バンビは週1でスイミングの個人指導を受けていることは前にも書いたと思うけど。
終わるともう7時を過ぎてしまうので、夕飯を食べて帰るのがお約束で
バンビはそれもとても楽しみにしている。
で、先週見学ブースから見ていたら、バンビが何故か先生を叩いている光景が...。
声は聞こえないのでよくはわからないけど、ふざけているのではなく、真剣に怒っているみたい。
少ししたら落ち着いたのか普通に泳いでいたけど。
その日は他のお子さんを続けて指導するため、終わってから先生と話をすることができず
バンビに話を聞いたら
「先生が意地悪を言ったから。そういうこと言わないでとママから言って。」
前後のつながりはわからないけど、先生が「今日はもうグラタンは売り切れだよ。バンビくんは水だけだよ。」と言ったらしい。
過食症状はほとんどないバンビにとっても”食べられない”というのはすごく大きな問題で
食への執着は強いから、周りが思うよりもずっとずっと大きな精神的ダメージを受けることなんだよね。
それが例え冗談のつもりの何気ない一言でも、本人にはとてもそうは受け止められないらしい。
先生には指導を受けるようになった最初の時に、親の会のリーフレットを渡して
PWSの特徴についてはもちろん説明してあるんだけど
そういう細かいところまでは伝えきれてなかった。
というわけで、今週プールに入る前に、先生と話し合って
”食べられない”という言葉は、それだけで頭がいっぱいになってしまって他が耳に入らなくなるので
もし、指導上”そういうことをすると(あるいは しないと)○○だよ。”という言い方をする時は
食に関すること以外でお願いします と、再度確認をした。
先生も「それは失礼をしました。以後気をつけます。バンビくん、ごめんね。」と言ってくれた。
同時にバンビには「例え、イヤだと思うことを言われたとしても、人を叩いてはいけない。
先生を叩いちゃったことをあやまろう。」と言ったら
うつむいて泣き出してしまった。
「イヤだから言わないでほしい ということはもう先生に伝えたから大丈夫。
ママと一緒にあやまろう。」と言ったら、ちゃんとごめんなさいができたんだけどね。
家庭でも「○○しないと、おやつないよ。」とか つい口をついちゃうことがあるんだけど
それで頑張る場合ももちろんあるけど、「そんなのダメ!」と必死になって
かえって何も手につかなくなることも多い。
そもそも懲罰で子どもに言うことを聞かせようというのはよくないやり方だろうけど
ましてやPWSに対しては、懲罰に「食」を用いてはダメなんだよなー とつくづく思う。
ただ、今回こういう経験はバンビにとっては無駄ではなかったかな。
人に何かイヤなことをされた時、何がイヤかをちゃんと自分で言葉にできたことは偉かったと思う。
障害者の場合、これができない人が多くて(言語表出が難しい人もいるしね)
そうすると例えば施設で支援者から暴力を受けたりしていても、親が気づけなかったり とかすることがあるわけで
これはとても大事なことなんだそうだ。
今回、「ママから言ってほしい。」と親の私を介しての解決になったけど
そういう経験を重ねて、自分で直接相手に伝えることができるようになったらいいな。
世の中に自分で出ていくまでに いろんな社会体験を積んでおくことはとても大切だよね。
メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
終わるともう7時を過ぎてしまうので、夕飯を食べて帰るのがお約束で
バンビはそれもとても楽しみにしている。
で、先週見学ブースから見ていたら、バンビが何故か先生を叩いている光景が...。
声は聞こえないのでよくはわからないけど、ふざけているのではなく、真剣に怒っているみたい。
少ししたら落ち着いたのか普通に泳いでいたけど。
その日は他のお子さんを続けて指導するため、終わってから先生と話をすることができず
バンビに話を聞いたら
「先生が意地悪を言ったから。そういうこと言わないでとママから言って。」
前後のつながりはわからないけど、先生が「今日はもうグラタンは売り切れだよ。バンビくんは水だけだよ。」と言ったらしい。
過食症状はほとんどないバンビにとっても”食べられない”というのはすごく大きな問題で
食への執着は強いから、周りが思うよりもずっとずっと大きな精神的ダメージを受けることなんだよね。
それが例え冗談のつもりの何気ない一言でも、本人にはとてもそうは受け止められないらしい。
先生には指導を受けるようになった最初の時に、親の会のリーフレットを渡して
PWSの特徴についてはもちろん説明してあるんだけど
そういう細かいところまでは伝えきれてなかった。
というわけで、今週プールに入る前に、先生と話し合って
”食べられない”という言葉は、それだけで頭がいっぱいになってしまって他が耳に入らなくなるので
もし、指導上”そういうことをすると(あるいは しないと)○○だよ。”という言い方をする時は
食に関すること以外でお願いします と、再度確認をした。
先生も「それは失礼をしました。以後気をつけます。バンビくん、ごめんね。」と言ってくれた。
同時にバンビには「例え、イヤだと思うことを言われたとしても、人を叩いてはいけない。
先生を叩いちゃったことをあやまろう。」と言ったら
うつむいて泣き出してしまった。
「イヤだから言わないでほしい ということはもう先生に伝えたから大丈夫。
ママと一緒にあやまろう。」と言ったら、ちゃんとごめんなさいができたんだけどね。
家庭でも「○○しないと、おやつないよ。」とか つい口をついちゃうことがあるんだけど
それで頑張る場合ももちろんあるけど、「そんなのダメ!」と必死になって
かえって何も手につかなくなることも多い。
そもそも懲罰で子どもに言うことを聞かせようというのはよくないやり方だろうけど
ましてやPWSに対しては、懲罰に「食」を用いてはダメなんだよなー とつくづく思う。
ただ、今回こういう経験はバンビにとっては無駄ではなかったかな。
人に何かイヤなことをされた時、何がイヤかをちゃんと自分で言葉にできたことは偉かったと思う。
障害者の場合、これができない人が多くて(言語表出が難しい人もいるしね)
そうすると例えば施設で支援者から暴力を受けたりしていても、親が気づけなかったり とかすることがあるわけで
これはとても大事なことなんだそうだ。
今回、「ママから言ってほしい。」と親の私を介しての解決になったけど
そういう経験を重ねて、自分で直接相手に伝えることができるようになったらいいな。
世の中に自分で出ていくまでに いろんな社会体験を積んでおくことはとても大切だよね。
メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com