(写真は王座を保持したプンルアン・ソー・シンユー)
「地獄のロード」3日目はだんだん距離が離れてナコンラチャシーマ県のはじっこに行ってきました。一人じゃさすがに行きつけてもめっちゃ時間がかかっただろう場所。しかしそこまで行ってもメインのタイトルマッチはプンルアンが相手の負傷でのTKO勝ちというなんとも消化不良な結果に終わってしまったのが残念。そのプンルアンは来年早々にも世界タイトルを目指すとTVでいっぱい言っていましたが…
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(愚連隊の一言)まあ何にもないところを延々と走りましたね…(疲)
今回行ったのはナコンラチャシーマ県のフアイタレン郡というところにあるお寺だったのですが
一人で行ったらバンコクから6-7時間はかかったんじゃねえか?
という感じの場所でした。幸い
タイスポーツ協会会長であらせられるパリヤコーン・ラタナスバン女史
から「事務所に来てくれたら一緒に行きましょう」と誘っていただいたのでお言葉に甘えたんですが、
大正解でした(滝汗)
では興行の紹介です。
[2013年12月13日] ワンソンチャイ・コラート興行
場所:タイ国東北部ナコンラチャシーマ県フアイタレン郡パーモンコン寺
この「パー」とは野原とかの意味で昔の仏陀の時代に寺院の建造物もない頃林の中で集まって瞑想したりしていたのを模したような感じで大きな仏像はあるんだけど、他には小さな建物があるばかりで、今回も集まった人たちは三々五々林の中に固まって談笑していました。
そこに作られた会場での試合ですが、めったにないこともあってかかなりの人数が集まった大盛況。普通の田舎のおばちゃんたちもパンチがあたるたびに「きゃーーー!」「ぎゃーーーー!」(おいおい)と騒いで楽しんでました。
<前座試合:女子ボクシング、6回戦、契約体重102ポンド>
アンゴー・ソー・センガムラン(タイ) VS マーマイ・ルークメーラムピヤ(タイ)
<アンゴー(左)はアンレー(後述)の妹>
これはムエタイボクサーでボクシング初戦のマーマイが勢いで頑張ってアンゴーを押したものの、パンチの的確さでアンゴーが押し返し、最後は顔とボディのパンチで泣きそうな顔になったマーマイが抵抗できなくなったのを見てレフェリーが試合を止めました。
アンゴーが2R1分7秒TKO勝ち
<第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約体重114ポンド>
クワンピチッ・13リエンエクスプレス(タイ) VS チャラーンチャイ・シッサイトーン(タイ)
世界ランカーのクワンピチッは今回家族もつれて参戦(微笑)、相手のチャラーンチャイは日本ではヨーヨーのリングネームで何回か試合しています。
<攻めるクワンピチッ>
チャラーンチャイもよくジャブを始めとしたパンチを出していたんだけどいかんせん弱いパンチばかりで序盤こそ様子見だったクワンピチッの反撃が始まると下がり始めます。よくパンチを出し続けて抵抗したチャラーンチャイでしたが、最後は4ラウンド中盤にボディブローを食って一度目のダウン。ここをなんとか立ってパンチをさらにパンチをだして応戦したもののクワンピチッに追撃きつく再度のボディブローで2度目のダウンを食ったところでレフェリーがカウント3くらいでストップしました。
クワンピッが4R2分57秒TKO勝ち
<第2試合:WBOインターナショナル・バンタム級タイトルマッチ>
王者:プンルアン・ソー・シンユー(タイ) VS WBOアジアパシフィックユース王者:ロムニック・マゴス(フィリピン)
元世界王者のプンルアンにユース王者戴冠試合で
「子供走り」(滝汗)を見せてくれたマゴス←過去記事で見つけてね♪
がどんな試合をするのかが焦点だったんですが…←
<レフェリーのダンンレックス氏がフィリピン国歌斉唱!?>
<堅実に攻めるプンルアン>
マゴスのボクシングはかなり
普通になってて(おいおい)
例の
子供走りも見れませんでした…(期待すな!)
