バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

友達と遊ぶ その2

2017年10月11日 | 日々の出来事
バンビが生まれて初めて自分から友達を誘って、保護者同伴ナシに遊びに出かけた話を この前書いたけど → 友達と遊ぶ

その後も また遊びに行きたい と言って、計画を練っていたバンビ。


Mクンとは別の3年生Sクンも誘って、3人で遊ぶんだと言っていたのだけど
土曜日デイサービスに行っているSクンと、日曜日はミニバスの練習があるバンビとでなかなか日程の調整がつかず...。

その間、バンビが連絡網に載っていたSクンのお父さんの携帯に何度も電話してしまう という事件もあったりしつつ
少しずつ計画が形になっていったようで。


で、なぜかまずはMクンと2人で映画を観に行くことになり

私「何 観るの?」
バ「なんかねー、宇宙人のヤツ? Mクンが観ようって言うんだよね。」
私「えーっ? エイリアン? 大丈夫?! 怖いと思うよ。平気なの?」

でも、よくよく調べたらR15+(15歳未満は保護者同伴)ということがわかり、仕切り直し...。

バ「Mクンに相談したら、犬の映画にしようってことになった!」

”僕のワンダフル・ライフ”という洋画で
まぁ、それなりに面白そうではあったけど、バンビの好みかどうかは...。
出かけるだけでも満足なんだろうから、まぁいいんだけど。


バ「で、お昼をマックで一緒に食べることになりました!」(きっぱり)
私「はいはい、サラダのセットにしてねー。」
バ「シェイクはダメだよね?」
私「セットにないから、ダメです。」
バ「わかったー。」

というわけで、もう何日も何日も前から それはそれは楽しみにしていたバンビ。
当日は2人一緒にバスで出かけたのだけど、しばらくしたらバンビから電話。

「お母さん、Mクンとポテトをシェアしてもいい?」

んー、それもお楽しみの1つだもんね。まぁ、今日は良しとしよう。


またしばらくして電話。
バ「お母さん、映画観る時、Mクンとポップコーンを一緒に食べてもいい?」
私「んー、まぁじゃ 小さいサイズにしようね。」


そしてまたまた電話。
私「お母さん、映画は終わったんだけどさ。おやつも食べてから帰っていいかな?
  5時のバスに乗って帰るから。」

バ「まぁ食べてもいいけど、もう暗くなるのも早いから4時半のバスで帰らないと。
  あんまり時間がないよ?」

で、結局 ショッピングモールの駄菓子屋さんで、お菓子を買って
それを食べて急いで帰ってきたらしい。

レシートを見て精算したら、ポテトとポップコーンはMクンがお金を払ってくれたことも判明。
Mクンにお礼がてら確認したら、「僕が自分から出すって言ったので大丈夫です。」と言うので
(たぶん1年先輩だから だと思うのだけど)
そこはありがたくお礼を言って、でも次はバンビも自分の分は自分で払うようにさせてね と頼んでおいた。


こうやって書くと、すごくいろいろ食べたような感じがするけど
Mクンに話を聞くと、”バンビ君が食べるなら僕も食べてもいいです”みたいなカンジで
実際にはポテトもポップコーンもSサイズをシェアしただけだし
おやつは1口サイズの駄菓子とハイチュウ1個だけしか食べてないので
そんなに暴飲暴食でもない。

私の考えとしては 友達の付き合いの中では、友達と同じくらいの量を普通に食べる
(自分だけ違うもの とか、自分だけ食べない とかではなく)
ようにしながら体重を管理して生活できていったらいいな と思っているので
今回やらせてみて、大丈夫そうだな と思えたのは収穫。


とにかく、楽しくて嬉しくて仕方ないバンビ。
先生によると 学校でもこの話をしていて止まらなかったそう(笑)

自分にもできる という自信が持てることはとても大切だから
お付き合いしてくれるお友達がいることに大いに感謝。


今回の件で味を占めて、次も3人で映画を観ることに決めたらしいバンビ。
さて、どうなることやら。
母は静かに見守っていようと思っています。


メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
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怒鳴られた

2017年10月05日 | 日々の出来事
毎週通っているスイミングは
いまではバンビ一人でバスに乗ってプールに行き、私は職場から直行して途中から合流。
帰りに一緒にご飯を食べて帰ってくるというパターンになっている。


先週はかなりの大雨だったんだけど、バンビから電話があり
「小さい傘(折りたたみ傘のこと)しか持ってこなかったけど、大きい傘の方が良かったかなぁ?」と言う。

私「え? 今どこにいるの? もう、家を出たなら折りたたみでもいいよ。」
バ「でも、小さい傘じゃ心配なんだよね。大きい傘がいいかと思って。」

この辺はPWSならではで
一度気になりだすと気になって仕方ないし、こだわりに対してはかなり頑固になる。

もう、やっかいだなぁ と思って聞いていたら、突然
「バスの中で電話してんじゃねぇ」という男の人の大きな怒鳴り声が聞こえ

通話がプツン と切れた...。


げっ! バスの中だったんかい...


私もびっくりして、慌ててかけ直すけどつながらない。
大丈夫か、バンビ?

GPSでスマホを検索してみると、バスのルートじゃないところを移動している。
きっと、恐くなって降りたんだろうなぁ



しばらくかけ直して やっとつながり

私「大丈夫だった? どうした?」
バ「うーん、恐かったぁ... 怒鳴られてびっくりしたぁ。
  今、家に帰るから。 傘、大きいのに変える。」
私「えーっ?!

まぁ、時間的には間に合うので(いつも早く出ているから)もう好きなようにさせたけど。
なんだか拍子抜けした。


コーチに聞いたら、スイミング自体は普通に泳いでいたそうだし
その後も別に様子に変化はなかったし
私が こりゃ、一大事! と思うほどには バンビ的にはへこたれてなかったみたいで
ちょっとほっとしたけど。


まぁ、バスの中で通話してたのは、バンビが悪いわけだから
それはマナーとして守らなければいけないことだとは教えたけど

でも、子ども相手にいきなり怒鳴りつけるなんて
最近は自分より弱い立場の人相手に ストレスを発散させる人多いみたいだしねー。
そういう人からは できるだけすぐに遠ざかるように ってことも教えなくちゃいけないのが
なんだか残念な話


いろんな経験を積んで、失敗も重ねて、学んだり身に付けたりしてくれたらいいな と思っているんだけど
親の私もいちいち動揺してないで、適切に対処できるようにならないと
という話でした。ほんと焦った~

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
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