久々の「暴論にチャレンジ!」は落ち込みからかなり
やばいこと書いてしまってる
ので
っていうかむしろタブーに触れまくり??(汗)
なので
ボクシング関係者の方は読まないですっとばした方が良いかもしれません…(汗)
今回はそんな内容です。
最近まじにひどい場面に直面してしまいました。それを踏まえて書いてみたいと思います。プロ(職業)ボクサーたちの悲哀を…
タイへの旅のホテルの予約はこちらからどうぞ♪
(愚連隊の一言)タイは昨日から完全に冬に突入… 寒い!!!!!
最近行われた試合でのこと。あるボクサーが主催プロモーター期待の次代を担う選手に判定勝ちしてしまいました。まああれだけ実力に差があって攻められまくっていれば判定そのホープが負けるのは間違いないんですが、実はこの試合の前には「この試合の結果は … となるから。」と話は聞いていたんですよね。ところが結果は
真逆でホープの「圧倒的判定負け」に…
正直あの内容じゃジャッジも救いようがない…(汗)ホープの側もパンチをださなきゃ
相手も倒れようがねえってばよ…(汗)
しかし、この結果に怒ったプロモーター関係者は(遠隔地にも関わらず)そのボクサーとマネージャー一行の帰りの乗車を拒否…さらにはファイトマネーの不払いまで言及する始末…
この場面が下請けプロモーターと下請け選手の悲哀を象徴しています。
タイの興行では通常
1)主な試合をメインのプロモーターの選手(タイ人) VS 外国人選手
2)サブの試合をメインのプロモーターの選手(タイ人) VS 下請けプロモーターの用意した選手(タイ人OR外国人)
(この場合の下請けの用意する外国人はタイのムエタイジムで演習しているような外国人)
3)場合によってはサブの試合は下請けプロモーターの選手同士の試合
という感じに構成されています。
タイの大手のプロモーターでも国際式の選手の頭数が用意できないような所は3)を使ったりしますし、相手側に関係先のムエタイ選手を持ってくることも多いです。
今回問題が起きたのは2)のケースで、
サラブレッドとして売り出そうとして戦績を積み上げさせている選手…
でも見る限りまだまだ実力的には大したことがないので「裏工作」が必要になるわけです。実際その選手の前回の試合では同様に「2Rで終わるから」という言葉どおりに終わったんですけどね。(1Rはメチャメチャ攻めまくって、2Rにいきなり逆転してKO負け)
ところが今回はやはり1Rにメチャメチャ攻められたせいか、ホープの方が気後れして2Rになってもあまり手が出ないまま最後までいっちゃって「あちゃ~~」って話になったわけですが…(汗)
こういう場合に立場が弱いのが下請けのプロモーターなわけです。何故なら彼らは
下手したら今後仕事をもらえなくなってしまうかもしれないから。
中小のマネージャーに自主興行する力は当然なく、大手のプロモーターや
日本!!!(強調)などの海外から引き合いに頼って仕事をしているわけで。
で、
今回は典型例となってしまいましたが、ここまでを読んで「やっぱりタイは…」と言うのはお止めいただきたい。
こうした関係ってのは
『当然のごとく』日本に行くタイ人ボクサー達にも言えるわけで…
「拳論」などでも日本で試合するタイ人ボクサーを揶揄する書き込み多くて閉口するわけですが、正直日本で試合したタイ人ボクサーの戦績が何勝何敗。だなんて数えるのは
上の事情を勘案すればまったく無意味な作業といえるわけで。
日本に仕事(=試合)にいくボクサーやマネージャーにとっての関心は
今後も呼んでもらえたら(仕事をくれたら)いいな
ということ。タイで仕事するよりもはるかに収入はいいし、憧れの日本にいけるし(正直普通のボクサーの収入では絶対に日本に観光ではいけない)、最新の日本製品を購入出来るし。この多大なメリット(特に1番目の収入面が重要ですけどね)を受け続けるためには
サウスポーであることを隠して(隠させられて)オーソドックスで戦ったり
実力を封印して勝ちを譲ったり
そこで如何に「うまく倒れるか」というテクニックに長けたり
と様々な苦労をしている訳です。
ボクシングに関わり始めて初めて地方に帯同して行ったときに、日本遠征の経験のあるボクサーに聞いた話は
「自分がサウスポーだったわかったら呼んでくれなくなっちゃったんですよね…」
とかだったわけで。
当然タイ人ボクサーやマネージャーたちがこういうことに腐心する必要が生じるのは
雇う側(招請する側)からの要望があるわけです。
若手の戦績を積み上げたい、地元での興行で負けられない、などなど…
そういう「お客様の要望」に沿うようなボクサーが呼ばれたり、選ばれたりして日本に行く、と
その時点でもう
勝ち負けの結果は決まりきってる訳ですよね。
世界戦はさておき、こういう「要望」があるのを承知で(応じるために)選手が来る以上
上に書いたように「タイ人選手が日本で○勝○敗」という数字は完全に無意味!
