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バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

バレンタインデー

2011年02月14日 | 日々の出来事
先日バンビのクラスで作って、お世話になった方に御礼として差し上げた手作りマーマレード。
(学校の夏みかんを収穫して、教室でみんなで分業して作ったんだって。

今日 体育の講師の先生が、その御礼として子ども達にバレンタインデーのチョコレートをくださったらしい。

ハートプリントの小さなビニール袋にチョコレートが5つ。
バンビは学校で1つ食べて、後は家に持ってかえってきた。

私が何も言わなくても、「ママも食べたい? ママにもパパにも分けてあげるね。」と言って、おやつの時に私に1つくれて、自分も1つ食べた。

そういうところは PWSでもそんなに執着はないみたい。
もちろん、実際食べるまで頭の中をずっとチョコレートのことが占めていて、”分けてあげるね”を何度も何度も言っていたけど...。



今日は給食にも”カスタードエクレアパン”なるものが出たらしい。
(チョコレートがけのパンのこと?)
私が子どもの頃(ン十年前の話ですが...)の時は、そんなのなかったけどなぁ。


できれば、バンビにはチョコレートなんて食べさせたくはない。
でも、せっかくの先生のご好意だからありがたくいただきたいし、みんなと同じものを貰って喜んで、みんなと同じように味わって楽しむ経験も大切かなぁ と思う。

給食だって、頼めば代替品にすることもできたかもしれない。
でも、そういう年に一度の行事くらい、大目に見てあげてもいいか と思う。
みんなと同じものを食べて、でも 自分は食べすぎてはいけないんだという自覚を持って、量を加減することを覚えてくれたらいいかな と思う。
(なかなか自分自身で加減するのは難しいだろうから、周りの人の協力が必要なんだけど)


実際、うちは給食の牛乳を 最初のうちは先生にお願いして、紙パックから半量をコップに移してコップで飲んでいたんだけど、今はバンビが自分から紙パックを先生のところに持っていって、半分減らしてもらってからその紙パックで飲んでいる。
(その方が見た目はみんなと同じに見える。)
ごくたまに、バンビが持って行かずに(先生もバタバタして忘れて)そのまま1本飲んじゃったことがあったけど、大抵はそのやり方でうまくいってるみたい。

まぁ、それがどこまで通じるかはわからないけど。
食べることは人間にとっては 大きな楽しみの1つだし、PWSだからってそれを取り上げるのは忍びない。
工夫していけるところまではそんなカンジで、穏やかにいけたらいいなぁ。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
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かるたが好き

2011年02月14日 | 日々の出来事
手作り教材の話のついで?なんだけど
バンビは最近「かるた」にハマっている様子。
サンタさんがくれた「のりものかるた」を毎日やりたがって大変。

「のりものかるた」だと、絵札の写真でバンビでも札が探せる。
あと、字札の裏に最初の文字が大きく書いてあるので、まずバンビにそれを見せてから探させることもできる。

つまり、例えば「しんかんせんのお医者さん、ドクターイエロー」っていう字札だとすると、バンビは絵札のドクターイエローの写真でもすぐわかるし、字札の裏の「し」からでも探すことができるわけです。

ただ、これだと私が字札を読んでる間にもうバンビが絵札を取ってしまうようになって、ゲームにならない。
オットがいる時は私が読んで、オットとバンビの二人が勝負するんだけどね。


で、もうちょっと簡単なかるたがあればと思い、うちにあったあいうえおカードに自分で字札を作って超簡単なかるたにしてみました。


これだとバンビも何となく字札が読めるようになってきているので、バンビが読んで私と2人でカードを取り合うスタイルでも遊べる。

ちなみに何故か「ねずみ」のこと「ねずぴ」と読んだりして、笑いを誘ってくれる。
(ほんとは笑っちゃいけないんだけどね。


そんなカンジで、今バンビはものすごく文字に興味を持っていて、字を書いたり読んだりすることを楽しんでるし、自分にもできることが自信にもなってきているように感じる。
だから自分からどんどん積極的にやりたがる。

