about Panzerkampfwagen Models

AFVプラモ製作記です。

ハセガワ 1/48 Ju87 G-2 スツーカ タンクバスター その1

2017-11-25 09:54:54 | Ju87 G-2 スツーカ タンクバスター
Noel Gallagher's High Flying Birds のNewアルバム Who Built The Moon? が発売されましたね。
いやあ、これはいいアルバムです。oasisとは違うNoelの才能が溢れ出してる感じです。

余談はこれくらいにして、スツーカです。

プラモデル再開当初は戦車以外は作るつもりは全くなかったのですが、このブログの第1回目に出てきた職場の先輩からある映画のブルーレイを貸してもらいました。
タイトルは「空軍大戦略(原題:Battle of Britain)」。
どういう映画かというと「無説明でダンケルク敗北シーンから始まり、ドイツ軍の圧倒的戦力見せつけられ、解説なしで英本土上陸作戦の準備が進んでいて、爆撃されたり撃退したりとかする映画(by モリナガ・ヨウ)」です。
さっぱり分かりませんね笑

大戦当初、フランスを占領したドイツ軍はイギリス侵攻を計画します。
その第1段階としてイギリス空軍基地、飛行場を徹底的に爆撃して使用不能にして制空権を取り、その後、地上部隊がイギリスに上陸する計画だったようです。
当初は作戦は順調に進み、イギリス空軍はかなり酷い損害を受けてしまい、相当ヤバイ状況に陥ったらしいです。
ところが、ドイツの爆撃機ハインケルの1機がコースを間違えて、誤ってロンドンに爆弾を落としてしまいます。
その報復としてイギリス空軍はベルリンの空爆を行うのですが、これに激怒したヒトラーはロンドン空爆を命じます。
で、ドイツの爆撃機の大部隊がロンドン空爆を行うわけですが、イギリス空軍に対する攻撃は手薄になってしまい、その間にイギリス空軍はパイロットを集め、体制を立て直し、スピットファイアの大編成を組織してドイツ空軍を撃退し、ドイツのイギリス侵攻は失敗に終わってしまいます。

さて、この映画の最大の見所は、ほとんどの飛行機が実機を使用しているということですね。
イギリスの戦闘機スピットファイア、ドイツの爆撃機ハインケル、戦闘機メッサーシュミット、全部本物だそうです。
大編成のハインケルの編隊が飛んでいく様は、まさに壮観です。
ぶっ飛んで攻めてくるメッサーシュミットのカッコイイのなんのって。

なお、急降下爆撃機のスツーカは、イギリスのレーダー基地を爆撃する場面でちょっとだけしか出てこず、しかも実機を用意できなかったことからスツーカだけはラジコンを使ったとのことです。

スピットファイアは、なぜか全く惹かれません(^_^;)

で、俄然戦闘機に興味を持ち始めたところ、例の先輩が「資料ならいっぱいあるよ笑」と言って、まあたくさんの本を貸してくれました。
いろいろ見ていくと、最も好きなのはスツーカでした。
しかも、両翼の下に37mm機関砲を装備して対戦車攻撃に特化したG-2というタイプが最もカッコイイと思い、これを作りたくなってしまいました。
ハンス・ウルリッヒ・ルーデルというとんでもないエースパイロットもいましたし。



飛行機のキットなんて中学生以来作ってないので、全くの初心者です。
まずはハセガワのキットを組むことにしました。

戦車とは違い、合わせ目を消す部分が結構あるし、意外と細かいバリも多くてパーツの修正に時間がかかります。
さらに、組み立てと塗装の手順をあらかじめ考えてから作業に取り掛からないといけないので、まずはじっくりと説明書を熟読していきます。
部品点数も少ないので楽に組み立てられると思っていたら、なかなかそうはいかなかったですね。



慎重に仮組みをしながら組み立てを進めます。

ある程度組み立てが進んだところで、塗装作業に入るわけですが、こんな感じになってます。



これから、塗装と組み立てを同時進行で進めていきます。


タミヤ 1/35 3号戦車N型 その5

2017-11-10 14:49:39 | 3号戦車N型
途中、かなり間が開いてしまいましたが、完成です。



雪をどう表現すればよいか考えた結果、以下の道具を使いました。



タミヤの情景テクスチャーペイント粉雪ホワイトです。
いやあ、今は便利なアイテムがたくさんあって、本当に助かりますよね。

イメージとしては、戦場となったロシアの雪原を高速で走り回っていたという感じです。
記録写真なんかを見ると、履帯に雪がかなり詰まってますし、転輪にも雪がこびりついている様子が窺えますので、そのイメージでいくことにしました。