としか言いようがないわけです。所詮資本主義の世の中、所詮取引のため、究極的にはお金を得て生きていくため
…
日本とタイの「プロボクサー」で大きく異なるのは、日本人は「戦いたい」「ベルトを目指したい」という「精神的目標達成のため」のモチベーションがボクシングを行う原動力になっていることが多いわけです。このためボクシングの収入では食べられずにほとんどのプロボクサーが別に仕事を持っているのは皆様ご承知のとおり。
タイでは「プロボクサー」は「プロ」なんです。
ボクシング「だけ」が「職業」なんです。
それで食べていかないといけないんです。ボクシング(ムエタイも含む)しか知らないでずっと育ってきた選手が多いんです。そこでは
試合を出来るだけ多く、長くこなしていかないと生きていけないわけです。
だからはなから「負けなければいけない」のであれば体にダメージが残らないように早めに倒れる、という選択肢も出てくるわけです。
そして彼らのそういう事情を知り尽くしていて招請する側が日本にいるわけです。
この辺の事情はボクシング界の中の人にとってはかなり知られている(むしろ知らない人はいない?)事実なはずです。でも案外ファンは知らなかったり、また表面だけ見て「だからタイ人は…」と非難するわけで…
あたしゃ事情をしりつつそういう非難を見ていると我慢できなくなりますね…
今回タイ国内でもそういうマネージャー・ボクサーの悲哀を直視させられてしまって、かなり落ち込みました。別に告発する気はさらさらないけど、日本でタイ人ボクサーが試合をするのを見る際にはこんなこと頭の片隅に入れておいてください。「弱いタイ人」の中に隠されているテクニックの片鱗が見れるかもしれません。
ぶっちゃけ、タイ人やインドネシア人ボクサーの招請禁止を乱発するなら、以前フィリピン人ボクサーを規制したように「ランカーのみ来日可」とタイ人やインドネシア人ボクサーにも適用すればいいんですよ。
もっともそれをやったら日本国内のジムが対戦相手探しに困るだけですが。(きっぱり)
でもいざそうなったら別に国内ランキングなんてタイでもかなり恣意的だからやろうと思えばいくらでもアレンジは出来ると思いますけどね。毎月半分以上のランカー入れ替えるとか…(汗)(そもそもタイ&インドネシアでは国内統一されたランキングはない。タイの場合ならあるのはラジャダムナーンやルンピニーの「スタジアムのランキング」。)
最後に、上にも重複するかもしれませんが、知り合いのボクサーが発した一言を書いて終わりにします。
「だって勝っちゃったら、次に呼んでもらえないじゃないですか」
ああ、このボクサー言ってましたわ。対戦した日本人ボクサーは大したことなかった、って。
ではまた
皆さん、クリックお願いね♪♪
下のスポンサーサイトもクリッククリック♪♪
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最近まじにひどい場面に直面してしまいました。それを踏まえて書いてみたいと思います。プロ(職業)ボクサーたちの悲哀を…
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最近行われた試合でのこと。あるボクサーが主催プロモーター期待の次代を担う選手に判定勝ちしてしまいました。まああれだけ実力に差があって攻められまくっていれば判定そのホープが負けるのは間違いないんですが、実はこの試合の前には「この試合の結果は … となるから。」と話は聞いていたんですよね。ところが結果は
真逆でホープの「圧倒的判定負け」に…
正直あの内容じゃジャッジも救いようがない…(汗)ホープの側もパンチをださなきゃ
相手も倒れようがねえってばよ…(汗)