これがちょっと前だと、こういう教材やら学習用のおもちゃを与えても興味ナシで、いくら教えても身につかず、親も勝手にイライラしたりしてたんだけどね。
やっぱり本人自身が興味を覚えて意欲を持たなければダメってことなんだなーと、改めて実感。


まぁ、種蒔いとかないと芽は出ないんだけど、種蒔いたからっていつ発芽するかは種次第で、こっちの想いどおりにはいかないってことなのかな。
なかなか芽が出なくても、いつかは って信じて環境整えてあげないとね。
そう思うと子育ては農業か植林と一緒なのか?
放っておいても育つ木もあるし、肥料あげすぎて枯れる苗もあるだろうし。
手をかけることも必要だし、待つことも大事だしね。
ほんと、その加減が難しいなぁ...。


ちなみに、今はもちろんオットも私も微妙なところでバンビが勝つように手加減しているけど、もっと幼い頃は1枚でも他の人に取られたなら許せなくて泣いてたっけ。
ルールを理解し、ルールに従って遊べるようになったことは、バンビも成長したなぁと思う。

この段階から1歩進んで、負けても泣かないで遊べるようになってほしいな。
(もうだいぶ大丈夫になってきたとは思うけど。)
そしたらさらに1歩進んで、親以外の人(できたらお友達)とも一緒に遊べるようになってほしいなと思う。
学校でも今度かるたをやってくれるみたいなので、そういうことが身についていったら素敵だよね。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
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構音の練習教材

2011年02月14日 | お気に入り&おすすめ
バンビは構音に課題があって(カ行がタ行になってしまうetc)療育園でST(言語訓練)を受けている。
先生が「舌も筋肉だから毎日動かさないとね。」と言って、まずは「カ」の音から決められた単語の発音を練習するように宿題出されているんだけど
そうは言ってもバンビにしてみたら、ただ口マネさせられるのはつまらないし、基本的にうまくいかないことを何度もやらされるのはイヤ なんだよね。
あんまりやりたがらないし、すぐ終りにしちゃう。
吃音もまだ時々出るから、あんまり無理強いもさせたくないし...。


で、なんか良い方法はないかと思って、試しに絵カードを作ってみました。


今 イラストはネットで探せばいくらでもいいのが見つかるので助かる。
名刺作成ソフトにそれを落として、裏面には文字を入れて。
100均でラベルシールやらプラスチックカードやら材料はいくらでも揃うので、それでちゃっちゃと貼って完成。お手軽~。

PWSの収集癖(があるという話を聞くことが多い)のおかげか元々バンビはこういうカード類が大好きで、食い付きがいい。
最初に文字を読みながら発音、次はイラストを見ながら「これは何?」と言ってまた言わせるんだけど、やっぱりただ口マネするより視覚情報を見ながらの方がわかりやすいし、ついでに字も覚えてくれれば一石二鳥。
構音だけじゃなくて、例えば、カニの絵(イメージ)からでも「かに」という文字からでもカニがわかるようになることが大事だから、そういう勉強に良いみたい。

最初は10枚作ったんだけど、慣れてきたら倍に増やしたので
”食べ物はどれ?”とか”乗り物のカードをください”とか、”赤い色の仲間を集めて”とか、カテゴリー分けの勉強もできるようになった。

結構飽きずに、毎日とは言わないまでも 週に何回もトライするようになって万々歳。
(もちろん、「しんかんせん」とか大好きな乗り物系を混ぜてあるっていうのもあるけど


バンビの場合だと、「かに」も「かみ」も「かに」になったりする。
上唇の力が弱くていつも口がぼんやり空いてる子は、唇を合わせないと発音できない「み」の音が言いずらいみたい。
「みかん」は言えても「かみ」が難しかったりする。

あと、「かめ」も「あか」も発音自体はできるんだけど、「かめ」の文字を見た後だと「あか」を「め・・・」と言おうとする。
「め」と「あ」は確かに似ているから、視覚に引きずられて混乱してしまうらしい。
同様に「いか」と「かい」も文字を見ると混乱して言い間違える。

まだまだその辺りが課題のようです。


というわけで、手前味噌ながら結構使えるかも。
今度STの先生に報告してアドバイスをもらいながら、また工夫を重ねていこうと思います。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
コメント (2)
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