しかしプンルアンのガードは固くクリーンヒットを得られないマゴスに対して、ガードを固めながらも的確にパンチを入れるプンルアン。特にアッパーは有効で2、3回マゴスの膝が下がる場面もあったんですが2ラウンドの攻防中にマゴスが右の瞼をヒッティングでカット。そこから流れる血が視界を遮っているのをみたレフェリーが2ラウンド終了後のインターバルにドクターチェックをさせたところ「レッドカード」(もう無理、の勧告)をしたのでマゴス無念のTKO負け…
これは消化不良でした。もっと試合が進んでどうなるのか見たかった…残念無念…
<第3試合:ノンタイトル、6回戦、契約体重130ポンド>
テワー・トー・スラーッ(タイ) VS スア・ソー・トゥンクルー(タイ)
<パンチを入れていくテワー>
筋肉系同士の対決は途中から肩を付けての打ち合いに両者どっちもどっちの展開だったんで6ラウンド終了。
判定でテワーの勝利。
<第4試合:ノンタイトル、6回戦、契約体重130ポンド>
トンテン・ムアンシーマ(タイ) VS アナンタチャイ・ソーポーロー・クルンテープ(タイ)
<攻撃するアナンタチャイ(右)もフォームはトンテンの方がいいんだよなあ…>
ボスから「負けたらもうプロやめろ」と最終勧告を食らったアナンタチャイ(以前あたしが日本に連れて行った選手)。この試合も2ラウンドに本格的打ち合いに入りかけたところでヒッティングでトンテンが出血、試合続行不可をアピールしたので
2R1分6秒アナンタチャイがTKO勝利でかろうじて首の皮一枚残しました。しかしそこまでの試合内容ではあいかわらず荒かったのでまだまだ修行が必要じゃのう…
<第5試合:女子ノンタイトル、6回戦、契約体重120ポンド>
アンレー・ソー・センガムラン(タイ) VS ペップレウプラオ・オー・ブーンチュアイ(タイ)
8月に猪崎さんと戦ったアンレー(契約は115ポンドだった)。この試合は
体重がいきなり120ポンドだよ、おい!?
しかしアンレーは劣化したのか以前の綺麗な伸びのあるストレート系パンチがなくなって(これは猪崎戦でも同じだった)ひたすら前へでてグチャグチャにパンチを打つ戦い方に。おかげで写真が撮りにくい。
<パンチを打つアンレー(左)>
試合は序盤こそパワーパンチを振り回したペップレウプラオが前に出たもののアンレーのパンチを受けると急激に失速。最後は泣きそうな顔になってパンチが出なくなったのでレフェリーが試合を止めました。
アンレーが2RTKO勝ち。
せっかくタイスポーツ協会会長のパリヤコーンさんから誘ってもらったもののちと欲求不満な興行になってしまったのが残念。
ちなみにこの「タイスポーツ」ってのは直訳的で、実際には「タイ古典スポーツ」というもので、メインになるのはムエタイ、ムエカーッチュアクの格闘技に加え、クラビービラボン(棒術)、ダップタイ(剣術)、ワオ(凧)はおろか「マクルーッ」(タイ式チェス)まで管轄に入っていて、それのタイ国内そして海外への振興をしていくのがお仕事。特に世界的に比較的有名なムエタイはともかく他の物の認知度をもっと高めたいということです。
なお「TV用の放送」では元WBO世界王者プンルアン・ソー・シンユーを来年早い時期に世界タイトルに挑戦させたい、とのこと。となると相手は「あの選手」しかいませんね。タイで興行やったらいいのにね(にやり)
ってこれをアップした時にはもう地獄のロード第4戦のフィリピンでの試合が終わってた…こちらはこちらでドラマがあったのでまた書きます。
ではまた
皆さん、クリックお願いね♪♪
「地獄のロード」3日目はだんだん距離が離れてナコンラチャシーマ県のはじっこに行ってきました。一人じゃさすがに行きつけてもめっちゃ時間がかかっただろう場所。しかしそこまで行ってもメインのタイトルマッチはプンルアンが相手の負傷でのTKO勝ちというなんとも消化不良な結果に終わってしまったのが残念。そのプンルアンは来年早々にも世界タイトルを目指すとTVでいっぱい言っていましたが…
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今回行ったのはナコンラチャシーマ県のフアイタレン郡というところにあるお寺だったのですが
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という感じの場所でした。幸い
タイスポーツ協会会長であらせられるパリヤコーン・ラタナスバン女史
から「事務所に来てくれたら一緒に行きましょう」と誘っていただいたのでお言葉に甘えたんですが、
大正解でした(滝汗)
では興行の紹介です。
[2013年12月13日] ワンソンチャイ・コラート興行
場所:タイ国東北部ナコンラチャシーマ県フアイタレン郡パーモンコン寺
この「パー」とは野原とかの意味で昔の仏陀の時代に寺院の建造物もない頃林の中で集まって瞑想したりしていたのを模したような感じで大きな仏像はあるんだけど、他には小さな建物があるばかりで、今回も集まった人たちは三々五々林の中に固まって談笑していました。
そこに作られた会場での試合ですが、めったにないこともあってかかなりの人数が集まった大盛況。普通の田舎のおばちゃんたちもパンチがあたるたびに「きゃーーー!」「ぎゃーーーー!」(おいおい)と騒いで楽しんでました。
<前座試合:女子ボクシング、6回戦、契約体重102ポンド>
アンゴー・ソー・センガムラン(タイ) VS マーマイ・ルークメーラムピヤ(タイ)
<アンゴー(左)はアンレー(後述)の妹>
これはムエタイボクサーでボクシング初戦のマーマイが勢いで頑張ってアンゴーを押したものの、パンチの的確さでアンゴーが押し返し、最後は顔とボディのパンチで泣きそうな顔になったマーマイが抵抗できなくなったのを見てレフェリーが試合を止めました。
アンゴーが2R1分7秒TKO勝ち
<第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約体重114ポンド>
クワンピチッ・13リエンエクスプレス(タイ) VS チャラーンチャイ・シッサイトーン(タイ)
世界ランカーのクワンピチッは今回家族もつれて参戦(微笑)、相手のチャラーンチャイは日本ではヨーヨーのリングネームで何回か試合しています。
<攻めるクワンピチッ>
チャラーンチャイもよくジャブを始めとしたパンチを出していたんだけどいかんせん弱いパンチばかりで序盤こそ様子見だったクワンピチッの反撃が始まると下がり始めます。よくパンチを出し続けて抵抗したチャラーンチャイでしたが、最後は4ラウンド中盤にボディブローを食って一度目のダウン。ここをなんとか立ってパンチをさらにパンチをだして応戦したもののクワンピチッに追撃きつく再度のボディブローで2度目のダウンを食ったところでレフェリーがカウント3くらいでストップしました。
クワンピッが4R2分57秒TKO勝ち
<第2試合:WBOインターナショナル・バンタム級タイトルマッチ>
王者:プンルアン・ソー・シンユー(タイ) VS WBOアジアパシフィックユース王者:ロムニック・マゴス(フィリピン)
元世界王者のプンルアンにユース王者戴冠試合で
「子供走り」(滝汗)を見せてくれたマゴス←過去記事で見つけてね♪
がどんな試合をするのかが焦点だったんですが…←
<レフェリーのダンンレックス氏がフィリピン国歌斉唱!?>
<堅実に攻めるプンルアン>
マゴスのボクシングはかなり
普通になってて(おいおい)
例の
子供走りも見れませんでした…(期待すな!)