しかし、この結果に怒ったプロモーター関係者は(遠隔地にも関わらず)そのボクサーとマネージャー一行の帰りの乗車を拒否…さらにはファイトマネーの不払いまで言及する始末…
この場面が下請けプロモーターと下請け選手の悲哀を象徴しています。
タイの興行では通常
1)主な試合をメインのプロモーターの選手(タイ人) VS 外国人選手
2)サブの試合をメインのプロモーターの選手(タイ人) VS 下請けプロモーターの用意した選手(タイ人OR外国人)
(この場合の下請けの用意する外国人はタイのムエタイジムで演習しているような外国人)
3)場合によってはサブの試合は下請けプロモーターの選手同士の試合
という感じに構成されています。
タイの大手のプロモーターでも国際式の選手の頭数が用意できないような所は3)を使ったりしますし、相手側に関係先のムエタイ選手を持ってくることも多いです。
今回問題が起きたのは2)のケースで、
サラブレッドとして売り出そうとして戦績を積み上げさせている選手…
でも見る限りまだまだ実力的には大したことがないので「裏工作」が必要になるわけです。実際その選手の前回の試合では同様に「2Rで終わるから」という言葉どおりに終わったんですけどね。(1Rはメチャメチャ攻めまくって、2Rにいきなり逆転してKO負け)
ところが今回はやはり1Rにメチャメチャ攻められたせいか、ホープの方が気後れして2Rになってもあまり手が出ないまま最後までいっちゃって「あちゃ~~」って話になったわけですが…(汗)
こういう場合に立場が弱いのが下請けのプロモーターなわけです。何故なら彼らは
下手したら今後仕事をもらえなくなってしまうかもしれないから。
中小のマネージャーに自主興行する力は当然なく、大手のプロモーターや
日本!!!(強調)などの海外から引き合いに頼って仕事をしているわけで。
で、
今回は典型例となってしまいましたが、ここまでを読んで「やっぱりタイは…」と言うのはお止めいただきたい。
こうした関係ってのは
『当然のごとく』日本に行くタイ人ボクサー達にも言えるわけで…
「拳論」などでも日本で試合するタイ人ボクサーを揶揄する書き込み多くて閉口するわけですが、正直日本で試合したタイ人ボクサーの戦績が何勝何敗。だなんて数えるのは
上の事情を勘案すればまったく無意味な作業といえるわけで。
日本に仕事(=試合)にいくボクサーやマネージャーにとっての関心は
今後も呼んでもらえたら(仕事をくれたら)いいな
ということ。タイで仕事するよりもはるかに収入はいいし、憧れの日本にいけるし(正直普通のボクサーの収入では絶対に日本に観光ではいけない)、最新の日本製品を購入出来るし。この多大なメリット(特に1番目の収入面が重要ですけどね)を受け続けるためには
サウスポーであることを隠して(隠させられて)オーソドックスで戦ったり
実力を封印して勝ちを譲ったり
そこで如何に「うまく倒れるか」というテクニックに長けたり
と様々な苦労をしている訳です。
ボクシングに関わり始めて初めて地方に帯同して行ったときに、日本遠征の経験のあるボクサーに聞いた話は
「自分がサウスポーだったわかったら呼んでくれなくなっちゃったんですよね…」
とかだったわけで。
当然タイ人ボクサーやマネージャーたちがこういうことに腐心する必要が生じるのは
雇う側(招請する側)からの要望があるわけです。
若手の戦績を積み上げたい、地元での興行で負けられない、などなど…
そういう「お客様の要望」に沿うようなボクサーが呼ばれたり、選ばれたりして日本に行く、と
その時点でもう
勝ち負けの結果は決まりきってる訳ですよね。
世界戦はさておき、こういう「要望」があるのを承知で(応じるために)選手が来る以上
上に書いたように「タイ人選手が日本で○勝○敗」という数字は完全に無意味!
