E社でインターンをはじめて3日目くらいのある日、いつものように朝8時ごろに出社すると、会社の正面玄関で私のすぐ後ろにいた人物と目が合いました。 E社に知り合いはいないはずですが、相手も目で「こいつ見たことあるやつだな、でも誰だろう」と語っているのがわかったので、猛烈な勢いで考えてみたところ、1秒後くらいに、「留学前に勤めていたA社(コンサルティング会社)のシアトル事務所のマネジャーで、昨年シカゴで受講したマネジャー・トレーニングで一緒のクラスだった奴」というところまで思い出せました。どうやら向こうもそこまでは思い出していたようで、その場で、お互い再度自己紹介をしました。彼は、E社の基幹系ITプロジェクトに参画していて、かれこれ4-5ヶ月の間、毎週シアトルから「痛勤」しているそうです。 世の中は狭いものです。その場では、「今度一杯やりつつ情報交換しよう」と言って別れました。
10週間ほど経って、ようやく彼の時間に余裕があるというので、仕事の後、オフィスからクルマで5分ほど離れたイタリアンレストランチェーンのBertucci's(Pizzaは旨いのだが、Pastaは... ノーコメント)で「情報交換」ミーティングとあいなりました。私は卒業後の落ち着き先として、ボストンと並んでシアトルも候補地として考えているので、現地のjob market、生活全般の話などを尋ねました。 シアトルを候補地として考えているのは、アジアに近い、アジア人が多い、(あとスキー場に近いのも大きい)といった事情の他、就職先として興味のある某社がここを本拠地としているというのが大きいのですが、彼のA社での同僚で、昨年我々と同じトレーニングを受けていた人物が、今はその某社に転職しており、resumeを渡したければ取り次いでくれるというではありませんか。 この会社のインサイダーの知り合いは日本ではいるのですが、米国本社では居なかったので、9月に入って新たなインターン(F社、週1日)を開始したらそれをresumeに追記してすぐにresumeを彼に送ることにしました。
サマー・インターン探しで痛感したことですが、resumeを希望する企業の人に見てもらうためには、インサイダーとの個人的な繋がり(Alumniなどの紹介とか)がないと難しいのがアメリカでの就職です。(今まで転職したことがないので日本でも事情は似たようなものなのかどうかよくわかりませんが) このシアトルの某社も、なんとかインサイダーにresumeを渡せるところまではいけそうなことがわかったことはこのミーティングの大きな収穫でした。
だらだらと長く書いてしまいましたが、何を言いたかったのかというと、ネットワーキングは面倒くさがらずに、地道に拡げる努力が重要だということです。①世の中は意外と狭い。②誰がどこで何とつながっているかわからない。のです。
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