
ようやく完成しました。
今回は修正に次ぐ修正で、本当に完成するんだろうかと思ってましたが、なんとか仕上げました。
ウェザリングはいつものようにパステルワークです。
アクリル溶剤を筆に付けて、パステル粉を筆に取り、車体に付けていきます。
車体が暗いグレーなので、土埃は明るい色を選び、埃が溜まりそうなところに残るように溶剤の量などを調節しながら少しずつ汚していきます。
このとき、筆だけでなく太さの違う綿棒を駆使しながら付けては拭き取りを繰り返していきます。
この作業においても大事なのはイメージ、想像力ですね。
履帯が巻き上げる土埃がどのように車体を汚していくのか、どこに埃が溜まっていくのか、実際の状況を想像しながら作業を進めていきます。
このとき、あくまで1/35スケールだということを常に意識して作業を進めていきました。
単に汚しただけだと1/1の汚れになってしまいますからね。
ガッシュの基本塗装をMr.カラーのクリアー半光沢で保護していても、アクリル溶剤を付けた筆でしつこくこすると塗膜が剥がれてしまいます。
実際剥がれた箇所も多数あって、その度にリタッチを繰り返していきました。
さらに、パステルワークによってせっかく塗膜を剥がした箇所がさっぱり目立たなくなり、再度、綿棒や爪楊枝を使って塗膜を軽くこすったりする作業を繰り返し行い、かなりの時間を要してしまいました。
今まで製作してきたものに比べて、塗装とウェザリングに3〜4倍の時間と手間がかかってしまいましたね(^_^;)
にしては、出来上がったものを見るとそこまで労力を使っただけの結果がいまいち見えてこないような気がします…
現物を手に取って目を近づけてよく見れば違いははっきり分かるのですが、ちょっと目から離して見るとあまり分からないという、何とも微妙な仕上がりではあります…
ただ、基本色がジャーマングレーであるからというのもあると思いますが、ダークイエローベースの塗装だとかなり効果的なのは間違いないですね。
それに、今回塗装剥がしのやり方を実際にやってみて、重要なポイントがかなり見えてきました。
次にやるときは一気にクオリティを上げられると思います。今回は反省点だらけですが…
それにしても、ジャーマングレーは本当に難しい。
それに、パステルワークのやり方もようやく分かってきたように思います。
何事も経験ですね(^_^)
以下完成写真です。











今回はジャーマングレーの単色塗装としましたが、作っている最中にどうしても冬季迷彩のものも作りたくなってしまったので、同じキットをもう1個買ってしまいました。
アホですね。
いったいいつ作るんだろう…