2017.11.21 YEBISU GARDEN CINEMAで『猫が教えてくれたこと』を観る。なんとも個性的な猫たちに★4つ。

映画にでてくるワンちゃん、猫ちゃんが好きです。

ことしも、『しあわせな人生の選択』とか『パターソン』『ボブという名の猫』など、記憶に残る作品がいろいろありました。多分、これが決定版ですね。『猫が教えてくれたこと』、YEBISU GARDEN CINEMAで観ました。

トルコ、イスタンブールに住む七匹の猫が主役のドキュメンタリーです。この街は伝統的に野良猫が多いんだそうです。港町です。ネズミ駆除のために船に乗せられた猫が、寄港中に居着いたのが始まりとか。

でてくる猫がみんな個性的。エンドクレジットで登場順に紹介されますが、我が家の一番人気は、やはりデリカテッセンに住むグリーンの目、灰色のデュマンです。店の中には入らず、食事がほしいときは両足で窓をたたきます。特製チーズと、最近はターキーがお好み。黒と白のガムシスという遊び人猫も好きですね。飼い主のパン屋の親父がいい人で、「うちがメインなんだけどね、あちこちに泊まり歩いてるんだよ」とこぼす。

アディダスのジャンパーを着た毛むくじゃらの船乗りは「猫は神様の遣いだ。俺は神様に愛されているんだ」という。猫のことを話すこの街のひとたちはみんなポジティブな哲学者です。

エキゾチックな風景に猫はお似合い。地上30センチ高の、猫の目線で描いていく古い町並みがなんとも魅力的です。そんな街の、人と猫のくらし。私はこの映画に★4つ、つけちゃいますね。