先日、”おすわり”について書いたのだけれど、それについては同じPWSのタウルスくんの母上・うららさんとメールで話をしたので、その内容について(ご本人の了承を得て)書いてみることにします。
まず、うららさんは”PWSのように筋力の弱い子供は、おすわりを無理にさせないで、それよりもうつぶせ・寝返り・ハイハイを十分にさせるようにした方が、独歩も早くできるようになるし、その後の運動能力も上がるのではないか”という考えをお持ちです。
(うららさん、微妙に違ってたら訂正してくださいねー!)
その理由については、うららさんのホームページや、ブログ「地上のタウルス」の2月1日の記事に書かれています。
ブログの方は、うららさんのお友達のお子さん(健常児)の寝返りの様子が出ています。
お友達のコメント:「下半身をねじる、という動きをしたあと、腕と背筋でささえて上半身を持ち上げる、ということができてはじめて安定した寝返りができるんですね。
だから、そこからハイハイに行くのが自然なんだと思います。」
これってとてもわかりやすいですね!(仰向けからハイハイへの動き)
私もうららさんの考えには大いに賛成です。
バンビも最初はイヤがっていたうつぶせですが、しばらくすると頭を上げられるようになってきました。
腕で身体を支えられるようになり、さらに身体をねじることができるようになって足を上げ腕を抜き、寝返りにつながっていきます。
そうやって、上腕・首・腹筋・背筋、さらに足腰の力が付いてきて、自分で(誰のサポートもなしに)おすわりができるようになりました。
先日”12ヶ月でおすわりができるようになった”と書いたのは、この前の段階。
座らせれば座っていられる状態になったということです。
でも、確かに当時はこの姿勢を長く保つ程の筋力はまだなかったので、椅子等に固定して座らせっぱなしにしておくのは身体に負担もかかって良くなかったでしょう。
家では、食事の時だけ背もたれの角度が変えられるベビー用の椅子に乗せてましたが、後は床に寝かせっぱなしにしていることが多かったと思います。
(バンビの見事な絶壁頭はそのせい?)
ただ、療育の時にはバンビがおすわりできるような椅子を作ってもらって、みんなと一緒に参加しました。
座るとまず視線が上がり、両手が自由になります。(仰向けに寝てる分にも手は自由だけど)
視野が広がれば興味・関心の範囲も広がるので、それだけ自分の手にしたいと思うものが増えて、動きたいという気持ちにつながるのではないか。
また、自分の手で触れて動かして得られる感覚(感触?)は、脳への刺激として大事なのではないか。
これは私の考えです。
まぁ、おすわりも成長の1ステップだから、できるようになったら親としては確かに嬉しいものですが。
でも、まずは先にも書いたような運動を十分させて筋力をつけるのが優先で、脳への刺激のためにたまに座らせて視線を上げてやるというのがいいのかも。
脳への刺激-いろんなものを見せて、聞かせて、触らせる-
私は結構こだわっているのですが、そのことについては長くなるのでまた改めて書いていきたいと思います。
今はスマートなバンビくんですが、結構ふっくらしてた時もあるんですね!?
(うちもかなりふっくら時代がありました。)
さて「おすわり」についての私の考えを大変じょうずにまとめてくださってありがとうございました。また私の考えとホームページやブログも紹介していただいてありがとうございました。
すでに歩けるようになっているお子さんのママさんから、このようなご意見を聞くことができてとても嬉しいです。
補足して書きたいのですが、長くなってしまいそうなので、ブログ「地上のタウルス」のほうに後ほど書きますので、ご覧ください。
これからもいろいろ一緒に試行錯誤、よろしくお願いいたします。
タウルスくんやバンビが体験してこれは良さそうかもと思ったことを、ブログにどんどん書いていって、年少のお子さんに少しでも役に立てば嬉しいですね。
(医学的裏づけも取れればなお良いのですが。)
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。