半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第41話

2023-04-22 08:27:50 | webブログ

バレエ教師の半澤です。

平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、水曜日、金曜日の
夕方5時20分は子供の初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日と祭日も朝11時から初級のレッスン、ポアントもあります。

皆さま、お待ちしております!

ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)

私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/

連絡をお待ちしてますね!

2023年12月24日(日曜日)枚方(ひらかた)芸術文化センターにて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。

Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

バリエーションは「ファラオの娘」からアスピシアのヴァリエーションです。
男子は「エスメラルダ」のヴァリエーションです。
さ、やりましょう!!

連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
アンビリーバボ-!こんな事ってあるんだ!
第41話
スコティッシュ・バレエ団と言えばスコットランドの
名門だ。そんな有名なバレエ団に入れるだけでもとても
凄い事なのにまさかのソリスト契約だ。ショージには
何か夢でも見ているように思えた。ピーター・ダレル氏
と秘書が「再来週にはスコットランドのグラスゴーに
来て下さい。契約書は直ぐに送ります」ショージは
説明を聞きながら、喜びで天にも昇るような気持ちで
一杯になった。

頭の中もポーッとさせながらコベントガーデンに戻り、
学校の校長室に向かうと階段ですれ違った赤毛で
そばかすがチャーミングなエレーナが笑顔一杯に
「ショージ、おめでとう!」ショージは「え?何の
事がおめでとうなんだろう…」頭をかしげて校長室に
向かった。

部屋の前に校長や秘書、他の生徒たちもいて
ショージを見つけるなり「うわーっ!おめでとう!
スコティッシュおめでとう!」ショージは驚いた。
「えっ、何で、どうやってこんなに早く知っている
んだ?」 皆に「ありがとう…」と、そして校長の
ミス・アダンにも「本当にありがとうございました、
お世話になりました!」と伝えた。

すると校長に「契約書は?」と聞かれた。ショージは
「後で送ってくれるそうです」と答えた。そして
校長室を出て階段を下り、1階でオープンクラスを
受け持つビビアンがレッスンの指導を終えるのを待ち、
先生に結果を報告した。ビビアンも大変喜んだ。

それからバイト先へ向かった。日本レストランの
厨房の奥には、10数名の韓国人の労働者たちが
相変わらず疲れきった表情で働いていた。いつも
ショージのためにこっそり食べ物をくれるウォンに
「スコットランドのバレエ団のオーディションに
受かったよ!」と伝えるとウォンが韓国語で皆に
「ショージがバレエ団に受かったんだって!」
と大きな声で言うと、厨房の奥で働く十数人の
韓国人の皆は重苦しい表情からパッと顔を輝かせ、
一斉に「うわーっ!」と歓声を挙げて喜んだ。
自分の事のように喜んでくれる皆の明るい表情が
ショージには堪らなく嬉しかった。

厨房の責任者である日本人のシェフに「今週
いっぱいで皿洗いのお仕事を辞めさせてください。
私はスコットランドのバレエ団で働く事になった
のです。勝手を言って申し訳ありません」と
伝えるとその責任者は渋い顔をしながら仕方が
無いといった表情で了承した。

シェフの向こう側ではウォンがおにぎりを作って
待っていた。「これさ、今日も持って帰って食べ
なよ。お腹が空いてんだろ?」ショージはありがたく
そのおにぎりを受け取った。ショージはウォンに
礼を言い、また厨房で働く先輩たちの韓国人の皆の所へ
行って頭を下げながら日本語で言った。「とても
お世話になりました。本当に皆さん今まで
ありがとうございました!」
(つづく)



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