としか言いようがないわけです。所詮資本主義の世の中、所詮取引のため、究極的にはお金を得て生きていくため
…
日本とタイの「プロボクサー」で大きく異なるのは、日本人は「戦いたい」「ベルトを目指したい」という「精神的目標達成のため」のモチベーションがボクシングを行う原動力になっていることが多いわけです。このためボクシングの収入では食べられずにほとんどのプロボクサーが別に仕事を持っているのは皆様ご承知のとおり。
タイでは「プロボクサー」は「プロ」なんです。
ボクシング「だけ」が「職業」なんです。
それで食べていかないといけないんです。ボクシング(ムエタイも含む)しか知らないでずっと育ってきた選手が多いんです。そこでは
試合を出来るだけ多く、長くこなしていかないと生きていけないわけです。
だからはなから「負けなければいけない」のであれば体にダメージが残らないように早めに倒れる、という選択肢も出てくるわけです。
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この辺の事情はボクシング界の中の人にとってはかなり知られている(むしろ知らない人はいない?)事実なはずです。でも案外ファンは知らなかったり、また表面だけ見て「だからタイ人は…」と非難するわけで…
あたしゃ事情をしりつつそういう非難を見ていると我慢できなくなりますね…
今回タイ国内でもそういうマネージャー・ボクサーの悲哀を直視させられてしまって、かなり落ち込みました。別に告発する気はさらさらないけど、日本でタイ人ボクサーが試合をするのを見る際にはこんなこと頭の片隅に入れておいてください。「弱いタイ人」の中に隠されているテクニックの片鱗が見れるかもしれません。
ぶっちゃけ、タイ人やインドネシア人ボクサーの招請禁止を乱発するなら、以前フィリピン人ボクサーを規制したように「ランカーのみ来日可」とタイ人やインドネシア人ボクサーにも適用すればいいんですよ。
もっともそれをやったら日本国内のジムが対戦相手探しに困るだけですが。(きっぱり)
でもいざそうなったら別に国内ランキングなんてタイでもかなり恣意的だからやろうと思えばいくらでもアレンジは出来ると思いますけどね。毎月半分以上のランカー入れ替えるとか…(汗)(そもそもタイ&インドネシアでは国内統一されたランキングはない。タイの場合ならあるのはラジャダムナーンやルンピニーの「スタジアムのランキング」。)
最後に、上にも重複するかもしれませんが、知り合いのボクサーが発した一言を書いて終わりにします。
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ああ、このボクサー言ってましたわ。対戦した日本人ボクサーは大したことなかった、って。
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ノラシンやガオナーみたいな選手も来日してるからタイの選手でも真剣に戦う選手は応援していきますよ。26日はマジで亀3に一泡吹かせる様に言ってやってください。
噛ませ犬もプロだから、興行が成り立っているということですね。思い出したくもありませんが、亀☆一家を見ていると、イヤでもそれがわかります。
でも、バンコク愚連隊さんが記事に取り上げた「ホープ」、期待に応えてくれるのでしょうか??噛ませ犬が、しっかり仕事ができないくらいの実力ですから・・・。
事情を知っているからこそ、外国人ボクサー(特にタイ人、インドネシア人)が多く出場する興業は空席が目立つのだと思います。
プロモーターに気遣ってわざと負けるというお話がありましたが、日本では負け試合が続くと招聘禁止リストに名前が乗ってしまって逆に日本で試合ができなくなると思うのですが、その辺りタイ人ボクサーはどう考えているでしょうか?
(試合ごとに全く違う動きを見せる選手も観たことがありますけどね。
例えばこの選手↓
http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=190871&cat=boxer
)
帯同させてもらいましたけど
地方までバンコクから興行主?のバスで
選手も対戦相手も一緒に移動してましたね
気分だけでおきざりとか
ファイトマネー差し押さえとか
言い出す興行主だと
確かに相手の選手は下手に勝てないですね(汗)
今回はまさに暴論だな、と言うのが正直な感想です。
日本でお金を払ってるボクシングファンのことを考えて下さい。
そりゃ「タイ人ボクサーは…」って気持ちになるのが当たり前です。
バンコクさんは商売で貰う方なんでしょうか?
試合って入場無料でしたね
お金を払うファンもいないし
スポンサーに金を出して貰うには
タイトルなんかが欲しいしで
マッチメーカーが暴走するのもなんとなく
分からない事はないのか・・・
ただしネットなどで見た某地方の試合会場のファンの反応などを知るとファンも事情は知った上でみてるんだねえ…と思うこともあります。
出来ればファンの方々には「だからタイ人は…」というのではなく、主催者も含めて「もっと強い選手を連れて来い」「いい内容の試合が見たんだ」という声を出していただきたいくらいです。この件はタイ側だけではどうしようもない話ですので。主催者の要望にこたえなければ仕事がなくなるのだからタイ側に発言権はないんですよね。
昔どっかで書きましたが「かませの連鎖」というのがあって、タイではインドネシアから同様のお金だけがモチベーションの選手を呼んで来て試合をさせています。インドネシアのプロモーターも嘆いていましたが、これも同様の流れで今のようになってるわけで。
タイに来るインドネシア人やフィリピン人選手と仲良くなるほどタイにいても矛盾に悩まされます。
出来れば皆が皆「いい試合」「熱い試合」を提供できるように運用してくれる日が来ることを望みます。
あ、ガルボ様
あたしゃこういう絡みで「商売で貰う方」ではまったくありません、あしからず。逆にそういう動きを阻害する方向にほんの少し動いたりもしています。具体的にはいえませんが。
こういう動きで利益を得る側だったらこんなことは書きませんよ。
このエントリーはあと数時間で非表示にしますね。
では
確か内山からダウン取りながら、判定で負けたんですよね。
ビジネスに徹していながら、ちょいと実力の片りんを見せたってこと???