さて、情景テクスチャーペイントですが、何度かテストしてみたところそのままでは粘度が高すぎるので、アクリル溶剤を少しだけ混ぜて、粘度を下げます。
トロトロにし過ぎても良くないので、そこはいい塩梅のところで加減をして、調色スティックの平らな部分をヘラにして履帯に塗りつけていきます。
最初は慎重に少量ずつ塗りつけていったのですが、途中からはかなり多めの量を一気にこすりつけていくようにしました。
こういうのは、適度に大胆にやった方がよいみたいですね。
奥のスティックが届かない部分は、爪楊枝の先端を斜めにカットしたものを使って塗りつけていきます。

余談ですが、爪楊枝って、ものすごく便利なアイテムですよね。
エポキシパテを使って溶接跡をつけたり、エッチングパーツにゼリー状の瞬間接着剤を塗りつけたり、ほかにも塗装剥がしやウェザリングで小さな点を描いたりと実に使い勝手がよい。
おまけに圧倒的に安い。素晴らしすぎます!

その後、半乾きの状態になるまで待ち(10分くらいか)筆で余分な部分を落としていきます。
つけすぎた部分は爪楊枝で簡単にボロっと取れてくれます。
完全に乾いてしまうとカチカチになってしまうので、半乾きの状態で作業を終わらせるのがベターですね。
しかし、これだけ雪まみれにしてしまうと、履帯がベルト式なのか連結式なのかなんてどうでもよくなりますね(^_^;)

そして、車体下部や転輪、起動輪、誘導輪にも雪がこびりついた様子を再現していきます。

アンテナは、RB Modelの真鍮製ドイツ軍2mアンテナを付けました。
今回のディティールアップはこれだけです。

最後に、気になった部分のタッチアップを行い、エナメルのフラットブラックとレッドブラウンを適当に混ぜたものを使ってチッピングを少々描き入れ、2Bの鉛筆でエッジ部分に少々金属光沢を入れ、ようやく完成です。

今回はというか今回もですが、なかなか悩みましたね。
やはり、大事なのは完成形のイメージをしっかり持つということなんだろうけど、今回の雪は、塗装しながら思いついたんですよね。
最初から完全なイメージを持つよりも、作りながらイメージを固めていくという方が僕には向いているのかなと。

















次は飛行機を作ります。えっ?


タミヤ 1/35 3号戦車N型 その4

2017-11-04 16:29:19 | 3号戦車N型
プラモデルが作れない日々が数週間続いたせいで、3号戦車もこのブログも放置してました(^_^;)

で、ようやく再開したわけですが、泥の表現をどのようにするか考えて、Mr.カラーのウェザリングペーストのウェットクリアーにパステル粉を混ぜて、車体側面下部に塗ったくってみました。
これ、乾くとつや消しになってしまいます。
濡れたツヤを出すには、乾いた後にこのウェットクリアーのみを塗るのが良いみたいです。
塗り重ねるほどツヤが増し、濡れた感じが出てきます。

やはりポイントは、塗った後、半乾きくらいの状態で薄め液を付けた筆で適度に落としていくことかと思います。
ここで、どうしても筆の跡が残ってしまうので、うまくそれを生かしながら落としていき、それらしく仕上げていきます。



こんな感じになったのですが、どうでしょう?
あまりツヤは出さなかったのですが、あまりテカテカし過ぎているのもどうかと思い、この辺でやめておきます、

あらかじめ車輪はウェザリングカラーのグランドブラウンでウォッシングしておきました。
履帯は、車体側面に塗ったのと同じパステル粉プラスウェットクリアーを塗りつけ、乾いたらエッジ部分は筆でこすって落としておきます。
さらに、センターガイドの転輪と当たる部分、転輪と接する部分を鉛筆でこすって金属光沢を出しています。



履帯の緩みは、車体側面に1mmのアルミ棒を突き刺して押さえています。
こうやって見ると、ベルト式履帯でも悪くはないですね。

車外装備品の塗り分けも終わり、最終的に履帯と車輪にも泥表現を施してウェザリングの仕上げをしようかと思ったのですが、ここで、ちょっと気が変わってきました笑
というのは、冬季迷彩で冬に東部戦線で戦った車輌なんだから、汚れとしてはやはり雪ですよね。
記録写真を見ると、履帯ってけっこう雪が詰まってますし、車輪にもこびりついてますよね。
というわけで、履帯、車輪に雪表現をしたいと考えています。

どうやるかはこれから考えます笑