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デルタ・ブルースの大物達

2008年11月14日 | ギター
デルタ・ブルースといえばロバート・ジョンソンが有名ですが、その先輩にあたるのがサン・ハウスであり、さらに先輩がチャーリー・パットンになります。
チャーリー・パットンなどは、音源が残っている最も古い時期のブルースマンの一人ではないでしょうか。

このアルバムはサン・ハウスとチャリー・パットンが同時に楽しめるアルバムで、録音は1930年、なんと昭和5年です。
そのような時期から既にこんな音楽があったのだから驚きです。

2人の歌とギターは泥臭いながらも力強く、非常に魅力的です。
サン・ハウスは1960年代にも素晴らしい録音を残しているのですが、このアルバムはまだ若い頃なので声がパワフルです。
チャーリー・パットンの曲はリズムが独特かつ豪快で迫力があり、アメリカ南部ミシシッピ・デルタの雄大な大地(行ったことがないのであくまで想像)を思い起こさせます。
2人のような演奏ができればいいなと思うのですが、運指というより「ノリ」が全く真似できません。

このアルバムは前述の2人のほか、女性シンガー・ピアニストのルイーズ・ジョンソン、パットンの仲間ウィリー・ブラウンの曲も収録されており、とてもお得なアルバムなので、戦前デルタ・ブルースに興味がある人は是非聴いてみるといいです。

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