もし私ががんや認知症など、重度の病気になったら・・・。
お独り様にとって、
病気になること程人生を脅かすものはないでしょう。
昨日はその件で、思い切って叔父に電話をしました。
その時が訪れたら、一体誰が私を看るのか。
そもそも看てくれる人間はいるのか。
やはり成年後見人を立てるべきか。
胸に噴出していた思いを、なるべく淡々とした口調で相談しました。
こういう時、感情に任せて弾丸トークをしたら相手は確実に引きます。
仕事で心がけていることを生かす時。
叔父は、「うん、うん」と聞いてくれました。
叔父から出た答えは、まず成年後見人は止めた方がいいと言ってくれました。
この制度自体あまり認知度が高くないし、
実際取り入れた方の経験談を聞くと、
お金のことなど不透明な事態がかなり多かった・・・。
これは私がネットで調べた話ですが、叔父もいい噂は聞かないと言っていました。
叔父曰く、
「行政に頼って見ず知らずの人間に管理させるのは危険過ぎる。
何かあったら、私といとこたちを頼っていいから・・。
あまり悲観的にならないで。暗くなってはだめだよ」
叔父の子供たちは、長女は独身を貫き東京でバリバリ仕事をしています。
最近マンションを買ったらしく、悠々自適なお独り様生活を満喫しているとか。
次男はこの春私と同じく熟年離婚をし、現在叔父夫婦と一緒に暮らしています。
みんな独り・・・。こんな家系もなかなか珍しいかもしれません。
でも独りだから、合う話もたくさんあるでしょう。
お正月には東京で暮らしている長女が帰省し、家族みんなでお節を囲むそうです。
その席に私も呼ばれました。嬉しかった・・・。本当に嬉しかったです。
身内など、あってないようなものだと決めつけていました。
しかし叔父の思いも寄らない優しい言葉に、昨日は生きる希望が見えた気がしました。
私は今まで、人を信じないことに頑な過ぎたのかな・・・。
来年早々、私は離婚してから初めてと言っていいでしょう。
「一家団欒」のような空気の中に身を置きます。
おかしなプライドも見栄も意地も全て捨て、お独り様同士の語らいをしたい。
もちろん、叔父や叔母からのうんちくがいっぱいであろういい話も聞きたい。
人生って、絶えず動き続けるものなのですね。
悪いこともいいことも、一か所にずっと留まろうとはしないもの。
つくずく感じました。