about Panzerkampfwagen Models

AFVプラモ製作記です。

ドラゴン 1/35 3号突撃砲G型 中期型 その2

2017-01-06 18:33:28 | 3号突撃砲G型、B型
デカールを貼り、ウェザリングを施して完成です。



今回は、初めてのやり方をいろいろと試しました。

まず、スミ入れとウォッシングは、クレオスのMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを使って一度で済ませま
した。
これ、タミヤのスミ入れ塗料に比べると若干濃く、スミ入れには専用うすめ液である程度薄める必要がありました。
逆に言えば、濃さを調整して自分なりの使い方もできるということなので、今後いろいろ試してみたいと思います。
うすめ液もカラーも、ほとんど匂いがないというのは実にいい点ですね。
一応、エナメル系の塗料らしいですが、タミヤのような石油系の匂いが全くしません。

その後、塗装剥がれ傷を1つ1つ面相筆で描き込んでいきます。
使ったのはタミヤのエナメル塗料で、ジャーマングレーとレッドブラウンを適当に混ぜて、塗料がはがれて錆びが出
ている感じを表現したつもりです。

面相筆で描き込む際、傷の形、大きさ、傷ができる場所、傷の数や他の傷との関係、全体のバランス、規則的になら
ない傷のパターンなどなど、注意する点が山ほどあるのですが、描いているうちに集中力がなくなってきて、適当に
なってきています…
3時間ほどかけて一気に描いていったのですが、やはり何度かに分けてやった方がいいかも。



傷を描いた後、タミヤのアクリル溶剤で溶いたパステル粉(適当に混ぜて錆色っぽくしたもの)を、ランダムに傷の
上にのせていきます。
やりすぎないように注意が必要です。

その後、足回りのウェザリングです。
今回は、上に書いたようにパステル粉を使用しました。
タミヤのアクリル溶剤で溶いたものを筆でランダムに車体下部、転輪等に擦り付けていきます。
完全に乾燥してしまうと取れにくくなってしまうので、半乾きの状態で、溶剤のみを付けた筆や何も付けてない筆で
軽くこすり、パステル粉を適当に落としていきます。

後部排気管にも同様にパステル粉を擦り付けて錆びを表現します。



もっと複数の色を使ってやった方が良かったかもしれないですね。
あと、付け方が適当すぎるかも。

履帯も基本的に同じやり方をしました。
履帯は、錆びの感じも欲しかったので若干濃いめの茶色を使いました。
アクリル溶剤で溶いたパステル粉を塗りたくって完全乾燥1歩手前くらいで、乾燥した筆でパステルを落としていき
ます。
このとき、凹部にはある程度残し、凸部のみ擦っていくようにします。
で、筆で擦れることによって、軽く吹いたメタルカラーの金属光沢が出てくるはずだったのですが、本当に軽くしか
吹き付けてなかったので、期待通りの金属光沢が出てきませんでした(苦笑)
なので、後からシルバーで軽く凸部のみドライブラシをかけたのですが、使ったシルバーが明るすぎますね…

その後、アクリル溶剤で溶いた錆色のパステル粉を雨だれの表現として面相筆で数カ所書き込み、本当に軽く車体の
角の部分とかにちょびっとだけドライブラシをかけました。
ティーガー1を製作したときはドライブラシをかけまくったのですが、まったく違うやり方ですね。
今後は、この方向性でやっていこうと思います。















シュルツェンなしもカッコイイですね。
取り外しができるようになってます。

次からはパンターの製作に入ります。




ドラゴン 1/35 3号突撃砲G型 中期型 その1

2017-01-03 14:36:43 | 3号突撃砲G型、B型
初めて海外製のキットを製作します。
ドラゴンの1/353号突撃砲G型 中期型ですが、このキットは1943年12月生産タイプだそうです。
月ごとにバリエーション出されても細かすぎてもうよく分かりません(苦笑)



初めての海外キットでもあり、組み立て式の連結履帯(マジックトラック)も初めてなので、かなり慎重に
作業を進めていきました。
全体的な印象としては、パーツ数が多くてやたらと細かい部品が多い(これでスマートキット?)、繊細な
モールドが施されており、各パーツの合わせもバッチリで非常に精度が高いキットだと思いました。
プラスチックの素材はタミヤより若干柔らかめかな。

というわけでサクサクと製作を進めていければよいのですが、パーツ数が多いということは、その分パーテ
ィングラインを消す作業も多く、ひたすらヤスリをかけていたという印象が強い。
それでも20日程度で組み立てを終えました。



初めてマジックトラックを組んだのですが、思ったよりスムーズに組めましたね。
ちょっと弛ませすぎか。
説明書では片側98コマと指示されていたのですが、実際に組むとそれでは多すぎで2コマ抜いて96コマ
で組みました。
あと2コマ程度抜いて94コマでもよかったかも。
画像は組んだ状態ですが、転輪、起動輪、誘導輪ははめこんでいるだけで接着はしていません。

