にある木、これは譲葉ではないか? ネットで画像を探すと、まさしくこれ。何という木だろうと思っていたのだけれども、これで疑問が解決した。その葉の落ちかたから、世代交代、子孫繁栄、家名永続のシンボルらしい。おめでたい木だったのですね。