バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

今年もこれにて

2013年12月28日 | 日々の出来事
パソコンも自分の体調もあまりよろしくない中、どちらも騙しだまし何とかやり過ごしている状況で...
書きたいこといろいろあったけど、まだ年賀状も書き終わってないし大掃除も手付かずな状況では
今年はたぶんこれが最後かな。


連合の学芸会のことは、長くなるので年明けにでも改めるとして
マラソン大会では、バンビは頑張って走ってました。

一時期”最近走れてない”みたいなことを先生に言われていて心配していたんだけど
この前、学校の10分間走で18周走って自身の最高記録を更新したらしい。
普通に食べているバンビにとって、運動量が落ちることは問題なので一安心。

そう、一度「バスに間に合わない!」ってなった時に、バンビと二人でダッシュしたんだけど
私がブーツ履いて、大荷物持ってたことを差し引いても、バンビの方が全然速いしパワーも落ちなくて
「ママ、急いで!」って私の方が煽られ気味。
結局”もう無理...”って私がギブだったんだよね。正直、ビックリした。
子どもは体力伸び盛り、こっちは衰える一方なんだねー。


学校の展覧会も、バンビは手先は不器用だけど、コツコツ集中してやる方なので刺繍は完成。
例によって、親がクッションカバーとか作品に仕上げて展示しました。
 スウェーデン刺繍です

紙粘土と色画用紙で作った鳥も(公開授業の時にほとんど親が手伝ったというのはナイショ)
先生のアイデアあふれる&見栄えする展示方法で(笑)なかなかいいカンジに仕上がっていた。


そう、今回バンビ達のクラスにとっては初めての学校の展覧会だったので(3年に一度なので)
学校の方も配慮してくれたのか、入り口すぐ脇の目につきやすい場所をもらえたみたい。
いろんな父兄の知り合いに「すごいねー。」と言ってもらえて
親としても嬉しかったけど、何より子ども達本人にとってとても良い自信になったのではないかと思う。
そーいうのって大事なことだよね。


そんなこんなで学校行事も無事終わり、今年も恒例のクリスマスパーティ。
このメンバーはGWのBBQとか、秋頃の飲み会(どこかお店で)とクリスマスはうちのマンションのゲストルームで と
家族ぐるみの楽しい交流がずっと続いていて。
今年はお兄ちゃん・お姉ちゃんが受験生になってたり、子ども達も高学年になってきて何かちょっと落ち着いたりとか
いろんな変化の感じられるイベントだったかなぁ。

メンバーの一人がポータブルの「チョコファウンテン」マシンを持ってきてくれて
(パパからママへの誕生日プレゼントだったらしいんだけど、なぜ「チョコファウンテン」?
 と、みんなに突っ込まれていた。)
これが子ども達に大好評。

バンビもこういう時は お楽しみとして、限度はずれない程度に認めているので
自分でいろいろ味わった様子。
(普段チョコレートなんて家であげないから、さぞ美味しかったことでしょう。)


子ども達も1回やったら食べてからまた次列に並ぶ というのがちゃんと守れて、モメることも一切なかったので
すごい成長だー と、母達はみんな微笑ましく見守っておった次第。

ママ友から「バンビくんって、普段 座って食べるようにしつけられるんだね。」と言われたので 
?と思ったら、そのママ友曰く
バンビはチョコを付けたら、一度椅子に戻るんだって。
でも、早く次に行きたいから、何となく座りが浅いというか、ほとんど中腰みたいなカンジだったらしい。
で、口に入れてもごもごしたら、またちゃんと並びに行ってたみたい。

私はそこまで見てなかったんだけど、でも確かにうちでは普段から立って食べることは許してないので
(つまみ食い防止という意味もあって)
笑っちゃうような、ちょっと不憫なような でも、結局爆笑しちゃったんだけどね。

うちがホストファミリーなので、準備と後片付けはなかなか大変なのだけど
子ども達が喜んでくれれば、そしてそういう子ども達の成長が見られるのが嬉しくて頑張ってます。


さて、会社の仕事納めも過ぎ、後は我が家の新年を迎える準備。
この冬休みは曜日の関係でバンビを学童保育に入れなかったので、家でまたじっくりお付き合いしているところ。
(やれやれ~)

ほんと今年もバッタバタの1年だったけど、何とか家族みな無事で、楽しく日々を過ごせたことに感謝です。
いろんな人に係わってもらい、支えてもらいながら、バンビも少しずつ大きくなっていってるし
ありがたい気持ちで今はいっぱい。

