(朝焼けの光の中に立つ影は♪ 奇岩マ~~ン♪(おいおい))
今回は従軍?カメラマンのチャンプ氏、そしてゴーキェットのトレーナーのエカラック氏と色々話が出来、またインドネシアのプロモーターであるピノ氏とも親しくさせていただいた収穫の多い同行取材でした。そんな中、いくつかのトピックをここでお送りします♪
エピソードその1:「ソム・マーク ジェップ・ノーイ ソム・ノーイ ジェップ・マーク」
このタイ語の言葉は今回の試合にトレーナーとしてついたエカラック氏から教わった言葉です。エカラック氏は元ボクサーでBOXRECにも「Ekalak Singnakornlueng」の名前で乗っています。本人の話では元ルンピニーの国際式のチャンピオンで「サマート・パヤックアルンに判定負けしたが有名なボクサーにも勝っている」とのこと。確かにBOXRECデータでKO率50%を超えているサマートに判定まで持ち込んだのはすごいかも…
<エカラック氏。一緒の部屋に泊まりました>
そんなエカラック氏が話してくれたのが上の言葉で、その意味は
「多く練習すれば試合での痛みは少ない。 少ない練習では試合での痛みが多い」
ということ。
ちょうど少し前にプーンサワット・クラティンデンジムと話をした際に彼も「練習をいっぱいすれば試合のときは逆に楽」というような意味のところ言ってましたが、この老トレーナーも同じようなことを言ってました。
これが真理なんだろうなあ…
「私の言うことを信用してついてきてくれる」というドゥアンペッがKO勝ちしたあとは盛んに彼に対して「な、言ったとおりだろう!ソム・マーク ジェップ・ノーイ ソム・ノーイ ジェップ・マークだよ!」と何度も言ってました。
もっとも彼は合わせてジャブの有効性と脇を締めて打つフォームを勧めていましたが(あたしのアッパーのフォームは褒められました♪)この点については「私を信頼してくれる」と言っていたドゥアンペッ、ピグミーともまだできていない感じで、逆に「私に対してアンチだ」というデチャーの方ができてましたね。ただデチャーはエカラック氏の言う「大振りにするため頭が前に出る」癖でバッティングを食らってしまったのは前回書いたとおり。
エカラック氏は元カオサイ・ギャラクシーのトレーナーだったゴーホン氏とも親しいとのことでしたが、「前からいたトレーナーが我々(エカラック氏やゴーホン氏)に対して「アンチ」の姿勢を示すのでなかなか有用性のあるアドバイスを選手たちが聞いてくれない」と嘆いていました。まあ元からいたトレーナーにしてみれば自分たちのやり方を変えられるのは嫌だと思いますけどね。ちなみにペッ・M150・ゴーキェットジムやウサナコーンはゴーホン氏の指導を認める発言をしていましたね。
ああ、ペッはせっかくWBOの地域タイトルを獲ったのに1ヶ月前から軍隊に召集されてしまったそうな。(タイではまだ義務)せっかくボクサーとしてこれからだったのに「2年間の兵役」は大きいですね。まあ軍隊で体をしっかり作れればそれに越したことはないんですが…
<現在軍隊に入隊してしまったペッ・M150・ゴーキェットジム>
エピソードその2:「インドネシアン・プロモーター」
今回親しくさせていただいたのはインドネシアのプロモーター兼マッチメイカー兼トレーナーのピノ氏も同様。
インドネシア最古の協会は協会長が政治活動をするための名誉として使っているだけで運営もへったくれもないので(汗)自ら協会に頼らずいろいろ兼務して仕事をしないといけない、とのこと。なおインドネシアでは宗教上の理由(イスラム教)で女子ボクシングはまだまだ難しいこと。ピノ氏からは「なぜ日本はWBOを認めないのか?」と彼の兄が長くPABA王者の地位にあったにもかかわらずWBAの世界ランキング入りをさせてもらえなかったのに反発してWBOに加盟した例を挙げて説明していましたが、こちらはJBCの古い体質と利権があるから、としか答えようがなかったですね。(汗)
<ピノ氏(右端)と今回来タイしたボクサーたち>
今回来タイしたボクサーたちは実力的には対戦したタイのボクサーより劣っていた部分があったものの、基本的に戦闘意欲旺盛で、ピノ氏自身セコンドについて状況を打破すべく激を飛ばしていたのが好印象でした。特にヘリ・アンドリヤントーはセンスはいいものもっているのでうまく育ててほしいですね。(この辺は英語でピノ氏に話して彼から本人に伝えてもらいました。)
今回ほどインドネシア人ボクサーを身近に感じたのは初めてかな…
しかしいつも外人選手招聘に絡んでいたと思われるナリス・シンワンチャー氏の出番がなかったわけで。まあ下手なボクサー連れてこられるより、ピノ氏にいいボクサーつれてきたもらったほうがいい気もします。
エピソードその3:「昨日の敵は今日の…」
試合が終わった後、バスが出るまでの時間にタイ人ボクサーとインドネシア人ボクサーの交流もありました。
バッティングで頭をぶつけあったデチャーとヘリも和やかに談笑。まさに「昨日の敵は今日の友」ですね。いいですね、こういう光景。
