半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)第70話

2019-03-14 08:24:32 | webブログ
おはようございます、バレエ教師の半澤です!

皆様、4月3日より新しくキッズクラス(3歳から)、そしてジュニアクラス(小学生)
が開設します!講師は小野杏菜です。たくさんのコンクールでも受賞歴があり、
魅力たっぷりなレッスンになりますよ!どうぞよろしくお願い致します。

通常の平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!

インスタグラム https://www.instagram.com/hanzawashoji_openballet/?hl=ja
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP
(オフィシャル ウエブサイト) オフィシャルサイトハピタス
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皆様、2019年12月26日(木)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

連絡をお待ちしてますね!!

Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

日曜日のバリエーションは眠りの森の見所から妖精リラのバリエーションです。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ハピタス
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ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第70話
ショージが中まで入って行き、着替え中の
マエストロを上目づかいで見ると監督は上半身
裸で着替えをしながら言った。「何だ?ちゃんと
食っているか?」ショージはおずおずと「はい
マエストロ、ご飯ならちゃんと食べています…
あの…今月でバレエ団を辞めても良いですか…?」
と切り出してみた。

すると…「ワハハハ!何を言い出すかと思ったら、
誰かと喧嘩でもしたのか?ん?それとも身体の
調子が悪いのか?大体お前は痩せ過ぎだぞ!
ちゃんと食わないからだ!」と、てんで話に
ならない。

「あの…、実はそんなんじゃないんです…」
マリネル氏は「ふっ…!疲れているんだお前は!
今日はもう帰れっ!」と言われ全く理解して
もらえないまま終わった。「どうしたらいい
のか…」ショージはそのままアパートに帰ると、
ランドルが聞いて来た。「交渉は成立したのか?」
ショージは「へ…交渉?あーっ!」ランドルは
給料の交渉をしに行ったのだろうと勘違いしたのだ。
「ん~、流石は自称ビジネスマン!」

だが、暫くはランドルにもロバートにもその話の
全貌は言えなかった。話したところで誰も共感
などしてくれない事は判り切っているし、逆に
冷たくされるのも嫌だったのだ。 ショージは
ただ首を横に振るとランドルは「いや~、
失敗か…。しかしお前に先を越されるとは、
夢にも思わなかったよ…!そうか、失敗か…」
暫く考え込んで続けた。「ショージ、絶対に
俺はやって見せるさ!俺には第一、ちゃんと
説き伏せる思案がずーっと前から考えてあったん
だからな!」なるほど…。流石は自称ビジネス
マンだ。

聞いているうちにショージとロバートの給料も
彼の歩調に合わせながら上がって行くに違い
ないと確信させられそうだ。ショージは
ランドルに一つだけ助言させて貰う事にした。
「ランドル、でもね君も言われるよっ!そんな事を
言うのはお腹を空かせているからだろうって…。
ちゃんと食わないからだって…」

 ランドルは眼をギラつかせながら、「俺を甘く
見るな!アイ、アム、ビジネスマンさっ!」
ショージはランドルの自信たっぷりの横顔を
見た後、向こうに座ってテーブルに付いている
ロバートが静かに食べている。そう、ロバートは
静かにあの「ロバートの豆」を食べているのだった。

リリアーナとマリネル…2人の芸術監督の応えは…

マリネル氏の更衣室のドアーを叩いてから、
数日が過ぎた。リハーサルが無い日のレッスン後、
マエストロのマリネル氏が「ショージ、2階の
面談室に来なさい…」ショージは何か嫌な予感が
した。「何故、面談室なんだろう…?」いずれに
しても、言われるままに、「先生、分かりました…」

初めて2階に面談室などという部屋が有るのを
知ったが、綺麗なイタリア独特のインテリアで
施され大理石の床は勿論、ソファーの見事さと
大テーブルに驚いた。更に凄いのは、マリネル氏と
同様にこのレッジオエミリア・バレエ団を経営・
監督をしているリリアーナ・コージ女史までもが
いた事だ。「何故だ?どうしてリリアーナまで
ここにいるのだろう!?」
(つづく)