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バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

世間の荒波

2010年02月08日 | 障害児の親
バンビが通う幼稚園は元々障害には理解があり支援も手厚く、だから少なくとも私自身はバンビに障害があることで 先生はもちろん周りのお母さん方からもイヤな思いやツライ思いをさせられたことは無いに等しいと言える。
でも、その方が稀なことで、世の中まだまだ障害者に対しての風当たりは厳しいものがあるらしい。

例えば、自閉傾向のAちゃん。
保育園のお友達のことをかわいいと思ってか不意に顔に触ったことを、ママが相手の子の母親に誤った時
「いいんですよ。この子も将来障害者と触れ合う機会もあるでしょうから、いい勉強をさせてもらってます。」と言われたんだとか。

うーん、たぶんそのお母さんには何にも悪気はないだろうし、むしろ”障害者への理解”を示したつもりなんだろうけど
「障害者」という言葉で自分達と”そちら側の人達”とを無意識に、でも明確に線引きしているような...。
そいういうことって別に言わなくてもいーよね的なひと言だよなぁ と、つい思ってしまう。

でも まぁね、そういうのも 自分が障害者の身内になって初めてわかる感情というか感覚であって、それまでは私自身もそうだったのかもしれないと思えば、なんだかなぁとは思っても責める気にはならないかな。

ただ、これが保育者・教育者となると話は違う。

多動傾向のBちゃんは、幼稚園の先生から「お友達が”どうしてBちゃんはちゃんとお座りしないの?”と聞くので、病気だからって説明していいですか?」と言われたとママが絶句していた。

別の幼稚園のCちゃんは、先生から「Cちゃんはあれもできません。これもできません。本当に困ってます。」と頻繁に電話がかかってくるんだけど、その意図が理解できないとママが泣いていた。

先生、自分のスキル不足を親に訴えてどーする!
お願いだから、もっと勉強してよ! と思う。

でも、ベテランの先生だからって、理解があるとは言い難いらしい。

Dちゃんは体格も良く、お友達を叩いたり蹴ったり力に訴えることがあるんだけど、それを保育園の先生から「通り魔的に手を出すことがある」とアイリスシート(保育や療育の情報を小学校に伝えて支援を継続するためのフォーマット)に書かれ、ママは怒りを通り越して呆れていた。
アイリスシートの趣旨も理解していないと思うし、そもそも教育者としてより、人としての見識を疑いたくなるような話...。

うーん、きっとこれが現実の、一般的な世界の話なんだろうなぁ。
うちは邪念のない純粋培養で3年間来ちゃってるから、そういう意味じゃ私も打たれ弱いとこがあるかも。
小学校なんて きっともっといろんな人がいるし、面と向かってではなくても影で何言われるかわかりゃしない。
これからは 強くならないといけないのかなぁ。 

(この話は次の記事に続く)

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
コメント (2)
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