昨日のことです。
本当にびっくりする程のわずかな時間で、その症状は現れました。
現在18歳の我が家の猫。
ふと見たら、後ろ脚を片方ですが引きずるようにして歩いている。
「え?え?ついさっきまで普通にしてたよね?どうしたん??」
こんなことは初めてだったので、
驚くと同時にどうしよう・・・と真っ暗な気持ちになった・・・。
人間で言うと18歳は90歳くらいだと思う。
何があってもおかしくないと、できるだけの覚悟はしていました。
引きずっている脚は少し腫れてみえる・・・。
何かばい菌でも入ったのか・・・。それとも骨折?
人と同じで、猫にも「いつの間にか骨折」があるのか・・・。
もう不安だけがぐるぐると頭を巡りました・・・。
動物病院に行くことは真っ先に考えた。
徒歩圏内にある病院だけど、キャリーケースを持って歩いていくには大変だ。
タクシーで行く?それとも唯一足になってくれそうな彼女に頼んでみる?
でもウチの猫、
大の病院嫌いでワクチンを打つ時でさえ恐ろしいケダモノに変わる。
それだけの元気があれば、見方を変えれば安心だ。
が、やはりきちんとレントゲンなど撮ってもらいたいし、
なんとか大人しくしていて欲しい・・・。
因みに結婚していた頃は、
夫が車を出してくれて夫が暴れる猫のフォローをしてくれていました。
女性の私には手が負えない程の力で、泣き叫ぶからです。
そんな過去を思うと、正直私だけで大丈夫か・・・とまたまた不安が膨らむ。
唯一の救いだったのが、足は引きずっていても食欲はいつもと同じ旺盛。
出したフードは一粒も残さずしっかり食べてくれました。
それでも不安を抑えきれなかったので、行きつけの病院に電話で相談。
とりあえず、腫れが長引くようなら一度受診してくださいと言われた。
とても感じの良い対応に、少しだけ安堵。
後ろ髪を引かれる思いで、出勤致しました・・・。
ほんとにね、昨日ほど会社を休みたいと思った日はなかった・・・。
帰ったら、脚どころか息をしていなかったらどうしようとか、
病院に行くことになったら、彼女に事情を話して一緒に行ってもらおうかとか、
とにかく仕事にまったく集中できず・・・。
定時になると、風のようにかたずけ嵐のように電車に乗り、原付を爆走。
玄関に入るや否や、「チャイ~~~~~!」と愛猫の名を絶叫。
飼い主の怒涛のような思いを知ってか知らずか、
のそのそと彼はいつものお出迎えをしてくれました。
その足取りは・・・。
まったくの普通でした・・・。
「え??、治ったの?お前、治ったの???」
情けない飼い主の目から、汗が出た・・・。
恥ずかしながら、号泣してしまったんですよ・・・。
腫れは若干残っているようにも見えたけれど、歩行が安定していたんでほぼ大丈夫。
明日になれば引くだろうと、彼の治癒力を信じました。
そして迎えた今朝。
一体、あの時の彼は何だったんだ?と思う程元気になりました。
一時的な関節炎か何かだったのか・・・。生命の不思議です・・・。
そして改めて思いました・・・。
私はこの子を失ったら多分ボケるだろうなと・・・。
と言うか、守るものがいなくなってしまうので、
もう生きていても仕方ないとただただ絶望してしまいそうです・・・。
しかしながら、その時は確実に来る・・・。
それもそう遠くない未来に・・・。
たった一人の家族です。
お願いだから長生きしてね・・・。
お願いします。