障害のある子が家族であっても、私は幸せな気持ちで今を生きているなぁ。
バンビに障害があることで受け取ることのできた贈り物もたくさんあったと思う。
来年もその先もきっと新たなPWSの仲間が増えていくんだろうけど、PWSだからといって嘆くことのないように
そういう世の中になるように。私達がそれをしていけるように。
それをこの先もずっと自分の抱負としていきたいと思う。

それでは皆様。今年もこの拙いブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
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久々、迷子事件

2013年12月09日 | 日々の出来事
またまた久しぶりの更新になってしまった...
この間、学芸会とか展覧会とかマラソン大会等々 学校行事が目白押しで、ネタはたくさんあるんだけど
それはちょっと置いといて 先日バンビが久しぶりに迷子になった話を...

それは、ミニバスケの練習が終わり、私と二人で帰る途中のこと。
練習場所からうちの最寄りのT駅までは2駅なんだけど、電車の便の関係でその間のA駅で乗換えとなり
バンビがトイレに行きたいというので、一人で行かせて私は2階のホームで待つことにした。
そういうことはこれまでも何度かあって、いつもなら1階のトイレから出てくるのを階段の上から見守っているんだけど
この時に限って、私はスマホでメール着信を見ていたんだよね...

で、A駅はホーム中央に改札があり、バンビは下りエスカレーターで降りてトイレに行き
戻ってくるときはその横の階段で戻ればいいものを
反対側にある上りエスカレーターで戻ってきてしまったらしい。
当然、下りと上りではホームの前と後ろ、ぜんぜん離れたところに出るわけで...。

一方 私はと言うと、バンビはトイレに時間がかかるのが常(特に大の時は)だけど
10分くらい経つのに戻らないから、さすがにおかしいと思ってトイレの外から呼びかけたものの反応ナシ。
駅員さんに頼んで個室を見てもらったけど、誰もいない という。

あちゃー、行方不明だ。
PWSには放浪癖がある人がいて、困ってる話をちらほら耳にすることがあるけど
今回のバンビの場合は、単純に認知面の問題なんだろう。(特に空間認知弱いからね)

それにこの時私が不思議と落ち着いていられたのは、バンビのパスモ(ICカード)を私が持っていたので
改札の外には出られない とわかっていたからかもしれない。
で、すぐ自宅にいたオットに連絡して、取りあえずT駅に行ってもらうように頼み、私は引き続きA駅を捜索。
するとさっきトイレを確認してもらった駅員さんが「T駅で保護されてるそうです。」って…
あー、やっぱりねー。

きっとバンビは私に置いていかれたと思い、追いかけようとしたんだろう。
電車には頻繁に乗るけど、まったく一人で乗るのは初めてのこと。
わずか一駅でもこの状況ではバンビにとって相当ドキドキものだったに違いない。
案の定、T駅の駅長室で駅員さん相手に何やらおしゃべりしながら待っていたらしいバンビも
私の顔を見るなり泣き出した。

私:「どーして一人で先に行っちゃったの?」
バ:「だって、わかんなかったんだよー‼︎」 びえ~んってカンジ...
緊張の糸が切れたんだろうねー。

実は駅長室に入る直前に知人に声をかけられ
「今、A駅で名前を呼び出ししてたけど...」って言われて超恥ずかしかったんだけどね。
でもまあ、ちゃんと母親の名前もフルネームで言えたわけだから良しとしよう。
何より無事だったんだから、この際大抵のことには目をつぶったるでー。

ちなみに、リュックにもパスモの入ってるお財布にも、私のスマホの電話番号は書いてあるんだけどね。
今回はその両方とも私が持ってたので役に立たず...

で、オットも合流した駅からの帰り道、気持ちが落ち着いたところでバンビが私に
「迷子になっちゃってごめんなさい。お迎えに来てくれてありがとう。」って言ったんだけど
何かね、この子にはそういうピュアな気持ちが育っていて、しかもそれをちゃんと素直に人に伝えることができるところに驚ろかされるんだよね。
親バカなれど、それはバンビの人としての美点の一つだなあと思ってる。

バスケの先生が「トラブルは子どもの教科書」って言ってたんだけど
まさに今回バンビはいろんなことを学んだと思う。
何より困ってる時に人を頼れるって、意外にできないことが多いらしいので
その辺実際にどうしたか詳細はわからないながらも、とりあえずクリアしたみたいだし。
今のうち(おチビ)の失敗は周りも暖かく見守ってくれるから
そうやって実地に学んでいくのもたまには(あくまでたまになら)いいのかも。
お騒がせした&お世話になった駅員さん、ほんとにありがとうございました。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
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