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今年の漢字「安」は「不安倍」につながることも

2015-12-17 22:06:16 | 世界の中の日本

今年漢字一字は不安の「安」
 今年の、漢字一字は「安」と決まった。「安全・安心」とも見えるが、候補に挙がった十個の文字を見ると、2位に「爆」が。爆買いの「爆」と説明されているが、テロが仕掛ける爆発物の「爆」でもある。3位は「戦」、飛んで7位に「偽」、8位に「争」、9位に「変」と、安心にはほど遠い、穏やかならぬ字が並ぶ。この辺りを見ても今年の一字の「安」は不安の「安」と理解すべきである。

安保法案は戦争に対する不安も拡大
 世界を見ても、今年は、日を追うごとに不安の度を増してきた。ウクライナ侵攻で世界の不安要因となったロシアだが、紛争拠点を更に拡大、シリアアサド政権支援と中東での発言権確保を狙って、シリアに、更にトルコとも。経済大国にはなったが、南シナ海における国際法無視の行動が続く中国の動き、フランスについでアメリカにもと世界に拡がりつつあるIS国のテロなど世界各地での紛争は拡大の一途を辿り、終焉の気配は一向に見えない。
 そんな状勢の中での安保法案は国民にとって不安要因になり得ても、安心にはほど遠いものである。“日本の安全を守るための安保法案が日本を戦争に巻き込むことになるのではないか”という国民の不安は大きくあるばかりである。「安心」どころではない。やはり「不安」の『安』である。

不安が倍になれば「不安倍」になる
 安倍首相は「安心が倍になれば『安倍』だ」と悦にいっているらしいが、「不安が倍になれば『不安倍』となる」。
 来年の参院選を視野に入れ、票固めのために財源を無視してまで公明党の言い分を通し、軽減税率を拡大したが、国民の目はそれほど甘くないことを思い知ることになる可能性もある。「一億総活躍」を中身のない絵空事と感じている国民は多い。国民は安倍首相が自分の地盤固めのためではなく、“国民のため”に活動することを、首相が乱用する“国益のた”めに努力することを望んでいる。それが地盤固めの唯一の道であるこに気が付くこと願っている。



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