バンコクから愛を込めないで (ボクシング奈落編)

ボクシングから離れていたあたしは復活するのか(゜Д゜)!?

(タイのボクシング) PABAダブルタイトルマッチ!スックカセムの成長が見えた!

2010年11月19日 14時09分07秒 | タイのボクシング
(写真はタイトルマッチを行ったスックカセム(左)とパッチャイ)


ここに来てバンコクの気候の変化が本当に激しく(ここ数日はまた「暑さの戻り」その前は涼しかったのに。その前は暑かったし…)体調がおかしくなってるバンコク愚連隊です。しかしすぐにまた遠征しなければ…(汗)まあ移動中に寝てなんとか過ごしましょう。今ツイッターとフェースブック(日本での普及はまだまだのようですが)を使ってるんですが、フェースブックでは某プロジェクト進行中!


  「目指せ友達500人!!」


かな?しかしレイ・ミゲルノのように6百数十人の友達がいて9割5分は女の子ってどうよ…(汗)ボクシング関係の人を探すのがめんどいめんどい…


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さて、本題は17日に行われたヨンユッ・プロモーションの興行結果です。

[[ 2010年11月17日(水) ]] ゴーラーイ・ラジャパット興行
場所:バンコク都ラクシ区プラナコン・ラジャパット大学構内特設会場
タイのテレビ7チャンネルでタイ時間午後3時から午後5時(日本時間:午後5時から7時)生中継。

▼第1試合:PABAフェザー級防衛戦
王者:パッチャイ・ヨンユッツジム(Padjai Yongyuthgym)(タイ) VS 挑戦者:キルノ・アーマセ(Kirno Armase)(インドネシア)

この試合は格上のパッチャイに根性のキルノって感じで、執拗なパッチャイのボディー攻撃でなんと7Rまでに4回のダウンを喫したキルノだったんですがあきらめずに試合ファイティングポーズをとります。(汗)しかし7R開始早々のパッチャイの攻撃で撃沈。



<パッチャイの執拗なボディー攻撃にキルノ沈む>


あれは5回目のダウンといわず6Rに4回目ダウンしたところで即座にストップしてもよかったんじゃないかと思いました。ダメージ部分が頭でなくて腹だったので続けさせたのでしょうが… 立ったキルノの根性もたいしたものとはいえ…
一方のパッチャイはボディー攻撃一辺倒とはいえ、よくあるただひたすたフック連打、というのではなくボディーストレートとフックを織り交ぜる感じでうまく攻めていました。前回のファイトであまりいい印象がなかったんですが、今回みたいな合わせ業ならまあまあかな?しかしあそこまで執拗にボディーを攻めたら最後に一本ダブルのフックで腹打ってから頭、といけば簡単にKOができたと思うんですが、まあ成長が見られたので由とします。


  パッチャイが7R0分37秒TKO勝ち



<ベルトを守ったパッチャイ>


▼メイン1:PABAスーパーバンタム級王者決定戦
スックカセム・カフェーファーサイ(Sukkasem Kietyongyuth)(タイ) VS マーク・ギル・メリゲン(Mark Gil Melligen)(フィリピン)

初のタイトルマッチに望んだスックカセムは1R出だしマークがすばやいフットワークから攻めたので「お、こりゃやっぱフィリピン人手ごわいか?ALAジムだし。」とか思ったのにあっさり攻略(汗)相手の打つパンチにうまく自分のパンチを合わせ、しかもけっこう強い右ストレートを打ちますね。フックもロングでストレートみたいなんだけど先にいってから曲がってわき腹を打つようなフックもあって、2Rにボディーでダウンを奪いレフェリーがあっさりストップ。



<思い切りのいい右で攻めるスックカセム>


ックカセムも前戦の印象がよくなかったんだけど、今回はワンツーに比重を置いて、特に右ストレートを力強く打とうとしている点を評価。試合後のスックカセムはまだベルトも巻いていないのに、


  すっごいうれしそうな顔してカメラの方を向いてファイティングポーズ♪



<めっちゃ嬉しそうなスックカセム>


こういう若手を見ると心が洗われますな♪(普段汚れてるんかい!)