試合のときは今にも喧嘩腰に殴りかかりそうだったデチャーだったんですが…(汗)
エピソードその4:「溢れかえる観客…」(汗)
それにしても今回の興行は現場の運営側が慣れていなかったせいか、観衆がじわじわとリングを囲む柵内に入り始め、メインの試合の時点ですでにこんな状況に。
<リングの手前側は観衆で埋め尽くされる有様>
メインが終わったあとはリング両脇のジャッジのところまで人があふれていましたからねえ…地方でこういうイベントがある機会はそんなないから、というのはわかりますが、赤コーナーではコーナー付近まで観客で溢れてしまったのは運営上まずかったですね。
まあこれだけ興味のある観客が溢れている、というのは業界としては嬉しいことですけどね。
エピソードその5:広い裾野のムエタイ・ボクシング
そして今回の興行ではメインの国際式ボクシングが終わったあとに女子2試合を含むムエタイ9試合が行われました。
こんな子も出場する田舎のムエタイ大会。しかしこれがタイのムエタイの懐の深さ・裾野の広さですね。
エピソードその6:朝焼けの奇岩…
まあ写真をみていただければ、ってことで。
<泊まったホテルの裏側の東屋と裏山>
<朝日に映える奇山>
<バンコック・ダウンタウンな毎食>
これまたアオ・ラック市場で買ったものですが、「海老と葉っぱのカレーかき揚げ」!
市場をふらふらとしていてカレーの匂いに引かれて見つけたもの。(市場では目よりも鼻を利かせて歩いています。)丸ごとの小エビとなんていったか忘れた名前の葉っぱを混ぜてけっこう香辛料を利かせた衣をつけて揚げたもの。
食べてみるとけっこう辛いですね。この市場を見る限りは鶏のから揚げなどもいかにも「衣に唐辛子混ぜてあります」って感じの赤い色だったんですが、このかき揚げもターメリック(タイでは比較的ポピュラー)だけでなく唐辛子もかなり入ってますね。でもけっこういけました♪
長くなりましたが、ゴーキェットのスラータニー・チャイブリ興行の同行記はこれにてお終い。
ところがその帰りのバスの中ですでに次の展開が始まっているのであった????
ではまた
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エピソードその1:「ソム・マーク ジェップ・ノーイ ソム・ノーイ ジェップ・マーク」
このタイ語の言葉は今回の試合にトレーナーとしてついたエカラック氏から教わった言葉です。エカラック氏は元ボクサーでBOXRECにも「Ekalak Singnakornlueng」の名前で乗っています。本人の話では元ルンピニーの国際式のチャンピオンで「サマート・パヤックアルンに判定負けしたが有名なボクサーにも勝っている」とのこと。確かにBOXRECデータでKO率50%を超えているサマートに判定まで持ち込んだのはすごいかも…
<エカラック氏。一緒の部屋に泊まりました>
そんなエカラック氏が話してくれたのが上の言葉で、その意味は
「多く練習すれば試合での痛みは少ない。 少ない練習では試合での痛みが多い」
ということ。
ちょうど少し前にプーンサワット・クラティンデンジムと話をした際に彼も「練習をいっぱいすれば試合のときは逆に楽」というような意味のところ言ってましたが、この老トレーナーも同じようなことを言ってました。
これが真理なんだろうなあ…
「私の言うことを信用してついてきてくれる」というドゥアンペッがKO勝ちしたあとは盛んに彼に対して「な、言ったとおりだろう!ソム・マーク ジェップ・ノーイ ソム・ノーイ ジェップ・マークだよ!」と何度も言ってました。
もっとも彼は合わせてジャブの有効性と脇を締めて打つフォームを勧めていましたが(あたしのアッパーのフォームは褒められました♪)この点については「私を信頼してくれる」と言っていたドゥアンペッ、ピグミーともまだできていない感じで、逆に「私に対してアンチだ」というデチャーの方ができてましたね。ただデチャーはエカラック氏の言う「大振りにするため頭が前に出る」癖でバッティングを食らってしまったのは前回書いたとおり。
エカラック氏は元カオサイ・ギャラクシーのトレーナーだったゴーホン氏とも親しいとのことでしたが、「前からいたトレーナーが我々(エカラック氏やゴーホン氏)に対して「アンチ」の姿勢を示すのでなかなか有用性のあるアドバイスを選手たちが聞いてくれない」と嘆いていました。まあ元からいたトレーナーにしてみれば自分たちのやり方を変えられるのは嫌だと思いますけどね。ちなみにペッ・M150・ゴーキェットジムやウサナコーンはゴーホン氏の指導を認める発言をしていましたね。
ああ、ペッはせっかくWBOの地域タイトルを獲ったのに1ヶ月前から軍隊に召集されてしまったそうな。(タイではまだ義務)せっかくボクサーとしてこれからだったのに「2年間の兵役」は大きいですね。まあ軍隊で体をしっかり作れればそれに越したことはないんですが…
<現在軍隊に入隊してしまったペッ・M150・ゴーキェットジム>