しかしプンルアンのガードは固くクリーンヒットを得られないマゴスに対して、ガードを固めながらも的確にパンチを入れるプンルアン。特にアッパーは有効で2、3回マゴスの膝が下がる場面もあったんですが2ラウンドの攻防中にマゴスが右の瞼をヒッティングでカット。そこから流れる血が視界を遮っているのをみたレフェリーが2ラウンド終了後のインターバルにドクターチェックをさせたところ「レッドカード」(もう無理、の勧告)をしたのでマゴス無念のTKO負け…
これは消化不良でした。もっと試合が進んでどうなるのか見たかった…残念無念…
<第3試合:ノンタイトル、6回戦、契約体重130ポンド>
テワー・トー・スラーッ(タイ) VS スア・ソー・トゥンクルー(タイ)
<パンチを入れていくテワー>
筋肉系同士の対決は途中から肩を付けての打ち合いに両者どっちもどっちの展開だったんで6ラウンド終了。
判定でテワーの勝利。
<第4試合:ノンタイトル、6回戦、契約体重130ポンド>
トンテン・ムアンシーマ(タイ) VS アナンタチャイ・ソーポーロー・クルンテープ(タイ)
<攻撃するアナンタチャイ(右)もフォームはトンテンの方がいいんだよなあ…>
ボスから「負けたらもうプロやめろ」と最終勧告を食らったアナンタチャイ(以前あたしが日本に連れて行った選手)。この試合も2ラウンドに本格的打ち合いに入りかけたところでヒッティングでトンテンが出血、試合続行不可をアピールしたので
2R1分6秒アナンタチャイがTKO勝利でかろうじて首の皮一枚残しました。しかしそこまでの試合内容ではあいかわらず荒かったのでまだまだ修行が必要じゃのう…
<第5試合:女子ノンタイトル、6回戦、契約体重120ポンド>
アンレー・ソー・センガムラン(タイ) VS ペップレウプラオ・オー・ブーンチュアイ(タイ)
8月に猪崎さんと戦ったアンレー(契約は115ポンドだった)。この試合は
体重がいきなり120ポンドだよ、おい!?
しかしアンレーは劣化したのか以前の綺麗な伸びのあるストレート系パンチがなくなって(これは猪崎戦でも同じだった)ひたすら前へでてグチャグチャにパンチを打つ戦い方に。おかげで写真が撮りにくい。
<パンチを打つアンレー(左)>
試合は序盤こそパワーパンチを振り回したペップレウプラオが前に出たもののアンレーのパンチを受けると急激に失速。最後は泣きそうな顔になってパンチが出なくなったのでレフェリーが試合を止めました。
アンレーが2RTKO勝ち。
せっかくタイスポーツ協会会長のパリヤコーンさんから誘ってもらったもののちと欲求不満な興行になってしまったのが残念。
ちなみにこの「タイスポーツ」ってのは直訳的で、実際には「タイ古典スポーツ」というもので、メインになるのはムエタイ、ムエカーッチュアクの格闘技に加え、クラビービラボン(棒術)、ダップタイ(剣術)、ワオ(凧)はおろか「マクルーッ」(タイ式チェス)まで管轄に入っていて、それのタイ国内そして海外への振興をしていくのがお仕事。特に世界的に比較的有名なムエタイはともかく他の物の認知度をもっと高めたいということです。
なお「TV用の放送」では元WBO世界王者プンルアン・ソー・シンユーを来年早い時期に世界タイトルに挑戦させたい、とのこと。となると相手は「あの選手」しかいませんね。タイで興行やったらいいのにね(にやり)
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