このマジックトラック、最初はどうやって組んだらよいのか分からなかったのですが、ネットでちょっと検
索すればいくらでもそのやり方が出てきます。
僕が組んだやり方は、粘着力を落とした両面テープを台の上に貼り、そこに1コマずつ並べていって、規定
数並べたら流し込みタイプの接着剤を接合部分に流し込み、接着剤が半乾きの状態で車体に巻きつけるとい
うやり方です。
思ったよりスムーズに組めたのですが、次回組むときは、リモネン系の流し込み接着剤を使おうと思います。
リモネン系の方が硬化に時間がかかるので、より余裕を持って作業が行えるのではと考えています。




アルミ板のシュルツェンは実に薄くて素晴らしいですね。
また、やたらと精密というか高解像度で、1/16ティーガーよりはるかに精密で細かい再現がなされていると
感じます。

塗装は、エアブラシを使った迷彩塗装を初めて行いました。
クレオスのMr.カラーを使用して、影色としてオリジナルのチャコールグレーを影になる部分と車体下部に吹
きつけます。
チャコールグレーは、タイヤブラックとマホガニーを1:1で調合したものです。

履帯も、このチャコールグレーを基本色としますので同時に吹き付けます。
なお履帯は、チャコールグレーの上から、メタルカラーのダークアイアンを軽く吹き付けました。
こメタルカラーが後のウェザリングで生きてきます。

次にダークイエローの基本色を全体に吹き付けます。
このダークイエローもオリジナルで、フラットホワイトとサンディブラウンとダークイエローを1:1:1
の割合で調合したものです。
要は1瓶丸ごと放り込んで作っているので、いつでも同じ色を作ることができます。
最後に、このダークイエローにフラットホワイトを若干混ぜて薄くしたものを、天板など上を向いている部
分に軽く吹き付けて基本色のダークイエローの塗装は完了です。

で、グリーンとブラウンの迷彩を施すのですが、これはかなり迷いました。
箱絵のパターンはあまり好きではないし、そもそも細かすぎて初めて行うにしては難易度が高そうですし。
というわけで、かなり大まかなパターンで行うことにしました。



で、こんな感じに仕上がりました。
一部塗料が濃くなりすぎていたりしています (^_^;)

ブラウンは、レッドブラウンにダークイエローを20〜30パーセント混ぜたものを使い、グリーンは、
オリーブグリーンに暗緑色(三菱系)というのを適当に混ぜ(10〜20パーセントくらい)たものに
さらにダークイエローを20〜30パーセント混ぜたものを使いました。
色の調合は、試し吹きをしながら感覚的に混ぜて作ったものです。

迷彩のパターンは、頭の中にイメージを作って、まずはブラウン、次にグリーンをフリーハンドで一気
に吹き付けました。



初めてにしては上出来ではないでしょうか。

塗料の調合に関しては、僕がよく見させてもらっているプラモ製作のブログで紹介されていた調合を真
似させてもらいました。
なかなか、市販の色のみでは求める色ってないですよね。

初のドラゴンキットの組み立て、なかなか細かくて苦労しましたが完成後の精密さを見るとそんな苦労
も忘れてしまいます。
しかし、あの組立説明書はもう少し何とかならないんでしょうか。
間違いや抜けが多すぎる。
ドラゴンのキットは、説明書に間違いが隠れているということを前提に製作を進めていかなければなら
ないという、変なスキルを必要とするんじゃないでしょうかね。

あとは細部の塗り分けとウェザリングですね。


タミヤ 1/35 3号突撃砲B型

2017-01-01 21:09:54 | 3号突撃砲G型、B型

1/16RCティーガー1を手に入れたのはいいのですが、30年振りにいきなりこれを製作するのはためらわれたので、リハビリも兼ねてタミヤの1/35 3号突撃砲B型を製作しました。
久しぶりにプラモを買うと、この30年でいろんなことが変わっているのに驚きます。
まずキットの価格が高騰していること。1/35MMシリーズなんて、大抵の戦車が1000円ちょっとで買えていたのに、当時から比べると価格比3〜4倍といったところでしょうか。
また、スミ入れやウェザリング専用の塗料やそれらのセットもの、あらかじめスポンジが貼り付けてあるペーパーなど、便利な道具がやけに増えています。
とりあえずキットと必要なニッパー、ヤスリ、ペーパー、接着剤、塗料、筆などを購入して製作しました。
最初からエッチングパーツなんてのも入っていて驚きです。



で、中学生のころの知識のみで製作しました。
あ、製作したのは2016年8月です。
塗装はすべて筆塗り、説明書の指示どおりにタミヤエナメル塗料を選んで塗装し、タミヤアクリル塗料を溶剤で溶いてスミ入れとウォッシングを行い、適当にドライブラシを当てて完成です。
カラーモジュレーションなんて全くなしのジャーマングレーのベタ塗りです。
何というか、今見ると反省点だらけ少々恥ずかしいのですが、その当時はかなり満足したのを覚えてます。
30年のブランクって、あまり感じないものですね。