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▼第3試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量135ポンド
グピー・トップレーテッド(Gupee Toprated)(タイ) VS シムソン・ブターブター(Simson Butar Butar)(インドネシア)

興味深かったのはこの試合。
1R開始直後に猛然と攻め立てるグピーがあっさりダウンを奪います!(驚)



<電光石火の攻め!!>


しかしここをなんとか乗り切ったシムソンはかつてWBOアジアパシフィックやIBO王座をゲットした古強者、徐々に自分のペースに持ち込み体を前傾にして左手をぶらりと下げ、そこからいきなり踏み込んでジャブを撃つかと思うと、背中の後ろから飛んでくるフックを放つなど反撃開始。



<シムソンが得意のこの構え>



<こんな感じにジャブが飛んでくるので距離感がつかみにくい>


ただいかんせん右のフック(まるでスリークォーターのピッチャーの投球フォーム)の精度が悪いのが玉に瑕。命中すれば怖いんでしょうがはずされて後ろ向きになるところをパンチを入れられること多数…(汗)それでも最終6Rなんて完全にシムソンのラウンドでした。(グピーが勝ちを意識していたにせよ)


結果はグピーの判定勝ち(PTS)もシムソンマジックを見せられた感じの試合でした。


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▼第4試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量135ポン
ノーンビー・キェッヨンユッ(Nongbee Kiatyongyuth)(タイ) VS プラープ・ソー・センヤコン(Prab Sor Saengyakon)(タイ)

サイトウ様がファンのムエタイ戦士ノンビーの国際式ボクシングデビュー戦。セコンドにつくのはABCOライト級王者のサッダム!!



<サッダムがノンビーのセコンドに>


ムエタイ戦士ということでどんな感じかと思いましたが、かなりちゃんと国際式に対応した動きをしてきました。ガードしかり、フットワークしかり。スマートで足とリーチが長いから結構脅威。



<けっこういいボクシングしてました>


ちゃんと右ジャブから組み立てての攻めで「右ジャブ→左ボディーフック」を連発。最後も左のボディーフックで仕留めました。


  ノンビーが2R1分41秒、TKO勝ち


▼アンダーカード:ノンタイトル、6回戦、契約重量165ポンド
ングーハオ・キェッヨンユッ(Ngoohao Kiatyongyuth)(タイ) VS ペッオーパス・ヒマライジム(Petchohphas Himalaigym)(タイ)

まだ若いングーハオ(コブラの意味)と太っちょコメディアン体型のペッオーパスの試合だったんですが、ペッオーパスが体型の割りに(失礼)速い!うまい!!一瞬の隙に飛び込んでパンチ打ってくるかと思うと、そこで止まってパンチを打たずに両手を広げておどけてみたり、完全に役者が上。



<ムエタイ選手らしく上体は立ってますがともかく速い踏み込み>


皮下脂肪にもガードされてるボディーにはパンチを入れてもあんまり聞いてないようだし…(汗)
余裕を見せていたペッオーパスでしたが試合は判定でングーハオの勝ち(PTS)。しかし試合終了後にリングに伏して先輩に挨拶したングーハオと「よしよし」という感じに肩をたたくペッオーパスの光景に関係が現れてました。微笑ましいですね。


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さて、今回セコンドで登場したサッダム本人に少し話を聞いたんですが、彼の試合は来年1月の予定。なんでもまだ手術した右肩は完調じゃないそうですが明るい顔で「平気ですよ♪」と応えてくれました。



<明るい笑顔のサッダム>



なんか日本の方ではまた変な動きがあるみたいですが、まあいいやあ…
それよりも気になったのがWBAのサイト上で「ドゥアンペッVSドリアン」の試合に「暫定」がついていない件…


  これはどゆこと?????


最後に今回の可愛子ちゃん♪



<スポンサーのビッグコーラのコンパニオンちゃんです>


ではまた



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2 コメント

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Unknown (サイトウ)
2010-11-20 00:09:09
ありがとうございます!
ノンビーがムエタイでパンチを出すのをあまり見ないので国際式に対応してきたのは驚きです!
グーピーはまた微妙ですね…ムエタイ時代からパンチ主体だった選手が国際式にも対応してくるとは限りませんね!
なんと言ってもビッグコーラはまずいけど、コンパニオンはかわいいですね!
返信する
サイトウ様 (バンコク愚連隊)
2010-11-21 07:08:31
ビッグコーラは関係者の間でもまz…ぎほんげふん!!!

ノンビーはセンスがいいんでしょうかね?あの腕と足の長さは長所として生きてると思います。
グピーは力に頼りすぎですね。押してる場面ではよかったんですがシムソンの術中にはまるととたんに中に入れなくなっちゃいました。

ヨンユッのトレーナーは白人さんなんでちゃんとスマートなボクシングを教えてあげてほしいですな。(今のところ今一なかん字なので)
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