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AFVプラモ製作記です。

タミヤ 1/35 ヤークトティーガー ヘンシェルタイプ 初期型 その3

2017-08-08 21:54:06 | ヤークトティーガー ヘンシェルタイプ 初期型
なかなかじっくりと製作する時間がなく、できるときに実にちまちまと進めています。
おかげで相変わらずのスローペースです。



当初は、履帯と車輪類は塗装が終わってから車体に取り付けるつもりで履帯は上下2分割にしたのですが、仮組状態で履帯と車輪等を取り付けられるか試してみたところ、フェンダーが邪魔になってどうにも取り付けられません。
無理に組もうとするとどこかを壊してしまいそうだったので、シャーシ側面と履帯、車輪類は塗装とウェザリングを先に済ませてシャーシに組み付けてしまいました。
これまでで最もハードに汚したかも。

シャーシ側面と車輪類は調合したダークイエローで、履帯はMr.カラーのメタリックカラーのダークアイアン1色で塗装しました。
ウェザリングはアクリル溶剤とパステル粉を使ったのですが、ようやくパステル粉の使い方が分かってきたように思います。
今回は転輪のエッジ部分、起動輪の歯の部分、センターガイドの転輪と擦れる部分にシルバーでドライブラシをせずに、2Bの鉛筆を使ってみました。
鉛筆、すんごくいいです!
シルバーだとちょっと明るすぎるかなと思っていたので、試しに鉛筆でやってみると鈍い金属光沢が出て、実にいい感じです。



で、車体上下を接着し、フロント上部装甲板とシャーシの溶接跡をエポキシパテで追加工作しました。
写真でも分かるとおり、今回は新たな試みとして被弾跡をつけています。
ボールマウントの左側の被弾跡は、徹甲弾が正面から当たって上に弾き飛ばした跡のつもりです(^_^;)
徹甲弾は、着弾すると装甲板を押し広げようとする力が働くのでその周囲がめくれ上がってしまいます。
今回は上に弾き飛ばしたという設定なので、めくれを上に向かってつけてみました。
やり方は、リューターで貫通しない程度に大きめの穴を開け、そこにエポキシパテをつけ、筆の反対側の円錐状の部分をグリグリ押し付けてパテを押し広げてやります。
後は微調整をして出来上がりです。
防盾の右側にもありますが、これは正面から徹甲弾を受けた跡という設定で作ってみました。
その他、リューターで削って機銃掃射を受けた跡、榴弾が当たった跡なども適宜入れています。

それとペリスコープについてですが、ここはFine Molds製の透明パーツで作られたものを使っています。
ここはどうしても透明部品を使いたかったのです。
というのも、いざ戦闘に入るとハッチは基本的に閉めるわけで、そうなると乗員はペリスコープで外部を見るわけです。
つまり、ペリスコープはいわば戦車の目と言っていい重要なものだと考えます。
高石誠氏の受け売りですが、氏がこのようなことを書かれていて、なるほど確かにそうだと思ったものです。
で、透明のペリスコープ部品の内側の鏡が貼ってある部分を白にほんのちょっとだけグレーを混ぜたもので塗装してから、ペリスコープ全体をフラットブラックで塗装しました。
ガラス面にあたる部分はもちろん塗装せずにクリアなままです。
この写真だとちょっと分かりにくいですが、ペリスコープの奥にうっすらと鏡面ぽいのがあるのが見て取れるかと思います。



予備履帯は、キットのままだと連結ピンが入ってないのに端のリベットがモールドされているということになってしまい、ピンを入れる穴も開いていません。
なので、リベットのモールドを切り飛ばし、ピンバイスを使って連結ピンが通る穴を開けてやり、そこにピンを差し込んでいます。
ピンは、いわゆる虫ピン(インセクトピン)というものを使っており、これは頭の部分がリベットのような形になっており、かつサイズも太さが約0.3mmから0.05mm刻みくらいでサイズがいろいろあり、これは実に使えます。
で、せっかくピンを通したのだから、それが分かるようにピンの頭をちょっとだけ飛び出させています笑




牽引用ワイヤーは、モデルカステンのソフトステンレスワイヤー1.0mmを使い、端の輪っかになってる部分はドラゴンのジャンクパーツの中から適当なものを探してきました。
このカステンのワイヤー、焼きなましなんかしなくても曲げたとおりに簡単に形がつくので使いやすくてオススメですね。

予備履帯は全部で8組搭載できるのですが、今回は3組と1個だけにしました。
これは、ピンバイスで連結ピンが通る穴を開けるのが面倒だったからでは決してありません(^_^;)
というか、予備履帯に連結ピンが通る穴をピンバイスで真っ直ぐに開けるのって難しくて、なかなか苦労してしまいました。

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