エピソードその2:「インドネシアン・プロモーター」
今回親しくさせていただいたのはインドネシアのプロモーター兼マッチメイカー兼トレーナーのピノ氏も同様。
インドネシア最古の協会は協会長が政治活動をするための名誉として使っているだけで運営もへったくれもないので(汗)自ら協会に頼らずいろいろ兼務して仕事をしないといけない、とのこと。なおインドネシアでは宗教上の理由(イスラム教)で女子ボクシングはまだまだ難しいこと。ピノ氏からは「なぜ日本はWBOを認めないのか?」と彼の兄が長くPABA王者の地位にあったにもかかわらずWBAの世界ランキング入りをさせてもらえなかったのに反発してWBOに加盟した例を挙げて説明していましたが、こちらはJBCの古い体質と利権があるから、としか答えようがなかったですね。(汗)
<ピノ氏(右端)と今回来タイしたボクサーたち>
今回来タイしたボクサーたちは実力的には対戦したタイのボクサーより劣っていた部分があったものの、基本的に戦闘意欲旺盛で、ピノ氏自身セコンドについて状況を打破すべく激を飛ばしていたのが好印象でした。特にヘリ・アンドリヤントーはセンスはいいものもっているのでうまく育ててほしいですね。(この辺は英語でピノ氏に話して彼から本人に伝えてもらいました。)
今回ほどインドネシア人ボクサーを身近に感じたのは初めてかな…
しかしいつも外人選手招聘に絡んでいたと思われるナリス・シンワンチャー氏の出番がなかったわけで。まあ下手なボクサー連れてこられるより、ピノ氏にいいボクサーつれてきたもらったほうがいい気もします。
エピソードその3:「昨日の敵は今日の…」
試合が終わった後、バスが出るまでの時間にタイ人ボクサーとインドネシア人ボクサーの交流もありました。
バッティングで頭をぶつけあったデチャーとヘリも和やかに談笑。まさに「昨日の敵は今日の友」ですね。いいですね、こういう光景。
試合のときは今にも喧嘩腰に殴りかかりそうだったデチャーだったんですが…(汗)
エピソードその4:「溢れかえる観客…」(汗)
それにしても今回の興行は現場の運営側が慣れていなかったせいか、観衆がじわじわとリングを囲む柵内に入り始め、メインの試合の時点ですでにこんな状況に。
<リングの手前側は観衆で埋め尽くされる有様>
メインが終わったあとはリング両脇のジャッジのところまで人があふれていましたからねえ…地方でこういうイベントがある機会はそんなないから、というのはわかりますが、赤コーナーではコーナー付近まで観客で溢れてしまったのは運営上まずかったですね。
まあこれだけ興味のある観客が溢れている、というのは業界としては嬉しいことですけどね。
エピソードその5:広い裾野のムエタイ・ボクシング
そして今回の興行ではメインの国際式ボクシングが終わったあとに女子2試合を含むムエタイ9試合が行われました。
こんな子も出場する田舎のムエタイ大会。しかしこれがタイのムエタイの懐の深さ・裾野の広さですね。
エピソードその6:朝焼けの奇岩…
まあ写真をみていただければ、ってことで。
<泊まったホテルの裏側の東屋と裏山>
<朝日に映える奇山>
<バンコック・ダウンタウンな毎食>
これまたアオ・ラック市場で買ったものですが、「海老と葉っぱのカレーかき揚げ」!
市場をふらふらとしていてカレーの匂いに引かれて見つけたもの。(市場では目よりも鼻を利かせて歩いています。)丸ごとの小エビとなんていったか忘れた名前の葉っぱを混ぜてけっこう香辛料を利かせた衣をつけて揚げたもの。
食べてみるとけっこう辛いですね。この市場を見る限りは鶏のから揚げなどもいかにも「衣に唐辛子混ぜてあります」って感じの赤い色だったんですが、このかき揚げもターメリック(タイでは比較的ポピュラー)だけでなく唐辛子もかなり入ってますね。でもけっこういけました♪
長くなりましたが、ゴーキェットのスラータニー・チャイブリ興行の同行記はこれにてお終い。
ところがその帰りのバスの中ですでに次の展開が始まっているのであった????
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タイでも知名度はカオサイ、ソムラックと遜色ないのでは?
デンカオセーン、プーンサワットの両王者も後に語り継がれる様な名王者になってほしいものですねぇ
やっとさっき記事アップしました。ご覧ください。
>しゃっく様
エカラック氏自身は同行していたカメラマンに「俺のリングネームは…で」と説明してましたからそうそう記憶に残るまではいってないみたいですね。
プーンサワットならなれるんじゃないかなあ…
>マグバウ様
さすが、情報通。
本文のピノ・バハリ氏はそのダウディー氏の弟ですが彼自身はアマチュアボクシングまででプロの道には進まなかったそうです。
サーマートの話でした。
あたしの誤解でした…(汗)
やっぱファンとかに名前聞いてもサマートはでてきますからね、タイを代表する選手であることは間違いありません♪